アモキシシリン10%可溶散「明治」

2025/07/08

品名 アモキシシリン10%可溶散「明治」
一般的名称
承認年月日 1:2008/09/17
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2025/04/01
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 明治アニマルヘルス株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 抗生物質製剤
規制区分 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間 3年間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量 抗菌剤の系統大分類 抗菌剤の系統中分類 抗菌剤の系統小分類
1 アモキシシリン水和物 100mg(力価)/本品1g中 ペニシリン系 ペニシリン系 アモキシシリン
包装単位 100g、500g、1㎏、5㎏、10㎏、20㎏
使用禁止期間 牛(生後5月を超えるものを除く) : 食用に供するためにと殺する前10日間

豚 : 食用に供するためにと殺する前5日間

鶏(産卵鶏を除く。) : 食用に供するためにと殺する前5日間
休薬期間
効能効果 有効菌種 ブドウ球菌、連鎖球菌、ボルデテーラ、パスツレラ、大腸菌、ヘモフィルス、アクチノバシラス プルロニューモニエ

適応症  牛:肺炎、大腸菌による下痢症 

     豚:肺炎、大腸菌による下痢症 

     鶏:大腸菌症
用法用量 [飲水添加]

1日量として体重1㎏当たり、下記の量を飲水に溶かして、1日に1~2回経口投与する。

牛(生後5月を超えるものを除く。):

 肺 炎:アモキシシリンとして1日量3~10mg(力価)

 大腸菌による下痢症;アモキシシリンとして1日量5~10mg(力価)

豚:アモキシシリンとして1日量3~10mg(力価)

鶏(産卵鶏を除く。):アモキシシリンとして1日量10~50mg(力価)

[飼料添加]

1日量として体重1㎏当たり、下記の量を飼料に混じて、1日に1~2回経口投与する。

牛(生後5月を超えるものを除く。):

 肺 炎:アモキシシリンとして1日量3~10mg(力価)

 大腸菌による下痢症;アモキシシリンとして1日量5~10mg(力価)

豚:アモキシシリンとして1日量3~10mg(力価)

鶏(産卵鶏を除く。):アモキシシリンとして1日量10~50mg(力価)
使用上の注意 (基本的事項)

1 守らなければならないこと

【一般的注意】

(1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

(2)本剤は効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。

(3)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(4)本剤の使用に当たっては、治療上必要な最小限の期間の投与に止めることとし、週余にわたる連続投与は行わないこと。

(5)本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。

【使用者に対する注意】

(1)飼料等に混合する際は、マスク等を着用し、粉じん等を吸い込まないよう注意すること。

(2)本剤はβ‐ラクタム系の抗生物質であるので、同系薬に対し過敏症の既往歴がある方は使用しないこと。

【取扱い及び廃棄のための注意】

(1)飲水投与の場合は用時調製し、よく攪拌してから経口投与すること。

(2)本剤を飲水投与する場合、本剤の賦形剤が飲水中に存在するカビ等の栄養源となり、給水パイプ等の詰まりの原因になるおそれがあるので、投薬は短時間(2~3時間)で行い、投薬後は速やかに清水を流すこと。また、薬剤投与に用いたタンクも十分に掃除すること。

(3)小児の手の届かないところに保管すること。

(4)本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。使用後は密封して保存すること。

(5)使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

(6)本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2 使用に際して気を付けること

【使用者に対する注意】

(1)誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。

(2)過敏症反応を含め、使用者の身体に何らかの異常が認められた場合には、ただちに使用を中止し、すぐに医師の診察を受けること。

【対象動物に関する注意】

(1)副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

【対象動物の使用制限等】

(1)本剤はβ‐ラクタム系の抗生物質であるので、同系薬(ペニシリン等)に対する過敏症の有無を調べ、陽性動物や既往歴のある動物には使用しないこと。

【重要な基本的注意】

(1)本剤はペニシリナーゼ産生菌には通常奏効しないので、この場合は他の薬剤を使用すること。

(2)本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の投与に止めること。

【副作用】

(1)過敏症反応(ショック、発熱、発疹、蕁麻疹等)があらわれた場合は、ただちに投与を中止し、すぐに獣医師にかかること。強心剤、気管拡張剤、昇圧剤、抗ヒスタミン剤やコーチゾン等の投与及び輸液、人工呼吸等、症状に応じた適切な処置を行うこと。
貯蔵方法 気密容器
備考 ・承継(R7.4.1付):株式会社 科学飼料研究所→明治アニマルヘルス株式会社
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰