キャニバック KC-3
2025/03/18
品名 | キャニバック KC-3 |
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一般的名称 | 犬アデノウィルス(2型)感染症・犬パラインフルエンザ・犬ボルデテラ感染症(部分精製赤血球凝集素)混合不活化ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:2013/03/12 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | 1:2023/12/26 |
製造販売業者 | 共立製薬株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後3年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 犬アデノウイルス(2型)225株(シード)(不活化前ウイルス含有量) | 10(7.3)TCID50以上/液状ワクチン1頭分(0.5mL)中 | |||
2 | 犬パラインフルエンザウイルス T2/KS4株(シード)(不活化前ウイルス含有量) | 10(6.2)TCID50以上/液状ワクチン1頭分(0.5mL)中 | |||
3 | ボルデテラ・ブロンキセプチカ B03-7株(シード)由来精製赤血球凝集素 | 32HA単位以上/液状ワクチン1頭分(0.5mL)中 |
包装単位 | 1頭分については2mL容量のガラスバイアル瓶、又は2mL容量のガラスアンプルに0.65(±0.1)mL分注し、密栓又は熔封。あるいは、5頭分、10頭分、20頭分及び50頭分については、それぞれ10mL、10mL、20mL及び50mL容量のガラスバイアル瓶に3.25(±0.5)mL、6.0(±0.5)mL、12(±0.5)mL及び30mL分注し、密栓。 液状不活化ワクチンの1頭分は、1バイアル又は1アンプルを1頭分とし5及び10頭分を紙箱に収納。5頭分、10頭分、20頭分及び50頭分については、それぞれ1バイアルを紙箱に収納。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ及び犬ボルデテラ感染症の発症予防 |
用法用量 | ワクチンを3週齢以上の犬に0.5mLずつ2~3週間隔で2回、注射器を用いて、両方の鼻に経鼻投与する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・本剤には他の薬剤(ワクチン等)を加えて使用しないこと。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。 ・開封時にバイアルの場合はアルミキャップの切断面で、アンプルの場合はガラス切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 ・点鼻に使用する投与器具(注射器)は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。 ・ワクチン容器(バイアルにおいてはゴム栓)は消毒し、無菌的に取扱うこと。 ・ワクチンを投与器具に吸入する際には滅菌済みの注射針を使用すること。バイアルにおいては、ゴム栓を取り外しての使用は雑菌混入のおそれがあるので避けること。 ・投与時には投与器具から注射針を取り外して使用すること。注射針を取り外す際には、誤って手等を刺すことがないように十分注意すること。 ・投与器具は1頭ごとに取り替えること。 ・使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤って人に投与した場合は、適切な処置をとること。誤って投与された者は、必要があれば本添付文書を持参し、医師の診察を受けること。 ・投与時に犬がくしゃみ等をすることにより、本剤が眼などに入るおそれもあるため、作業時は必要に応じて眼鏡等を着用すること。 本ワクチン成分の特徴 ___________________________________ 抗 原 アジュバント 微生物名 _____________ __________ 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 ___________________________________ 犬アデノウイルス 否 死 (2型) _______________________ 無 - 犬パラインフル 否 死 エンザウイルス _______________________ ボルデテラ・ 当 死 ブロンキセプチカ ___________________________________ ボルデテラ・ブロンキセプチカは不活化されており感染性はない。 (犬に関する注意) ・投与部位を厳守すること。 ・本剤の投与後、ときに一過性の副反応(発熱、水様性鼻汁・眼脂分泌、下痢及び嘔吐)が認められる場合がある。 ・副反応(アナフィラキシー等)が認められた場合、速やかに獣医師の診察を受けること。又、副反応に対しては適切な処置を行うこと。 ・副反応(アナフィラキシー等)による事故を最小限にとどめるため、本剤の投与後しばらくは観察を続けること。帰宅させる場合は、なるべく安静に努めながら帰宅させ、当日は帰宅後もよく観察するよう指導すること。 ・投与前日及び投与当日から2~3日は安静に努め、激しい運動、交配、入浴又はシャンプー等は避けるよう指導すること。 (専門的事項) ①警告 本剤の投与前には健康状態について検査し、重大な異常を認めた場合は投与しないこと。また、次のいずれかに該当する場合は投与しないこと。ただし、対象犬が犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ及びボルデテラ・ブロンキセプチカに感染するおそれがあり、かつ、本剤の投与により著しい障害をきたすおそれがないと認められる場合には、慎重に投与すること。 ・妊娠期及び授乳期のもの。 ・寄生虫に感染しているもの。 ・重篤な疾病にかかっていることが明らかなもの。 ・以前に本剤又は他のワクチン投与により、アナフィラキシー等の異常な副反応を呈したことがあることが明らかなもの。 ②対象動物の使用制限等 対象動物が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・高齢のもの。 ・他の薬剤投与後間がないもの。 ・導入又は移動後間がないもの。 ・飼い主の制止によっても沈静化が認められず、強度の興奮状態にあるもの。 ・1年以内にてんかん様発作を呈したことが明らかなもの。 ③重要な基本的事項 ・移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので幼若な犬への投与は移行抗体が消失する時期を考慮すること。 ④副反応 ・過敏体質のものでは、まれにアレルギー反応〔顔面腫脹(ムーンフェイス)、掻痒、じん麻疹〕又はアナフィラキシー反応〔ショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸速迫、呼吸困難、体温低下、流涎、ふるえ、痙攣、尿失禁等)〕を起こすことがある。 ⑤取扱い上の注意 ・使用時よく振り混ぜて均一とすること。 ・犬の大きさに係わらず1頭につき1用量を投与すること。 ・注射針を用いてワクチンを投与器具(注射器)に吸入し、注射針を外して、鼻に投与すること。投与は投与器具を鼻孔にあて(可能であれば浅く挿入してもよい)、両鼻腔内へ交互にゆっくりと滴下して行うこと。滴下する際は少量(0.1mL程度)ずつを全量投与できるまで必要回数に分けて行うこと。 留意点 ①一回の滴下量は対象犬の体格に合わせ、適宜調整すること(一度に多量を滴下すると誤嚥の恐れがある)。 ②滴下の間隔は鼻腔内の本剤が鼻粘膜に吸収される、嚥下される等により十分になくなるまで空けること(通常は両鼻腔内に交互に滴下することで十分な間隔を取ることができる)。 ③対象犬が投与中くしゃみを頻発した場合は連続して滴下せず、しばらく間隔を置いてから滴下すること。 ④投与前に鼻汁が多く認められる場合は、可能であればこれを除去すること。 ⑤本剤は使用直前に室温に戻してから使用すること。 ・本ワクチンを追加投与用とする場合、0.5mLを1回、経鼻投与すること。 ・一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 ⑥その他の注意 ・本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は被包に「国家検定合格」と表示されていない。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
備考 | ・検定基準名:犬アデノウイルス(2型)感染症・犬パラインフルエンザ・犬ボルデテラ感染症(部分精製赤血球凝集素)混合不活化ワクチン(シード) |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |