“京都微研„NB生ワクチン
2025/06/10
品名 | “京都微研„NB生ワクチン |
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一般的名称 | ニューカッスル病・鶏伝染性気管支炎混合生ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:1990/04/23 2:1991/02/07 3:2003/08/12 4:2015/08/18 5:2021/06/02 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | 1:1997/01/07 |
製造販売業者 | 株式会社微生物化学研究所 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 2年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 発育鶏卵培養弱毒ニューカッスル病ウイルスB1-KB株(シード) | 10(8.5)EID50以上/乾燥ワクチン1バイアル(1,000羽分)中 | |||
2 | 発育鶏卵培養弱毒鶏伝染性気管支炎ウイルスKU株(シード) | 10(6.0)EID50以上/乾燥ワクチン1バイアル(1,000羽分)中 |
包装単位 | 乾燥ワクチン:10mL容量ガラスバイアルに4mL(1,000羽分) 20mL容量ガラスバイアルに12mL(3,000羽分) 100mL容量ガラスバイアルに20mL(5,000羽分) 溶解用液付き:30mL容量ガラスバイアルに30mL(1,000羽分) 【最終製品】 1、000羽分については溶解用液を添付する場合としない場合がある。 3,000羽分及び5,000羽分については溶解用液を添付しない。 溶解用液を添付する場合は、乾燥ワクチン及び溶解溶液1本ずつを紙箱に収納。 溶解用液を添付しない場合は、乾燥ワクチンを1本ずつ紙箱に収納。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | ニューカッスル病及び鶏伝染性気管支炎の予防 |
用法用量 | 1.溶解用液添付の場合は、乾燥ワクチンを添付の溶解用液で溶解し、1羽分を点眼、点鼻あるいは噴霧接種するか、又はこれをさらに鶏の飲水量に応じた液量の飲用水で希釈し、飲水投与する。 2.溶解用液を添付しない場合は、乾燥ワクチンを精製水で0.03mL当たり1羽分となるように溶解し、1羽分を点眼、点鼻、あるいは噴霧接種するか、又はこれをさらに鶏の飲水量に応じた液量の飲用水で希釈し、飲水投与する。 |
使用上の注意 | 【基本的事項】 1 守らなければならないこと [一般的注意] (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 (2)本剤は効能又は効果において定められた目的にのみ使用すること。 (3)本剤は定められた用法及び用量を厳守すること。 [取扱い及び廃棄のための注意] (1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 (3)本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 (4)使用時よく振り混ぜて均一とすること。 (5)一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (6)小児の手の届かないところに保管すること。 (7) 直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。溶解用液は凍結すると破損することがある。 (8)使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 2 使用に際して気を付けること [使用者に対する注意] (1)本剤に含有されるニューカッスル病ウイルスは人獣共通感染症の病原体であるので、使用時には十分注意すること。 (2)ニューカッスル病ウイルスは、人に対して結膜炎を起こすことがある。 (3)誤って、本ワクチンが眼や鼻に入った場合は、本使用説明書を持参し直ちに医師の診察を受けること。また、使用後、眼に異常を感じた場合にも医師の診察を受けること。 本ワクチンの成分の特徴 ________________________________________ 抗 原 アジュバント ______________________________ 微生物名 人獣共通感 微生物 有無 種類 染症の当否 の生死 ________________________________________ ニューカッスル病 当 生 ウイルス ________________________ 無 鶏伝染性気管支炎 否 生 ウイルス ________________________________________ ニューカッスル病ワクチン株は弱毒されている。 (4)作業時には防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 (5)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 (6)作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 [鶏に関する注意] (1)投与後に一過性の呼吸器症状及び結膜の充血が認められることがある。 (2)本剤投与後、温度管理等に十分注意し、鶏に与えるストレスの軽減に努めること。 (3)副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 [取扱いに関する注意] (1)溶解は使用直前に行うこと。 (2)本剤を投与する対象鶏群の全羽数に、均等に投与すること。 (3)24時間以内に消毒剤等を飲水投与した鶏群には投与しないこと。 (4)飲水投与上の注意 ・飲水投与に用いる器具は、消毒剤を含まないきれいな冷水で洗浄すること。 ・飲水用の水は、井戸水、清水を使用すること。水道水を用いる場合には、煮沸後冷却、汲み置き、あるいはチオ硫酸ナトリウム(ハイポ)0.01~0.02w/v%添加等により残留塩素を除去した後、使用すること。 ・鶏に均等に本剤を投与するために、全部の鶏が均等に飲めるように十分に給水器を準備すること。 ・乾燥ワクチンを添付の溶解用液又は少量の飲用水に溶解した後、さらに鶏の飲水量に応じた液量に飲用水で希釈し、均一に投与すること。 ・投与前に2~3時間断水し、ワクチン溶液は2~3時間で飲みつくされるように調製し、ワクチン溶液がなくなってから、通常の飲水に戻すこと。 (5)点眼又は点鼻上の注意 ・点眼又は点鼻に用いる器具は、適切な投薬器を使用すること。 ・鶏を保定する手指を消毒して、鶏の眼を雑菌等で汚染させないようにすること。 ・点眼する際には、点眼容器の先端部が鶏の眼に接触すると菌の二次汚染の原因になるので、接触しないようにすること。 ・1羽に1滴ずつ確実に点眼又は点鼻し、点眼の場合は1回まばたきするまで、点鼻の場合は、鼻に吸い込まれるまで待って、鶏を放すこと。 (6)噴霧接種上の注意 ・噴霧接種法は、28日齢以上の鶏に応用すること。 ・噴霧接種法は、2回目以降の(基礎免疫された)鶏群へのワクチン接種法として実施すること。 ・噴霧器の消毒には消毒剤を使用しないこと。 ・噴霧接種する前に、予め噴霧量、噴霧時間、噴霧粒子の大きさ等を調整し、最適条件で使用すること。 ・噴霧接種する際には、噴霧粒子が空中に浮遊する間はなるべく鶏舎内の空気の流れを止めて、鶏舎外への流出を防ぐこと。ただし、夏期には舎内の温度が過度に上昇しないように注意すること。 ・噴霧接種により他の鶏群が噴霧粒子を吸入するおそれがあるので、隔離などの処置をして十分に注意すること。 ・長時間にわたる噴霧は噴霧口の温度が上昇し、効力低下を招くので十分に注意すること。 (7)乾燥ワクチン容器内は、真空になっており破裂するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 【専門的事項】 1 対象動物の使用制限等 (1)鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。 ・元気・食欲不振、発熱、異常呼吸音、下痢等の徴候のあるもの。 ・発育が悪く、明らかに栄養不良状態にあるもの。 ・病気の治療中又は治療後間がないもの。 ・他のワクチン投与、移動等によりストレスを受けているもの。 2 重要な基本的注意 (1)本剤と鶏伝染性喉頭気管炎生ワクチンを同時投与すると、ウイルス間の干渉作用により鶏伝染性喉頭気管炎生ワクチンの効果が抑制されるので、1週間以上の間隔をあけること。 (2)鶏伝染性気管支炎ウイルスには多くの血清型があり、異なった生ワクチン株を使用する時には干渉作用が見られることがあるので投与間隔を1週間以上あけること。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質有り |
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反芻動物由来物質原産国名 | ニュージーランド、オーストラリア、ニュージーランド |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |