“京都微研„マリナ-4
2025/03/18
品名 | “京都微研„マリナ-4 |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2013/12/13 2:2018/11/15 3:2020/12/23 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | 1:2024/07/02 |
製造販売業者 | 株式会社微生物化学研究所 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬 |
有効期間 | 2年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | ラクトコッカス・ガルビエSS91-014 G-3株 | 不活化前生菌数2×10(11)CFU以上/200mL | |||
2 | ビブリオ・アングイラルムAY-1 G-3株 | 不活化前生菌数2×10(10)CFU以上/200mL | |||
3 | フォトバクテリウム・ダムセラ・サブスピーシーズ・ピシシダAW-02 G-3株 | 不活化前生菌数2×10(11)CFU以上/200mL | |||
4 | マダイイリドウイルスEI-01 G-7株 | 不活化前ウイルス量 10(8.2)TCID50以上/200mL |
包装単位 | 500mL容量のポリボトルに100mL、200mLあるいは500mL、250mL容量のPPボトルに100mLあるいは200mLずつ分注し、ゴム栓で密栓、製品1本をそのまま又は紙箱に収納。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | ぶり属魚類(魚体重約30~300g)のα溶血性レンサ球菌症、J-O-3型ビブリオ病及び類結節症の予防 ぶり属魚類(魚体重約30~100g)のイリドウイルス病の予防 |
用法用量 | 麻酔した魚体重約30~300gのぶり属魚類の腹腔内(魚体の腹鰭を体側に密着させたとき、先端部が体側に接する場所から腹鰭付け根付近までの腹部正中線上)に連続注射器を用い、0.1mLを1回注射する。 |
使用上の注意 | 【基本的事項】 1 守らなければならないこと [一般的注意] (1)本剤は、指導機関の直接の指導を受けて使用すること。 (2)本剤の注射は、指導機関(家畜保健衛生所、魚病指導総合センター、水産試験場等)において接種技術の指導を受けた者又は獣医師のみが行うこと。 (3)本剤は、ぶり属魚類のα溶血性レンサ球菌症、J-O-3型ビブリオ病、類結節症及びイリドウイルス病を予防するために使用し、ぶり属魚類以外の魚又は動物には使用しないこと。 (4)本剤は、正しく使用しなければ病気の予防効果が得られないおそれがあるので、本使用説明書の【用法及び用量】に従って正しく使用すること。 (5)本剤は、正しく使用しなければ病気の予防効果が得られない又は魚に悪影響を与えるおそれがあるので、注射部位を厳守すること。 [取扱い及び廃棄のための注意] (1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2)本剤は、使用期限が過ぎた時は使用しないこと。 (3)期待する予防効果が得られないことや思わぬ副作用が発生するおそれがあるので、本剤には、他の薬剤を加えて使用しないこと。 (4)本剤は使用前によく振り混ぜて均質な状態にしてから使用すること。ワクチン中に微少な茶~黒色の沈殿物や白色の凝集塊が確認されることがあるが、これらはワクチン成分であり品質に問題はない。 (5)注射器具は、高圧蒸気滅菌又は煮沸等で消毒した連続注射器を用い、消毒薬で消毒した器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと。なお、注射器は十分熱が冷めてから使用すること。 (6)連続注射器の使用に当たっては、ニードルガードを装着する等使用説明書に従い連続注射器をセットし、本剤の栓及びその周辺を消毒用アルコール等で消毒した後、連続注射器と接続して使用すること。 (7)一度開封した本剤は速やかに使用すること。使い残りの本剤は雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (8)本剤は、小児の手の届かない所に保管すること。 (9)本剤は、冷蔵庫等の冷暗所に保存すること。 (10)直射日光、加温又は凍結は本剤の品質に影響を与えるので、このようなことは避けること。 (11)使い残りの本剤は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体の条例等に従い適切に処分すること。 (12)使用済みの容器は、地方公共団体の条例等に従い適切に処分すること。 (13)使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。専用容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 2 使用に際して気を付けること [使用者に対する注意] (1)誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って注射された者は、必要があれば本使用説明書を持参し、医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 ________________________________________ 抗 原 アジュバント 微生物名 _______________________________ 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 ________________________________________ ラクトコッカ 否 死 ス・ガルビエ* ________________________ ビブリオ・ア 否 死 ングイラルム 有 フコイダン ________________________ 類結節症菌 否 死 ________________________ マダイイリド 否 死 ウイルス ________________________________________ *:欧米において人の心内膜炎からの分離例が報告されている。 (2)事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手袋等を着用すること。 (3)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 (4)本剤の使用に当たっては、連続注射器の使用説明書を十分に理解して適切に取扱うこと。 (5)連続注射器は小児又は使用法を知らない人の手の届かない所に保管すること。 [魚に関する注意] (1)導入又は移動後6日以内の魚ではそのストレスが原因となって異常が認められる場合があるので、少なくとも1週間は新しい環境に慣らした後で本剤を注射すること。 (2)魚のストレスの軽減及び注射針が魚の消化管に刺さる等を防止するため、本剤を注射する24時間以上前から餌止めを行うこと。 (3)本剤の使用に当たっては、用量が確実に注射できる連続注射器を用い、また、下表に従い、魚種及び魚体重に応じた注射針を使用すること。なお、本剤注射中は目詰まりに十分注意し、注射器の使用説明書に従い行うこと。 表 注射針の長さ(深度)について ――――――――――――――――――――――――――――――――― 魚 種 魚体重(g) 注射針の深度(mm) ――――――――――――――――――――――――――――――――― ぶり属魚類 30~ 100 4 100~ 300 5 ――――――――――――――――――――――――――――――――― (注)魚体重100g未満(体長150mm未満)のぶり属魚類については、注射針の長さを5mm以上にすると、魚の内臓を傷つけるおそれがあるので注意すること。 (4)本剤の注射後、少なくとも1週間は魚の安静につとめ、移動等は避けること。 (5)本剤の注射直後、一過性に飼料効率(増体率)が低下することがある。 [取扱いに関する注意] (1)容器の破損を防ぐため、強い衝撃を与えないこと。 【専門的事項】 1 警告 (1)病気の治療を継続中、又は治療後5日以内の魚には使用しないこと。 2 対象動物の使用制限等 (1)本剤をα溶血性レンサ球菌症、J-O-3型ビブリオ病及び類結節症の予防に用いる場合は、体重約30g~300gの健康なぶり属魚類に使用すること。 (2)本剤をイリドウイルス病の予防に用いる場合は、体重約30g~100gの健康なぶり属魚類に使用すること。 (3)本剤を低水温で使用した場合には病気の予防効果が得られないおそれがあるので、水温が約14℃未満の時には使用しないこと。 (4)魚の食欲、泳ぎ方、体色などの状態をよく観察し、次のいずれかに該当すると認められる場合は、注射しないこと。 ・ 何らかの病気にかかっていることが明らか、又は疑われるもの。 ・ 明らかな栄養障害のあるもの。 ・ 異常遊泳やスレが認められるもの。 (5)他の薬剤を使用中又は使用後5日以内の魚には使用しないこと。 3 重要な基本的注意 (1)麻酔薬の使用に当たっては、麻酔薬の使用説明に記載されている【用法及び用量】に従うこと。また、注射する前に、あらかじめ使用する麻酔薬の至適濃度(麻酔薬に数分間魚を漬けた後、注射をしても魚が暴れない濃度)を決めておくこと。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ ただし、紙箱に収納しない小分製品では、2~10℃の暗所 |
備考 | 検定基準名:イリドウイルス病・ぶりビブリオ病・α溶血性レンサ球菌症・類結節症混合(多糖アジュバント加)不活化ワクチン |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |