ブラベクト スポット犬用
2024/07/22
品名 | ブラベクト スポット犬用 |
---|---|
一般的名称 |
承認年月日 | 1:2020/08/31 2:2021/02/19 3:2023/06/08 |
---|---|
承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | MSDアニマルヘルス株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 防虫剤・殺虫剤 |
規制区分 | |
有効期間 | 備考欄に記載 |
添付文書 |
主成分 | ||
---|---|---|
No. | 主成分 | 分量 |
1 | フルララネル | 280 mg/1mL中 |
包装単位 | 1ピペット又は2ピペット/箱(ピペットは1個ずつラミネート袋に収納する) |
---|
使用禁止期間 | |
---|---|
休薬期間 | |
効能効果 | 犬に寄生するノミ及びマダニの駆除 |
用法用量 | 犬の肩甲骨間背部の被毛を分け、ピペットの先端が皮膚にふれた状態で次の全量を滴下する。なお、体重40kgを超える犬については、フルララネル25mg/kgを基準量とし、適切なピペットを組み合わせて投与すること。 ____________________________________ 体 重 容器サイズ ________________ __________________ 2kgから4.5kgまで 0.4mLピペット1個全量 4.5kgを超え、10kgまで 0.89mLピペット1個全量 10kgを超え、20kgまで 1.79mLピペット1個全量 20kgを超え、40kgまで 3.57mLピペット1個全量 ____________________________________ |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 ・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。 (使用者に対する注意) ・使用時には本剤が手に付かないよう、ゴム手袋等を装着すること。 ・使用後はよく手を洗うこと。 ・喫煙や飲食をしながら投与しないこと。 (犬に関する注意) ・本剤は犬の外用以外に使用しないこと。 (取扱い及び廃棄に関する注意) ・本剤には引火性のある溶剤を使用しているので、保管及び使用の際には火気を避けること。 ・食品と区別し、小児の手の届かないところに保管すること。 ・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・ラミネート包装は使用する直前に開封すること。また、開封後は速やかに使用すること。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・本剤の有効成分又は本剤に含まれる他の成分(ディート)に過敏症がある場合は使用しないこと。 ・本剤投与後、完全に乾くまでは投与部位に直接触れないこと。また、投与したことを知らない人も触れないように注意すること。特に小児が、投与した犬に触れないように注意すること。 ・投与部位は投与後1日で目立たなくなるが、乾燥するまでに最大2日かかる場合がある。投与部位が乾燥するまでは当該動物と一緒に寝ないこと。 ・本剤が皮膚に付着した場合は、まれに発疹等があらわれることがあるので、石鹸を用いて水でよく洗い流すこと。粘着性の残留物が皮膚に残った場合は、有機溶媒を含む家庭用品(アルコールや除光液)を綿棒等で塗って取り除くこと。また、目に入った場合には、直ちに流水中で洗い流すこと。 ・誤って本剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。 ・投与の際に本剤を床等にこぼした場合、ティッシュペーパー、洗剤等を使って拭き取ること。 (犬に関する注意) ・本剤を反復投与する場合は4か月に1回を超えないようにすること。 ・8週間よりも短い間隔で反復投与したときの安全性は確認されていない。 ・体重が10kgまでの犬では1か所に、10kgを超える犬では数か所に分けて投与すること。その際、1か所あたりの投与液量はおよそ1mLを超えないようにすること。 ・本剤投与後は、投与部位が乾くまで、犬が投与部位に触れたり、舐めたりしないように注意すること。また、投与した日は、同居する犬や他の動物との接触を避けること。 ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (専門的事項) ① 対象動物の使用制限等 ・本剤は8週齢未満の子犬又は体重2kg未満の犬には投与しないこと。 ・繁殖に用いる犬、妊娠中の犬に対しては、国内で実施した臨床試験の症例に含まれておらず安全性が確認されていないため、該当する犬への投与に際しては、本剤の有効性及び安全性を十分に勘案した上で、投与の可否を慎重に判断すること。 ・授乳中の犬に対しては、本剤の子犬への接触や舐めた場合の安全性が確認されていないため、使用を避けること。 ② 重要な基本的注意 ・本剤の投与前には健康状態について検査し、元気・食欲不振、発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常を認めた場合は投与しないこと。 ・非常にまれに嘔吐、嗜眠、食欲不振、筋肉の震え、運動失調、けいれんが副作用として報告されているので、てんかんの既往歴のある犬への投与に際しては、本剤の有効性及び安全性を十分に勘案した上で、投与の可否を慎重に判断すること。 ・複数飼育の場合は、個体間でのノミ及びマダニの再寄生を最小限にするため、全頭に投与することが望ましい。 ・本剤投与後3日間は、水浴あるいはシャンプーを控えることが望ましい。 ③ 相互作用 ・フルララネルは血漿蛋白結合率が高い化合物であり、蛋白結合率の高い他の薬剤と併用すると血漿中の蛋白との結合において競合し、本剤又は競合する薬剤の血漿中遊離型濃度が変化し、それぞれの薬剤の有効性又は安全性に影響するおそれがあるので、併用する際は十分に注意すること。なお、蛋白結合率の高い薬剤としては、非ステロイド系抗炎症剤、ループ利尿剤や炭酸脱水素酵素阻害剤、一部のACE阻害剤及び抗凝固剤等がある。ただし、犬の血漿を用いた試験では、フルララネルの血漿蛋白結合率は、カルプロフェン及びワルファリンによって影響を受けなかった。 ・薬理試験や臨床試験において、一般的に獣医療で使用されている薬剤と本剤との相互作用は認められていない。 ④ 副作用 ・欧州で実施した臨床試験において、投与部位に軽度で一過性の紅斑・脱毛(1.2%)が認められた。 ・本剤の臨床適用量の上限量(フルララネルとして56mg/kg体重)を経口投与して実施した犬の安全性試験において、一過性の流涎が認められた。 ・本剤の投与により、非常にまれに嘔吐、無気力、食欲不振が副作用として報告されている。 ⑤ その他の注意 ・本剤は1回の投与によりおよそ4か月間、ノミ及びマダニに対する駆除効果が持続する。 ・本剤はすでに寄生しているノミを8時間以内に駆除する。新たに寄生したノミに対しては、投与後1~2か月では4時間以内、投与後3~4か月では12時間以内に駆除する。 ・本剤はすでに寄生しているマダニを12時間以内に駆除する。新たに寄生したマダニに対しては、投与後1~3か月では8~12時間以内、投与後4か月では24時間以内に駆除する。 ・本剤は、犬に寄生したノミ及びマダニを駆除する動物用医薬品であり、これらの寄生虫が媒介する疾病の伝播を阻止できるかについての検討は行っていない。 |
貯蔵方法 | |
備考 | 有効期間:36か月間(ただし、0.4mLピペットのみ24か月間) |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
---|---|
反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |