動物麻酔システム KM-3100
2025/03/18
品名 | 動物麻酔システム KM-3100 |
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一般的名称 | 麻酔器並びに麻酔用呼吸嚢及びガス吸収かん |
承認年月日 | 1:2012/01/20 2:2017/05/22 |
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承認区分 | 医療機器 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 株式会社コーケン |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | |
規制区分 | 管理医療機器 |
有効期間 | |
添付文書 |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 |
包装単位 | 構成 1 本装置本体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1台 2 酸素/空気/笑気ガスホース・・・・・・・各1 3 酸素/空気/笑気減圧弁・・・・・・・・・・・各1 4 スタンド(架台)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1台 5 回路切替えバルブ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個 ※本装置の構成部品、並びに上記の構成品は補充部品、または保守用部品として単体販売する場合がある。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 1.対象動物及び使用目的 本装置は主に犬や猫などの小動物に対する吸入麻酔及び、緊急時における用手的人工呼吸を目的とした動物用麻酔器である。 2.主な性能及び仕様 (1)使用ガス ────────────────────────────────────── ①ガス種類: 医療用酸素、笑気(亜酸素窒素)、空気 ────────────────────────────────────── ②定格供給圧力 0.4±0.05MPa ────────────────────────────────────── (2)機能・設定範囲 ────────────────────────────────────── ①酸素流量計: 流量目盛りレンジ0.1~1L/分まで0.1L毎、1~10L/分まで0.5L毎 ────────────────────────────────────── ②笑気流量計: 流量目盛りレンジ0.1~1L/分まで0.1L毎、1~10L/分まで0.5L毎 ────────────────────────────────────── ③空気流量計: 流量目盛りレンジ0.1~1L/分まで0.1L毎、1~10L/分まで0.5L毎 ────────────────────────────────────── ④酸素フラッシュ: 流量35~75L/分、0.4MPa時、押しボタン式 ────────────────────────────────────── ⑤キャニスタ: 容量0.5L/1.0L(二酸化酸素吸収剤400g/800g充填) ────────────────────────────────────── ⑥余剰ガスシステム接続: 接続口φ22㎜(又はφ30㎜) ────────────────────────────────────── ⑦吸気弁/呼気弁: 外径φ22㎜、雄円錐形(テーパー)接合式 ────────────────────────────────────── ⑧気道内圧式(回路内圧計): 機械式、指針目盛り範囲 -10~+80hPa ────────────────────────────────────── (3)安全機構等 ────────────────────────────────────── ①笑気カットオフ機構: 酸素供給圧が0.2Mpa以下に低下したとき、笑気供給を停止 ────────────────────────────────────── ②酸素供給圧低下警報: 酸素供給圧が0.3MPa以下に低下したとき、可聴警報が作動 ────────────────────────────────────── ③過圧安全弁: 設定値(40hPa固定)に到達したとき、患畜呼吸回路を大気開放 ────────────────────────────────────── |
用法用量 | |
使用上の注意 | 1.本装置は吸入麻酔を熟知した獣医師以外は使用しないでください。 2.本装置を設置するときには、次の事項に注意してください。 (1)水のかからない場所に設置してください。 (2)気圧・温度・湿度・風通し・ほこり・塩分・イオウ分などを含んだ空気などにより、悪影響の生ずるおそれのない場所に設置してください。 (3)傾斜・振動・衝撃(運搬時を含む)など安定状態に注意してください。また、本装置を運搬する際は麻酔薬をすべて抜き取ってください。 (4)化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に設置しないでください。 (5)二酸化炭素吸収剤(ソーダライム)の使用時における注意事項 ①二酸化炭素吸収剤は乾燥させないでください。また、充填後に余った二酸化炭素吸収剤は開封した状態で放置しないでください。 ②二酸化炭素吸収剤は、水分が失われた状態で吸入麻酔薬と併用することで、発火や異常発熱、一酸化炭素の発生、または二酸化炭素吸収能が低下する可能性があります。 ③使用する前に、二酸化炭素吸収剤が定量充填され、且つ、使用限度(ソーダライムは白から紫色に変色)になっていないことを確認してください。 ④二酸化炭素吸収剤を充填する際は、指定位置まで均一に入れてください。充填状態に不均一やムラ、不足があると“チャネリング現象”を起こし、二酸化炭素の吸着が不十分になる可能性があります。 ⑤キャニスタの下部回路に水分が溜まっていないかを確認し、もし溜まっていたら、背面部の清掃ポートから適宜、除去してください。水分は強アルカリ性分ですから、除去する際は、直接手で触れないようにしてください。 3.本装置を使用する前は、次の事項に注意してください。 (1)各バルブおよびメータ類などの点検を行い、本装置が正確に動作することを確認してください。 (2)すべてのガスホースおよび患畜呼吸回路の接続が正確で、且つ完全であることを確認してください。 (3)すべての付属品は、弊社指定の製品を使用してください。 (4)本装置を使用する時は、酸素濃度モニタを併用してください。 (5)医療事故防止のために「警報器付きパルスオキシメータ」または「警報器付きカプノメータ」を必ず併用してください。 (6)何らかの原因により機能が正常に動作しなくなった場合に備え、“手動式人工蘇生器”を必ず常備してください。 (7)本装置を使用する麻酔システム回路内に過圧安全弁及び、酸素供給圧低下警報装置を有することを確認してください。 4.本装置の使用中は次の事項に注意してください。 (1)本装置全般及び患畜に異常のないことを絶えず監視してください。 (2)本装置及び患畜に異常が発見された場合は、患畜に安全な状態で本装置の使用を中止するなどの適切な措置を講じてください。 (3)酸素を使用する際は火気に十分注意してください。 (4)患畜が本装置に触れることのないよう注意してください。 5.本装置の使用後は、次の事項に注意してください。 (1)流量調節弁などの各バルブは使用前の状態に戻してください。 (2)呼吸チューブや患畜呼吸回路の取り外すときは、無理な力をかけないでください。 (3)保管場所に際しては、次の事項に注意してください。 ①水のかからない場所に保管してください。 ②気圧・温度・湿度・風通し・ほこり・塩分・イオウ分などを含んだ空気などにより、悪影響を生ずるおそれのない場所に保管してください。 ③傾斜・振動・衝撃(運搬時を含む)など安全状態に注意してください。 ④化学薬品の保管場所やガスの発生する場所等に保管しないでください。 (4)付属品などは清浄にしたのち、整理してまとめて置いてください。 (5)本装置は次回の使用に支障のないよう必ず清浄してください。 6.トラブルが発生した場合は、取扱説明書の“トラブルシューティング欄”を参照して適切に対処してください。 7.本装置が故障した時は、勝手にいじらず適切な表示を行い、修理・点検は専門修理業者に委託してください。 8.機器は改造しないでください。 9.保守点検 (1)本装置及び構成品は必ず定期点検を行ってください。 (2)本装置をしばらく使用しなかった場合、使用前に必ず本装置が正常に、且つ安全に作動することを確認してください。 10.その他 (1)本装置にジエチルエーテルなどの可燃性吸入麻酔薬は使用しないでください。 (2)交差感染を防ぐために、吸気弁口と呼気弁口に“HEPAフィルタ”を取り付けてご使用ください。またYアダプタに“フィルタ機能付人工鼻(HMEF)”を取り付けて使用されることをお勧めします。 (3)ディスポ麻酔回路などのディスポーザブル製品を用いた場合は、再滅菌して使用しないでください。また、使用後は、各医療施設の指標に従い適切に処理してください。 |
貯蔵方法 | |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |