パノラミス錠M
2025/03/18
品名 | パノラミス錠M |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2013/11/05 2:2019/06/12 3:2023/12/06 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2017/07/01 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | エランコジャパン株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 防虫剤・殺虫剤 |
規制区分 | 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 36カ月間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | スピノサド(スピノシンA+Dとして) | 270.0mg/本品1錠中(506.3mg) | |||
2 | ミルベマイシンオキシム | 4.5mg/本品1錠中(506.3mg) |
包装単位 | 1シート当り1~6錠、1箱当り1~30シート |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 犬:犬糸状虫症の予防、ノミ及びマダニの駆除、犬回虫・犬鉤虫及び犬鞭虫の駆除 |
用法用量 | 体重1kgあたりスピノサド30mg及びミルベマイシンオキシム0.5mgを基準量とし、体重4.5kg以上~9.0kg未満の犬に本剤を1錠経口投与(投与前後に少量の食餌を与えること)又は食餌に混ぜて投与する。なお、犬糸条虫症の予防には、毎月1回、1ヵ月間隔で蚊の発生から発生終息1ヵ月後までの間、投与する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 ・本剤は、蚊、ノミ又はマダニが発生する時期に投与すること。若しくは犬回虫・犬鉤虫又は犬鞭虫に感染した犬に投与すること。 (使用者に対する注意) ・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けて保管すること。 ・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。 2.使用に際して気を付けること (犬に関する注意) ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 ・本剤の有効成分には嘔吐の副作用が知られている。投与の1時間以内に嘔吐した場合は、本剤の効果が担保できない可能性があるため、獣医師の判断により再投与又は他剤の使用を検討すること。 ・本剤は食餌と共に投与することで最大の効果が得られるため、投与の前後に少量の食餌を与えること。 ・複数飼育の場合は、再感染を最小限にするため、全頭に投与することが望ましい。 ・本剤を反復投与する場合は月1回を超えないようにすること。 (取扱いに関する注意) ・本剤のマダニに対する駆除効果は1ヵ月間持続しないことがあるため、投与後1ヵ月以内にマダニの再寄生が認められた場合は、獣医師の判断により他剤の使用を検討すること。 (専門的事項) ①対象動物の使用制限 ・本剤は14週齢未満の子犬、又は体重2.3kg未満の犬には投与しないこと。 ②重要な基本的注意 ・本剤の投与前には健康状態について確認し、使用の可否を決めること。 ・繁殖用の雌犬については対象動物安全性試験で安全性が確認されたものの、交配、妊娠、授乳中など、大きな生理変動が想定される場合には、動物の一般状態その他の所見に留意して慎重に投与すること。 ・本剤の投与前に必ず血液検査を行い、ミクロフィラリアがいないことを確認した後、投薬を行うこと。 ・犬糸状虫感染犬に本剤を投与する場合は、成虫及びミクロフィラリアを駆除するなど適切な処置を行い、投薬を行うこと。 ・ミルベマイシンオキシムの試験において、コリー犬及びその系統の犬種は他の犬種に比べ、安全域が狭いことが示されていることから、これらの犬種に対しては、用法・用量を厳密に守ること。 ・てんかんの既往症のある犬については、動物の一般状態その他の所見に留意して慎重に投与の是非を判断し、また、投与後はてんかん様発作の兆候を観察すること。素因及び他の因子も含めて因果関係は不明であるが、スピノサド製剤(品名:コンフォティス錠)投薬後にてんかん様発作が認められた報告がある。 ③相互作用 ・毛包虫症などの治療を目的に、高用量のイベルメクチン(犬用以外の製剤を含む)を投与した犬に、スピノサド製剤(品名:コンフォティス錠)を併用した事例で、重度の副作用の報告がある。 ④副作用 ・本剤の投与により嘔吐、下痢、食欲不振又は元気消失がみられることがある。 ・本剤に含まれるフレーバー成分又はその他の成分により、個体の体質によっては、まれに一過性の過敏反応(蕁麻疹、顔面の腫脹等)が起こることがある。 ・ミルベマイシンオキシムを犬糸状虫感染犬に投与した場合、急性犬糸状虫症(大静脈症候群)、歩様異常、元気消失、嘔吐、呼吸速迫又は食欲不振の症状が現れることがある。 ⑤その他の注意 ・本剤の繁殖用雄犬に対する安全性評価は実施されていない。 ・本剤は、犬に寄生したノミ及びマダニを駆除する動物用医薬品であり、これらの寄生虫が媒介する疾病の伝播を阻止できるかについての検討は行っていない。 |
貯蔵方法 | 室温保存、気密容器 |
備考 | ・承継(H29/7/1)日本イーライリリー株式会社→エランコジャパン株式会社 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |
1 | 2014/04/14 | 犬 | ミニチュア・ダックスフント | メス | 回復 |
2 | 2014/04/17 | 犬 | ミニチュア・ダックスフント | オス | 回復 |
3 | 2014/05/07 | 犬 | ミニチュア・ダックスフント | メス | 回復 |
4 | 2014/05/30 | 犬 | ポメラニアン | オス | 回復 |
5 | 2014/05/30 | 犬 | トイ・プードル | メス | 回復 |
6 | 2014/06/30 | 犬 | トイ・プードル | オス | 回復 |
7 | 2014/07/11 | 犬 | 雑種(マルチーズ×シーズー) | オス | 回復 |
8 | 2014/10/21 | 犬 | ポメラニアン | オス | 回復 |
9 | 2015/03/04 | 犬 | ボストン・テリア | メス | 回復 |
10 | 2015/06/08 | 犬 | チワワ | オス | 回復 |
11 | 2015/06/16 | 犬 | シーズー | オス | 回復 |
12 | 2015/06/16 | 犬 | ジャック・ラッセル・テリア | メス | 回復 |
13 | 2015/07/01 | 犬 | ボストン・テリア | オス | 回復 |
14 | 2015/07/06 | 犬 | パピヨン | メス | 回復 |
15 | 2015/09/28 | 犬 | ジャック・ラッセル・テリア | オス | 回復 |
16 | 2016/09/08 | 犬 | ミニチュア・ダックスフント | メス | 回復 |
17 | 2020/07/22 | 犬 | ミニチュアダックスフンド | オス | 死亡 |