ヨーネライザ・スクリーニングKS

2025/03/18

品名 ヨーネライザ・スクリーニングKS
一般的名称
承認年月日 1:2011/01/17
承認区分 体外診断用医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 共立製薬株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 生物学的製剤
規制区分
有効期間 1年間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
1 マイコバクテリウム・アビウム亜種アビウムP-18-NIAH株精製抗原 0.0001mg/抗原固相化プレート 1穴中
2 マイコバクテリウム・パラツベルクローシス ATCC 19698株 感染牛血清 0.200mL/指示陽性血清 1バイアル 200μL中
3 マイコバクテリウム・パラツベルクローシス 非感染牛血清 0.200mL/指示陰性血清 1バイアル 200μL中
4 マイコバクテリウム・フレイ354-NIAH株可溶化タンパク(タンパク量) 3.000mg以上/サンプル希釈駅 1ボトル 25mL中
5 抗牛IgG1抗体 2.300μg/標識抗体 1バイアル 100μL中
6 ペルオキシダーゼ 3.000μg/標識抗体 1バイアル 100μL中
7 ウレア・ハイドロジェン・ペルオキサイド 6.585mg/基質 1バイアル 1mL中
8 (3,3',5,5')テトラメチルベンチジン 6.000mg/基質 1バイアル 1mL中
9 硫酸 1.486mL/反応停止液 1ボトル 15mL中
包装単位 1 抗原固相化プレート:1枚のポリエチレン製袋にプレート1枚と乾燥剤1個封入

2 指示陽性血清:ポリプロピレンバイアルに抗原固相化プレート1枚入りの場合は200μL、2枚入りは300μL、5枚入りは500μLずつ分注する。

3 指示陰性血清:ポリプロピレンバイアルに抗原固相化プレート1枚入りの場合は200μL、2枚入りは300μL、5枚入りは500μLずつ分注する。

4 サンプル希釈液:抗原固相化プレート1枚入りの場合は30mL容プラスチックボトルに25mLずつ、2枚入りは60mL容プラスチックボトルに50mLずつ、5枚入りは125mL容プラスチックボトルに125mLずつ分注する。

5 濃縮洗浄液(10倍濃縮):抗原固相化プレート1枚入りの場合は60mL容プラスチックボトルに50mLずつ、2枚入りは150mL容プラスチックボトルに100mLずつ、5枚入りは250mL容プラスチックボトルに250mLずつ分注する。

6 標識抗体:ポリプロピレンバイアルに抗原固相化プレート1枚入りの場合は100μL、2枚入りは150μL、5枚入りは400μLずつ分注する。

7 標識抗体希釈液:抗原固相化プレート1枚入りの場合は30mL容プラスチックボトルに15mLずつ、2枚入りは30mL容プラスチックボトルに25mLずつ、5枚入りは60mL容プラスチックボトルに55mLずつ分注する。

8 基質:3ml容褐色ガラス瓶に1mLずつ分注する。

9 基質緩衝液:抗原固相化プレート1枚入りの場合は30mL容プラスチックボトルに15mLずつ、2枚入りは30mL容プラスチックボトルに25mLずつ、5枚入りは60mL容プラスチックボトルに55mLずつ分注する。

10 反応停止液:抗原固相化プレート1枚入りの場合は30mL容プラスチックボトルに15mLずつ、2枚入りは30mL容プラスチックボトルに25mLずつ、5枚入りは60mL容プラスチックボトルに55mLずつ分注する。

包装単位:

製品Ⅰ 抗原固相化プレート:8ウェル(8ウェル×1列)    1プレート
     指示陽性血清(0.2mL)                1バイアル
     指示陰性血清(0.2mL)                1バイアル
     サンプル希釈液(25mL)                1ボトル
     濃縮洗浄液(50mL)                  1ボトル
     標識抗体(0.1mL)                 1バイアル
     標識抗体希釈液(15mL)                1ボトル
     基質(1mL)                    1バイアル
     基質緩衝液(15mL)                 1ボトル
     反応停止液(15mL)                 1ボトル


製品Ⅱ 抗原固相化プレート:16ウェル(8ウェル×2列)    1プレート
     指示陽性血清(0.2mL)                1バイアル
     指示陰性血清(0.2mL)                1バイアル
     サンプル希釈液(25mL)               1ボトル
     濃縮洗浄液(50mL)                 1ボトル
     標識抗体(0.1mL)                  1バイアル
     標識抗体希釈液(15mL)                1ボトル
     基質(1mL)                    1バイアル
     基質緩衝液(15mL)                 1ボトル
     反応停止液(15mL)                 1ボトル
   
製品Ⅲ 抗原固相化プレート:8ウェル(8ウェル×1列)     2プレート
     指示陽性血清(0.3mL)                1バイアル
     指示陰性血清(0.3mL)                1バイアル
     サンプル希釈液(50mL)                1ボトル
     濃縮洗浄液(100mL)                 1ボトル
     標識抗体(0.15mL)                 1バイアル
     標識抗体希釈液(25mL)                1ボトル
     基質(1mL)                    1バイアル
     基質緩衝液(25mL)                 1ボトル
     反応停止液(25mL)                 1ボトル

製品Ⅳ 抗原固相化プレート:16ウェル(8ウェル×2列)     2プレート
     指示陽性血清(0.3mL)                1バイアル
     指示陰性血清(0.3mL)                1バイアル
     サンプル希釈液(50mL)                1ボトル
     濃縮洗浄液(100mL)                 1ボトル
     標識抗体(0.15mL)                  1バイアル
     標識抗体希釈液(25mL)                1ボトル
     基質(1mL)                      1バイアル
     基質緩衝液(25mL)                   1ボトル
     反応停止液(25mL)                   1ボトル

製品Ⅴ 抗原固相化プレート8ウェル(8ウェル×1列)      5プレート
     指示陽性血清(0.5mL)                1バイアル
     指示陰性血清(0.5mL)                1バイアル
     サンプル希釈液(125mL)               1ボトル
     濃縮洗浄液(250mL)                 1ボトル
     標識抗体(0.4mL)                  1バイアル
     標識抗体希釈液(55mL)               1ボトル
     基質(1mL)                     1バイアル
     基質緩衝液(55mL)                 1ボトル
     反応停止液(55mL)                 1ボトル

製品Ⅵ 抗原固相化プレート:16ウェル(8ウェル×2列)     5プレート
     指示陽性血清(0.5mL)                1バイアル
     指示陰性血清(0.5mL)                1バイアル
     サンプル希釈液(125mL)                1ボトル
     濃縮洗浄液(250mL)                  1ボトル
     標識抗体(0.4mL)                  1バイアル
     標識抗体希釈液(55mL)               1ボトル
     基質(1mL)                     1バイアル
     基質緩衝液(55mL)                  1ボトル
     反応停止液(55mL)                  1ボトル
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 牛血清中のヨーネ菌に対する抗体の予備的検出
用法用量 1 測定準備及び血清の希釈

①標識抗体を除く、全ての構成試薬及びサンプルを使用前に25℃に保温する。濃縮洗浄液を精製水で10倍希釈し、測定に必要な量の洗浄液を作製する。

②市販の96穴プレートあるいはサンプルチューブ等を用いて、各血清サンプル(指示血清含む)とサンプル希釈液を1:49で混和して、50倍希釈血清サンプルを作製し25℃で15分反応させる。(例:指示血清5μL:サンプル希釈液245μL)

2 測定手順

①各血清サンプル混和液を固相化プレートのブランク以外のウェルに100μLずつ分注して、プレートを密封し25℃で45分反応させる。

②反応終了後、反応液を除去し、全てのウェルを洗浄液で満たして洗浄(3回)する。洗浄終了後、ウェル内の水分を十分に除く。

③標識抗体を標識抗体希釈液で200倍に希釈し、ブランクを除く全てのウェルに100μLずつ分注して、プレートを密封し25℃で45分反応させる。

④測定手順②と同一の操作を行う。

⑤25℃に保管してある基質緩衝液10mL(2mL)に添付の基質100μL(20μL)を加え、基質溶液を調製する。なお、基質溶液は必ず使用する直前に調製する。

⑥基質溶液100μLずつ全てのウェルに分注し、暗所25℃で15分反応させる。

⑦反応終了後、反応停止液100μLずつ全てのウェルに分注し、反応を停止させる。

⑧反応停止後、波長450nmでブランクを対照としてOD値を測定する。

⑨指示陽性血清、指示陰性血清及び被検血清の平均OD値を算出する。指示陽性血清のOD値が0.8~1.6であり、指示陰性血清のOD値が0.25以下である場合に試験が成立し、下式により被検血清のFLISA値を算出する。被検血清のELISA値が0.3以上を陽性、0.3未満を陰性と判定する。

         被検血清のOD値   -  指示陰性血清OD値
ELISA値 = ─────────────────────────
         指示陽性血清OD値  -  指示陰性血清OD値
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は定められた使用方法を厳守すること。

・本剤は使用目的において定められた目的にのみ使用すること。

・本キットは生後6か月齢以上の牛のヨーネ病診断に使用すること。

・ヨーネ病感染の有無の判定は、家畜伝染病予防法施行規則の別表1の判定基準により行うこと。

(使用者に対する注意)

・基質液及び反応停止液は皮膚に刺激性があるので、皮膚に付着した場合は直ちに水で洗い流すこと。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・使用期限の過ぎたキットは使用しないこと。

・外観又は内容に異常を認めたキットは使用しないこと。

・直射日光、加温又は凍結は、本キットの品質に影響を与えるので、避けること。

・小児の手の届かない所に保管すること。

・本剤は同一番号の試薬を用いた場合に、正確な結果が得られるよう調製されているので、使用に先立って必ず各構成品の番号を確認すること。また、他の番号の診断試薬と組み合わせて使用しないこと。

・希釈した濃縮洗浄液、標識抗体、指示陽性血清及び指示陰性血清は直ちに使用し、保存して再使用しないこと。

・血漿及び著しい溶血がみられた検体は測定に使用しないこと。

・使用済みのプレート及び検体等は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。

・指示陽性血清及び指示陰性血清は、チメロサールを含んでいるため、廃液、使い残りは含水銀廃液として貯蔵し、専門の業者に引き渡すこと。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので、注意すること。

(取扱い上の注意)

・使用1時間前に標識抗体を除く各構成品を保管場所より、測定室(室温)に移動しておくこと。

・濃縮洗浄液は沈殿物を生じる場合があるので加温し、よく振り混ぜ、均一にしてから使用すること。

・サンプル希釈液は沈殿物を生じる場合があるのでよく振り混ぜ、均一にしてから使用すること。

・洗浄操作は手洗いを推奨するが、プレートウォッシャーを使用する場合には、定期点検(専門業者による点検)及び使用前の動作確認(各ノズルでの洗浄液の噴出・吸引、高さ調整)を行い、洗浄時間を調整(ウェイティングタイムの設定:10秒程度)し、必ず反応液を捨ててから洗浄すること。

(専門的事項)

重要な基本的注意

・ヨーネ菌に感染し排菌している牛由来の検体でも、抗体価が低い場合には、本キットで陰性と判定されることがある。
貯蔵方法 2~5℃
備考 ・検定基準:ヨーネ病診断用抗原固相化酵素抗体反応キット(不活化マイコバクテリウム・フレイ菌可溶化たん白吸収剤)(予備的検出用)
反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 インド、ニュージーランド、オーストラリア、日本、アメリカ合衆国、ブラジル
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰