アビテクト IBD/TY2
2025/03/18
品名 | アビテクト IBD/TY2 |
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一般的名称 | 鶏伝染性ファブリキウス嚢病生ワクチン(ひな用中等毒) |
承認年月日 | 1:2011/03/30 2:2012/03/13 3:2025/02/14 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2018/07/01 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | KMバイオロジクス株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後3年2カ月間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 弱毒伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスTY2C株感染鶏胚乳剤 | 10(5.0)EID50以上/乾燥ワクチン1(小分製品)バイアル(1,000羽分)中 |
包装単位 | 3,000羽分を10mL容量ガラスバイアルに6mLずつ、1,000羽分を5mL容量ガラスバイアルに2mLずつ充填し、凍結乾燥。 小分製品1本ずつを紙箱に収納。5本又は10本ずつを紙箱に収納する場合もある。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 鶏伝染性ファブリキウス嚢病の予防 |
用法用量 | 乾燥ワクチンを日齢に応じた量の飲用水に溶かし、2~10週齢の鶏に1羽当たり1羽分になるように飲水投与する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は効能又は効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法及び用量を厳守すること。 (使用者に対する注意) ・事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手袋等を着用すること。 ・作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 (鶏に関する注意) ・鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。 ・元気・食欲不振、発熱、異常呼吸音、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・他のワクチン投与や移動などによりストレスを受けているもの。 ・ワクチン投与前後24時間は、対象鶏への投薬や消毒剤の使用を避けること。 ・ワクチンウイルスの他鶏群への拡散を防止するため、免疫群は隔離すること。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・直射日光、加温又は凍結は、本剤の品質に影響を与えるので避けること。 ・使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤ってワクチンが眼、鼻、口等に入った場合は直ちに洗浄水で洗い、必要があれば本使用説明書を持参し、医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 ________________________________________ 抗 原 アジュバント 微生物名 _______________ ____________ 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 ________________________________________ 伝染性ファブリ 否 生 無 - キウス嚢病ウイルス ________________________________________ ・乾燥ワクチン瓶内は、真空になっており破裂をするおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 ・開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 (鶏に関する注意) ・本剤の投与後、少なくとも2日間は安静に努め、移動等は避けるように指導すること。また、温度管理等に十分注意し、鶏に与えるストレスの軽減に努めること。 ・副反応が認められた場合は、速やかに獣医師の診察を受けるとともに、副反応に対しては適切な処置を行うこと。 (取扱い上の注意) ・本剤の調製時には、清潔な用具を使用し、投与法に定められた方法に準じて均一なワクチン溶液とし、雑菌などを混入させないこと。 ・溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 ・よく振り混ぜて均一とし、使用すること。 ・投与対象鶏群には、全部の鶏に均等に投与すること。 ・本剤の投与方法は飲水投与法であるので、本投与法の注意事項を守って正しく使用すること。 飲水投与法の注意事項 ① 鶏群の全部の鶏が均等に飲めるように、十分な数の給水器等を準備すること。 ② 飲水投与に用いる器具は、消毒薬を含まないきれいな冷水で洗浄すること。 ③ ワクチン投与前後24時間及びワクチン投与のための飲用水には、塩素剤又は飲水消毒剤等ワクチンウイルスに害のある薬剤の混入は絶対避けること。 ④ 飲用水は、清水、井戸水などを用いること。やむを得ず水道水を使用する場合には、煮沸、汲み置き(一夜放置)、チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)0.01~0.02%又はスキムミルク0.1~0.2%等を添加することにより残留塩素を除去した後、使用すること。 ⑤ 投与前の2~3時間は断水すること。 ⑥ 乾燥ワクチンに飲用水を加えて溶解し、飲水投与すること。ワクチン溶液は、下表を目安に1~2時間で飲み終えるように調製すること。 (1,000羽分:日齢・季節に応じて加減する) ───────────────────────────── 2週齢 4週齢 10週齢 ───────────────────────────── 採卵鶏 15~20L 20~30L 45~65L ───────────────────────────── 肉用鶏 60L 140L - ───────────────────────────── ⑦給水器等に直射日光が当たらないように注意すること。 (専門的事項) ①警告 本剤の投与前には健康状態について確認し、重大な異常(重篤な疾病)を認めた場合は投与しないこと。 ②相互作用 移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので、幼若な鶏群への投与は、移行抗体が消失する時期を考慮すること。 ③副反応 本剤投与後に一過性のファブリキウス嚢の萎縮及び免疫抑制が認められる場合がある。 |
貯蔵方法 | 10℃以下 |
備考 | ・承継(H30.7.1)一般財団法人化学及血清療法研究所→KMバイオロジクス株式会社 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質有り |
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反芻動物由来物質原産国名 | オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |