エンロフロキサシン注100「KS」
2025/06/27
品名 | エンロフロキサシン注100「KS」 |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2016/04/01 2:2022/02/01 3:2025/05/30 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 共立製薬株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 合成抗菌剤 |
規制区分 | 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品 |
有効期間 | |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | 抗菌剤の系統大分類 | 抗菌剤の系統中分類 | 抗菌剤の系統小分類 |
1 | エンロフロキサシン | 10g/本品100mL中 | キノロン系 | フルオロキノロン系 | エンロフロキサシン |
包装単位 | 10mL、20mL、50mL、100mLの褐色バイアル(ガラス容器、多層プラスチック容器) 30mL、100mLの褐色バイアル(COP単層プラスチック容器) |
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使用禁止期間 | 牛(静脈内注射):食用に供するためにと殺する前8日間又は食用に供するために搾乳する前60時間 牛(皮下注射):食用に供するためにと殺する前14日間又は食用に供するために搾乳する前60時間 豚:食用に供するためにと殺する前14日間 |
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休薬期間 | |
効能効果 | (1)皮下注射、筋肉内注射 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種 大腸菌、パスツレラ・ムルトシダ、アクチノバシラス・プルロニューモニエ、マイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム 適応症:第一次選択薬が無効の場合の下記適応症 牛:肺炎、大腸菌性下痢症 豚:胸膜肺炎、大腸菌性下痢症 (2)静脈内注射 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種 クレブシエラ・ニューモニエ、大腸菌 適応症:第一次選択薬が無効の場合の下記適応症 牛:甚急性及び急性乳房炎 |
用法用量 | 1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記の量を注射する。 牛: 肺炎 2.5~5mg 3~5日間 頸部皮下注射 大腸菌性下痢症 2.5mg 3日間 頸部皮下注射 甚急性及ぴ急性乳房炎 5mg 2日間 静脈内注射 豚: 胸膜肺炎 2.5~5mg 3日間 頸部筋肉内注射 大腸菌性下痢症 1.25~2.5mg 1~3日間 頸部筋肉内注射 投薬開始後3日以内に治療効果を確認し、効果が見られない場合には獣医師の判断に基づき薬剤の変更等を行うこと。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。 ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。なお、用法・用量に定められた期間以内の投与であってもそれを反復する投与は避けること。 ・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。 (使用者に対する注意) ・本剤は、強いアルカリ性(pH約11)であるので、皮膚、飲食物についた場合には速やかに水洗いすること。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・食品とは区別して保管すること。 ・本剤の保管は、直射日光、高温及び多湿を避けること。 ・注射器具は滅菌されたものを使用すること。 ・誤用を避け、品質を保持するため他の容器に入れかえないこと。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・本剤が眼に入った場合には多量の流水(水道水)で十分に洗った後、医師の診察を受けること。 ・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。 (牛及び豚に関する注意) ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (専門的事項) ①重要な基本的注意 ・本剤は、第一次選択薬が無効の症例のみに限り使用すること。 ・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めること。特に、牛の甚急性及び急性乳房炎に対して本剤を使用する場合は、可能な限り原因菌が有効菌種であることを確認した後に投与すること。 ・皮下及び筋肉内注射で、1回の投与量が多い場合又は連続投与する場合は注射部位を変えること。 ②副作用 ・本剤は、注射部位で硬結を起こすことがある。 ・牛への静脈内注射により、軽度で一過性の落ち着きのなさ及び呼吸リズムの不整がみられることがあり、またまれに循環障害によると思われるショック反応を起こすとの報告があるので、本剤を静脈内投与する場合には、被投与動物の状態を十分に把握しながら慎重に投与すること。 ③相互作用 ・類似化合物で非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、まれに痙攣が発現するとの報告がある。 ④その他の注意 ・他の注射剤と混用しないこと。 ・本剤は、ナリジクス酸高度耐性株に対して効力を示すが、フルオロキノロン高度耐性株に対しては効力を示さない。 |
貯蔵方法 | 密封容器 本品は、プラスチック製水性注射剤容器を使用することができる。 |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |
1 | 2023/05/16 | 牛 | 黒毛和種 | メス | 死亡 |