牛用大腸菌ワクチン〔imocolibov(R)〕
2025/06/10
品名 | 牛用大腸菌ワクチン〔imocolibov(R)〕 |
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一般的名称 | 牛大腸菌性下痢症(K99保有全菌体・FY保有全菌体・31A保有全菌体・O78全菌体)(アジュバント加)不活化ワクチン |
承認年月日 | 1:1990/06/12 2:1995/02/07 3:2001/05/17 4:2003/04/11 5:2009/11/12 6:2013/12/18 7:2016/03/07 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2003/06/06 2:2007/04/01 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | 1:2001/02/23 |
製造販売業者 | 株式会社 科学飼料研究所 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 2年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 大腸菌IFFA77 040 15192(O101:K99+,ST+) | 不活化前菌数 3×10(9)個/ワクチン 1mL中 | |||
2 | 大腸菌IFFA77 040 15193(O9:K99+,ST+) | 不活化前菌数 3×10(9)個/ワクチン 1mL中 | |||
3 | 大腸菌IFFA81 040 15375(O117:FY+) | 不活化前菌数 3×10(9)個/ワクチン 1mL中 | |||
4 | 大腸菌IFFA81 040 15374(O8:FY+,31A+) | 不活化前菌数 3×10(9)個/ワクチン 1mL中 | |||
5 | 大腸菌IFFA80 040 15371(O15:31A+) | 不活化前菌数 3×10(9)個/ワクチン 1mL中 | |||
6 | 大腸菌IFFA75 040 15030(O78) | 不活化前菌数 3×10(9)個/ワクチン 1mL中 |
包装単位 | 5mL又は50mL容量のバイアルに、5mL又は50mLずつ充填し、密栓して紙箱に収納 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | K99、FY及び31A保有毒素原性大腸菌による子牛下痢症の予防 |
用法用量 | 母牛に分娩予定日の1ヵ月前に1回、又は分娩予定日の2ヵ月前及び1ヵ月前の2回、それぞれ本製剤5mL(1ドーズ)を皮下注射する。但し、次年度からは、分娩予定日の1ヵ月前に1回、本製剤5mL(1ドーズ)を皮下注射する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。 (使用者に対する注意) ・事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手袋等を着用すること。 ・作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 ・注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。 ・ワクチン容器のゴム栓は消毒し、無菌的に取扱うこと。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・直射日光又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。必要があれば本使用説明書を持参し、サポニンが含まれていることを告げ、受傷について医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 ___________________________________________ 抗 原 アジュバント _____________________ 微生物名 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 ___________________________________________ 大腸菌 IFFA77 040 15192(O101:K99+,ST+) 否 死 ・水酸化 大腸菌 IFFA77 040 15193(O9:K99+,ST+) 否 死 アルミニ 大腸菌 IFFA81 040 15375(O117:FY+) 否 死 ウムゲル 大腸菌 IFFA81 040 15374(O8:FY+,31A+) 否 死 有 ・サポ 大腸菌 IFFA80 040 15371(O15:31A+) 否 死 ニン 大腸菌 IFFA75 040 15030(O78) 否 死 ___________________________________________ 本ワクチン株は、不活化されており感染性はない。 ・ワクチン瓶は破損するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 ・開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 (牛に関する注意) ・注射部位を厳守すること。 ・注射部位は消毒し、注射時には注射針が血管に入っていないことを確認してから注射すること。 ・本剤の投与後、激しい運動は避けること。 ・本剤の注射後、少なくとも2日間は安静に努め、移動等は避けること。 ・本剤の投与後、一過性の軽度な発熱や元気消失・食欲不振がみられることがあるが、数日以内に回復する。症状が重度のときは解熱剤の投与などの適切な処置を行うこと。 ・本剤投与翌日から投与部位局所に腫脹・硬結がみられることがあるが、この反応は2週間前後で消失する。 ・まれにアレルギー反応又はアナフィラキシー反応[ショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸速迫、呼吸困難、体温低下、流涎、ふるえ、けいれん等)]が認められることがあるので、本剤投与後しばらくは観察を続けること。もし、ショック症状が認められたときは、直ちに適切な処置を行うこと。 ・本剤は、妊娠牛に注射し、子牛が免疫母牛の初乳を飲むことで予防効果が発揮される。免疫母牛が十分量の初乳を分泌しているかどうか、また初乳を飲んでいない子牛がいないかどうか確認すること。本剤の最大の効果を得るためには、生後2時間以内に子牛の体重の4%を、24時間までに合計10%に達するように初乳を与えること。母牛が十分に初乳を出さない場合は、本剤を注射した他の牛の初乳で代替することが可能である。 ・副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (取扱いに関する注意) ・注射器具(注射針)は原則として1頭ごとに取り替えること。 ・使用時よく振り混ぜて均質な懸濁液とすること。 ・一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (専門的事項) ① 警告 本剤の投与前には健康状態について検査し、次のいずれかに該当すると認められる場合は投与しないこと。 ・重篤な疾病に罹っていることが明かなもの。 ・過去にアレルギー反応又はアナフィラキシー反応が認められたもの。 ② 対象動物の使用制限等 牛が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・交配後間がないもの、分娩間際のもの又は分娩直後のもの。 ・明らかな栄養障害が認められるもの。 ・他の薬剤投与、導入又は移動後間がないもの。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
備考 | ・承継(H15/6/6)株式会社 科学飼料研究所→日本ファマシー株式会社 ・承継(H19/4/1)日本ファマシー株式会社→株式会社科学飼料研究所 品名変更:牛用大腸菌ワクチン「ゼンノウ」→牛用大腸菌ワクチン〔imocolibov(R)〕 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |