バイトリル ワンジェクト注射液

2025/04/14

品名 バイトリル ワンジェクト注射液
一般的名称
承認年月日 1:2016/03/18
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2020/10/01
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 エランコジャパン株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 合成抗菌剤
規制区分 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量 抗菌剤の系統大分類 抗菌剤の系統中分類 抗菌剤の系統小分類
1 エンロフロキサシン 10.0g/本品100mL中 キノロン系 フルオロキノロン系 エンロフロキサシン
包装単位 20mL、50mL又は100mLのバイアル
使用禁止期間 食用に供するためにと殺する前12日間
休薬期間
効能効果 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種

アクチノバシラス・プルロニューモニエ

適応症:第一次選択薬が無効の場合の下記適応症

豚:胸膜肺炎
用法用量 体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記の量を頚部筋肉内に1回注射する。なお、重症あるいは慢性の胸膜肺炎の場合で十分な効果が認められないときは、48時間後に再度同量を注射する。

豚:7.5mg
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

・本剤は効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。なお、用法・用量に定められた期間内の投与であってもそれを反復する投与は避けること。

・本剤は「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(使用者に対する注意)

・本剤はアルカリ性(pH約10)であるので、皮膚、飲食物についた場合には速やかに水洗いすること。

(豚に関する注意)

・本剤は4週齢未満の豚には使用しないこと。

・本剤は妊娠中又は授乳中の豚には投与しないこと。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・小児の手の届かないところに保管すること。

・開封後28日を超えるものは使用しないこと。

・凍結しないこと。

・注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・本剤が目に入った場合には多量の流水(水道水)で十分に洗った後、医師の診察を受けること。

・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。

(豚に関する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

①対象動物の使用制限等

・本剤は体重の負荷を受ける等、機能的に重要な関節の周辺部の軟骨形成障害あるいは筋骨格系損傷のある状態では使用しないこと。

・中枢神経系の痙攣発作を有する豚には使用しないこと。

②重要な基本的注意

・本剤は第一次選択薬が無効である症例に限り使用すること。

・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めること

・本剤の1回の投与量は1カ所当たり7.5mL以下とする。再度投与する場合は注射部位を変えること。

③相互作用

・類化合物で、非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、まれに痙攣が発現するとの報告がある。

④副作用

・本剤は注射部位で硬結を起こすことがある。

⑤その他の注意

・本剤は、ナリジクス酸高度耐性株に対して効力を示すが、フルオロキノロン高度耐性株に対しては効力を示さない。
貯蔵方法
備考 ・承継(R2.10.1付)バイエル薬品株式会社→エランコジャパン株式会社
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰
1 2017/11/08 不明 不明 死亡
2 2017/11/08 不明 不明 回復
3 2018/03/09 不明 不明 死亡
4 2018/11/19 不明 不明 死亡
5 2021/07/06 不明 死亡