ベリノール注A

2025/03/18

品名 ベリノール注A
一般的名称
承認年月日 1:1972/12/01 2:1989/02/28 3:2001/06/01
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 日本全薬工業株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 消化器官用薬
規制区分
有効期間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
1 硫酸ベルベリン 0.26g(ベルベリンとして0.2g)/100mL中
包装単位 2,5,10,20,50,100mLのガラスアンプル

20,50,100mLガラスバイアル
使用禁止期間
休薬期間 本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。

牛、馬、豚、めん山羊:7日間
効能効果 牛・馬・豚・めん山羊・犬・猫:下痢
用法用量  通常、ベルベリンとして下記の量を1日1~3回を皮下、筋肉又は静脈内に注射する。

牛:体重1kg当たり0.1~2.5mg

馬:体重1kg当たり0.1~2.5mg

豚:体重1kg当たり0.13~3.0mg

めん山羊:体重1kg当たり0.13~3.0mg

犬:体重1kg当たり0.2~3.0mg

猫:体重1kg当たり0.2~3.0mg
使用上の注意 「基本的事項」

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。

    牛・馬・豚・めん山羊 : 7日間

・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・注射器具は滅菌されたものを使用すること。

・本剤を分割投与する場合は、速やかに使用すること。

・変色や沈殿が認められた場合には使用しないこと。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は直射日光及び高温を避けること。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れ替えないこと。

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。

(対象動物に関する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

・患畜が興奮状態にある場合には本剤の副作用が助長される可能性があることから、患畜が安静になってから投与すること。

・馬、小動物では注射部位に腫脹・硬結が起こりやすいので、皮下・筋肉内注射を避けること。

・患畜の状態が極めて悪い場合には、筋肉内注射でも副作用が生じる場合があるので、獣医師の指導を受け投与すること。

・皮下・筋肉内注射部位に腫脹・硬結が起こることがある。

「専門的事項」

(重要な基本的注意)

・本剤を静脈内注射する場合、5%ブドウ糖注射液に混合して点滴投与することが望ましい。

・本剤を直接静脈内注射する場合には、緩除にしかも十分な注意を払って投与すること。

・本剤はpH4~5の酸性注射液であることから、他製剤と混合した場合に結晶が析出することがあるので、5%ブドウ糖注射液以外の注射剤との混合は避けること。

(副作用) 

・本剤の投与により気管支痙攣、呼吸抑制、心機能低下が現れることがある。
 
貯蔵方法
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰
1 2004/09/21 黒毛和腫 オス 死亡
2 2007/02/09 その他の肉用種 オス 死亡
3 2007/04/16 黒毛和種 オス 死亡
4 2007/05/17 黒毛和種 オス 死亡
5 2008/02/21 ホルスタイン メス 死亡
6 2008/02/21 ホルスタイン メス 死亡
7 2016/03/08 黒毛和種 オス 死亡
8 2016/10/17 黒毛和種 オス 死亡
9 2018/03/13 交雑種 メス 死亡
10 2018/03/13 黒毛和種 オス 死亡
11 2018/03/13 交雑種 オス 死亡
12 2018/11/12 黒毛和種 オス 死亡
13 2019/09/05 ホルスタイン オス 死亡