馬伝染性貧血診断用寒天ゲル内沈降反応抗原
2025/03/18
品名 | 馬伝染性貧血診断用寒天ゲル内沈降反応抗原 |
---|---|
一般的名称 | 馬伝染性貧血診断用沈降反応抗原 |
承認年月日 | 1:1978/06/09 2:1987/10/31 |
---|---|
承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | |
有効期間 | 1年間 |
添付文書 |
主成分 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 馬伝染性貧血診断用寒天ゲル内沈降反応抗原 | ||||
2 | 抗馬伝染性貧血ウイルス血清 |
包装単位 | 抗原1本(40例分0.5mL,80例分1.0ml,120例分1.5ml) 指示血清1本(40例分1.0ml,80例分2.0ml,120例分3.0ml) |
---|
使用禁止期間 | |
---|---|
休薬期間 | |
効能効果 | 寒天ゲル内沈降反応による馬伝染性貧血の診断 |
用法用量 | 1.寒天平板の作り方 0.8gの寒天(Agar Noble)、0.1gのアジ化ナトリウム、100mlの生理食塩液を順次 加えて沸騰水中で溶解させます。この寒天溶液4.5mlを、あらかじめ1%寒天溶液(蒸留 水に溶解してある)を塗布し乾燥してあるスライドグラス(2.6×7.6cm)上に静かにのせて (厚さが約3mmになる)、凝固させます。十分凝固したところで、直径5mmの穴を中心に 1個と、これから3mmの距離で等間隔に周囲に6個あけます。スライドグラスを用いた1枚 の寒天平板上にこのような穴の組合わせが3組までできます(図参照)。 2.使用法 寒天平板の中心の穴に抗原の0.05mlを、その左右対称の2個の穴にそれぞれ添付の 指示血清の0.05mlを、残りの4個の穴に各被検血清の0.05mlをみたします(図Aの試料 をみたす位置参照)。各試料をみたした寒天平板は、湿度を保てる容器内に水平に静置し、 常温(15~25℃)で反応させます。 3.判定 判定は次により行います。 1)陽性 抗原と被検血清との間に、抗原と指示血清との間に生じた沈降線(以下標準沈降線 という)と融合する沈降線を生ずるもの(図Bの1参照)。 2)陰性 抗原と被検血清との間に標準沈降線と融合する沈降線が見られず、標準沈降線が外反 して当該血清を注入した穴に接近しているもの、または突きあたっているもの(図Bの2、 3、4および図Cの3、4参照)。 3)疑陽性 上記1)および2)に該当しないもの(図Cの1および2参照)。 判定は反応後24時間から48時間で行なって下さい。ただし反応の微弱なものについ ては96時間まで観察して下さい。 |
使用上の注意 | 【使用および取扱い上の注意】 1.寒天平板はなるべく新しいものを用い、穴は直角にあけて下さい。 2.抗原および指示血清は常に低温に保ち、直射日光をさけて下さい。 3.抗原および指示血清は開封前によく振って均一にして下さい。 4.抗原および指示血清は開封後はすみやかに使用して下さい。 5.抗原および指示血清はごく微量を用いますので、マイクロピペットまたはパスツールピ ペットを使用して下さい。 6.被検血清が伝貧ウイルスを含有している危険性がある場合は、56℃30分間の加温 処理をしてから用いて下さい。 【判定上の注意】 1.抗原および血清を他の穴に滴下したり、あふれさせたりした場合は判定から除外して 下さい。 2.判定は標準沈降線が明瞭に出現し、反応が十分であることを確かめてから行って下さい。 標準沈降線が認められない場合は判定してはなりません。 3.抗原と被検血清との間に沈降線は形成されないが、標準沈降線がわずかに内側に曲 がりこんで当該血清を注入した穴に突きあたるものが認められます。これは非常に弱 い抗体反応と考えられ、疑陽性と判定します(図Cの1参照)。 4.標準沈降線が中途で切れ、抗原と被検血清との間に不明瞭な帯状の幅広い反応を生 ずることがあります。このような反応は強陽性の場合が多いが、陽性として確認できな いときは疑陽性とします(図Cの2参照)。 5.ごくまれに標準沈降線と融合しない沈降線を生ずることがあるが、これは伝貧とは無関 係の非特異反応なので陰性と判定します(図Cの3参照)。 |
貯蔵方法 | 2~5℃の冷暗所に保存して下さい。 |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
---|---|
反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |