ハッチパック アビニュー
2025/03/18
品名 | ハッチパック アビニュー |
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一般的名称 | ニューカッスル病生ワクチン |
承認年月日 | 1:2010/04/22 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2010/06/30 2:2011/07/01 3:2014/05/30 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後3年3カ月間 |
添付文書 |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 発育鶏卵培養弱毒ニューカッスル病ウイルス VG/GA 102589株 | 10(9.7)EID(50)以上/凍結ワクチン1バイアル(15,000羽分) |
包装単位 | 最終バルクを5mL容量のアンプルに4.5mL(15,000羽分)ずつ分注して凍結する。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 鶏のニューカッスル病の予防 |
用法用量 | アンプル中の凍結ワクチンを速やかに融解し、以下の3種類の経路から一つを選択して鶏に投与する。 1)飲水投与 融解したワクチンを適量の飲用水に懸濁した後、更に日齢に応じた量の飲用水に溶かして飲水投与する。 2)噴霧接種 融解したワクチンを滅菌精製水(日局)に懸濁し、噴霧量、噴霧時間、噴霧粒子の大きさなどを調整し、鶏舎を密封状態にして、噴霧する。 3)点鼻あるいは点眼接種 融解したワクチンを滅菌精製水(日局)に懸濁し、1滴(0.03mL)1羽分となるように調製し、点鼻又は点眼する。 |
使用上の注意 | 【一般的注意】 (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・指示により使用すること。 (2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 【使用者に対する注意】 (1)誤って人に接種した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って接種された者は、必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。 本剤の成分の特徴 __________________________________________ 微生物名 人獣共通感 微生物の アジュバントの 染症の当否 の生死 有無 __________________________________________ ニューカッスル病 当 生 無 ウイルス __________________________________________ 本ワクチンの対象疾病は、人獣共通感染症であるが、本ワクチン株は弱毒されている。 本剤に関するお問い合わせは下記までお願い致します。 ワクチノーバ株式会社 ワクチン相談窓口 〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目24番8号 TEL:03-6895-3710 FAX:03-6895-3711 (2)使用時には防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 (3)本剤に含有されるウイルスは人に対して結膜炎を惹起するので、使用時には十分注意すること。 【鶏に対する注意】 1制限事項 (1)本剤の投与前には健康状態について検査し、重篤な疾病を認めた場合は投与しないこと。 (2)対象動物が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中又は治癒後間がないもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・他のワクチン投与や移動などによりストレスを受けているもの。 (3)本剤の投与後、激しい運動は避けること。 (4)本剤の投与後、温度管理等に十分注意し、移動などのストレスを与えないこと。 2副反応 (1)副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (2)本剤の投与により軽度の呼吸器症状又は軽度の涙目が認められる場合がある。 3相互作用 (1)本剤には他の薬剤を加えて使用しないこと。 (2)本剤投与後24時間は、対象鶏への投薬や消毒剤の使用は避けること。 (3)本剤と鶏伝染性気管支炎生ワクチン製剤又は鶏伝染性喉頭気管支炎生マワクチンを同時に投与すると、ウイルス間の干渉作用により本剤の効果が抑制されることがあるので1週間以上の間隔をあけること。 4適用上の注意 (1)本剤は定められた投与経路を守って使用すること。 (2)本剤の投与方法には、飲水投与法、点眼、点鼻及び噴霧接種法があるので、以下に示す各投与法の注意事項を守って正しく使用すること。 (3)あらかじめ凍結ワクチン融解用の十分量の清潔な微温湯を用意すること。 (4)凍結ワクチンは液体窒素容器から取り出し、直ちに用意した微温湯に浸すこと。 (5)アンプルを軽く振りながらワクチンを融解し、完全に融解したら微温湯から取り出し、アンプルの表面から紙又は布で水分をふき取ること。 (6)アンプルを切り、ワクチンを注射器で静かに吸引し、溶解用液容器へゆっくり注入すること。 (7)本剤調製時には、清潔な用具を使用し、各々の投与法に定められた方法に準じて均一なワクチン溶液とし、雑菌などを混入させないようにすること。 (8)本剤の溶解及び投与は直射日光を避けて、涼しい場所で行うこと。 (9)移行抗体の高い個体ではワクチン効果が抑制されることがあるので、幼弱なひなへの投与は移行抗体が消失する時期を考慮すること。 (10)同一鶏舎の鶏には同時に投与すること。 4-1飲水投与する場合 (1)鶏に均等にワクチンを投与するために、全部の鶏が均等に飲めるように十分な給水器を準備すること。 (2)鶏に均一にワクチンを投与するために、ワクチン投与前の2~3時間絶水し、日齢・気温に応じてワクチン溶解用液を1~2時間で飲み終える量に加減し、ワクチン液が完全になくなってから通常の飲水にもどすこと。 (3)本剤は生ウイルスを用いているので、給水投与に使用する飲水器は塩素を含まないきれいな冷水で洗浄すること。 (4)本剤の溶解及び希釈時には、金属容器は使わず、プラスチック容器を使用すること。 (5)希釈する飲用水への塩素剤、飲水消毒剤等ワクチンウイルスに害のある薬剤の混入は絶対に避けること。 (6)飲用水は、清水、井戸水などを用いること。やむを得ず水道水を使用する場合には、煮沸、汲み置き(一夜放置)又はチオ硫酸ナトリウム(ハイポ)0.01~0.02%(水1Lに対して0.1~0.2g)を添加することにより残留塩素を除去した後、使用すること。 4-2噴霧接種する場合 (1)噴霧器は消毒薬を含まないきれいな冷水で洗浄すること。 (2)噴霧接種する前に、あらかじめ噴霧量、噴霧時間、噴霧粒子の大きさ等を調整し、最適条件で使用すること。 (3)噴霧接種する際には、噴霧粒子が空中に浮遊する間はなるべく鶏舎内の空気の流れを停めて、鶏舎外への流出を防ぐこと。ただし、夏期には舎内温度が過度に上昇しないように注意すること。 (4)噴霧接種により、他の鶏群が噴霧粒子を吸入するおそれがあるので、隔離などの処理をして十分に注意すること。 (5)長時間にわたる噴霧は噴霧口の温度が上昇し、効力低下を招くので注意すること。 4-3点鼻又は点眼接種する場合 (1)点鼻又は点眼に用いる器具は、適切な投薬器を使用すること。 (2)ワクチンを接種する際には、鶏を保定する手指を消毒し、鶏の眼に触れないこと。 (3)投薬器の先端部が、鶏の眼瞼に接触すると、菌の二次感染の原因になるので注意すること。 (4)点鼻又は点眼時には、1羽当たり1滴ずつ確実に点鼻又は点眼し、ワクチン液が鶏の鼻孔あるいは眼に吸収されるのを確認すること。 【取扱い上の注意】 (1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 (3)本剤の溶解は使用直前に行うこと。 (4)溶解後は速やかに使用すること。 (5)開封時にアンプルの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 (6)アンプルは、破裂するおそれがあるので強い衝撃を与えないこと。 (7)一度融解したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (8)使い残りのワクチン及び使用済の容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 (9)液体窒素取り扱い上の注意 1)液体窒素容器は密閉すると内圧が高まり爆発するおそれがあるので、密閉しないこと。 2)液体窒素は常に気化し、容器から窒素ガスが流れ出て酸欠の原因になるので、保管室の換気を行うこと。 3)液体窒素は超低温なので、皮膚に触れると凍傷を起こすことがある。容器は傾けたり、転倒させないように気を付け、取り扱いには革手袋やカバー付き長靴を着用すること。 4)液体窒素の補充やワクチンの移し替え時には、アンプルの破裂による負傷を避けるため、長袖の衣類のほか必ず防護マスクや革手袋を着用すること。 【保管上の注意】 (1)小児の手の届かないところに保管すること。 (2)直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。 (3)凍結アンプルを保存している液体窒素容器内の液体窒素の液面はアンプルがつかる程度に常に保つこと。 |
貯蔵方法 | 液体窒素(-196℃)容器内 |
備考 | ・承継(H22/6/30)メリアル・ジャパン株式会社→株式会社ゲン・コーポレーション ・承継(H23/7/1付け)株式会社 ゲン・コーポレーション→ワクチノーバ株式会社 ・承継(H26/5/30)ワクチノーバ株式会社→メリアル・ジャパン株式会社 ・社名変更(H29.12.1)メリアル・ジャパン株式会社→べーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質有り |
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反芻動物由来物質原産国名 | アメリカ合衆国、ニュージーランド |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |