エグゾルト
2022/11/01
品名 | エグゾルト |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2021/04/12 2:2022/05/17 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | MSDアニマルヘルス株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 防虫剤・殺虫剤 |
規制区分 | 使用基準が定められた医薬品 |
有効期間 | 3年間 |
添付文書 |
主成分 | ||
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No. | 主成分 | 分量 |
1 | フルララネル | 10.0mg/1mL中 |
包装単位 | 1L又は4L入り容器 |
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使用禁止期間 | 鶏:食用に供するためにと殺する前14日間 |
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休薬期間 | |
効能効果 | 鶏に寄生するワクモの駆除 |
用法用量 | 体重1㎏当たりフルララネルとして0.5mg(製剤として0.05mL)を飲水に添加して7日間隔で2回投与する |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・使用前に添付文書等をよく読み、十分理解した上で使用すること。 ・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。 (使用者に対する注意) ・作業時には防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、原液及び希釈液が、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 ・本剤を取り扱う時には、飲食、喫煙をしないこと。 ・薬液を調製する時は、泡立てないように注意しながら十分に撹拌し、直接手指でかき混ぜるようなことはしないこと。 ・本剤は、皮膚に長時間付着すると薬剤が皮膚から吸収されるため、使用後、あるいは薬剤が皮膚等に付いたときは直ちに石けん等でよく洗うこと。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・開封後は1年以内に使用すること。 ・本剤には他の薬剤を加えて使用しないこと。 ・食品、飼料等と区別し、小児等の手の届かないところに保管すること。 ・本剤を添加した薬液が残らないように、適正使用のための注意事項に従って、薬液の調製、投薬を行うこと。 ・本剤又は本剤を添加した薬液を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例や指導等に従い処分すること。決して土壌や河川、湖沼、下水道等の水系や地下水を汚染するおそれのある場所には捨てないこと。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 2. 使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。 ・本剤は、皮膚及び眼に軽度な刺激性がみられることがある。 ・眼、粘膜に薬剤が付着した場合には、直ちに多量の流水でよく洗い流すこと。 ・作業中に大量の薬剤を浴びた場合には、直ちに汚染された衣類を脱ぎ、シャワーを浴びるなどして体に付着した薬剤を洗い落とし、清潔な衣類に着替えること。 (取扱いに関する注意) ・適正使用のための注意事項 ①飲水量の測定 鶏に本剤を添加した薬液を投与する時間(3~24時間)を決定する。この時間は、すべての鶏が必要な薬液を飲みきるために十分な時間であること。投薬の前日に、薬液を投与しようとする時間における飲水量を測定する。ただし、投薬当日に鶏舎内の温度が30℃を超えることが予想される場合には、薬液の投与する時間を必ず8時間以内に設定すること。 ②投薬のための本剤の必要量の算出 投薬を正確に行うため、鶏の体重をできるだけ正確に測定する。また、本剤の必要量を量り取るときには正確な計量器を使用すること。薬液を投与する日に必要となる本剤の量は、次の式によって求める。 本剤の必要量(mL)=薬液を投与する鶏群の推定総重量(kg)× 0.05mL 本剤500mLで1日当たり10,000kgの鶏(体重2kgの鶏5,000羽)への投与が可能である。 ③薬液の調製方法 本剤の必要量と水を飲水用のタンクや、薬液調製用のタンク等に入れて、均一になるまでゆるやかにかき混ぜる。薬液の調製は、投与の当日に行い、発泡を避けるため本剤と水は必ず同時に加えること。このとき、薬液を識別するために専用の着色剤を加えてもよい。本剤を量り取るときに使用した計量器は水ですすぎ、すすぎ液はタンクに加え、計量器に本剤が残らないようにする。使用後、残った薬剤はキャップをしっかり締めて保管する。調製した薬液は24時間以内(30℃を超える場合には8時間以内)に使用すること。 ④投薬の方法 給水ラインは、正常に稼働し、漏水がないこと、また、すべての給水器に給水されていることを確認する。給水ラインの水抜き(水落とし)をしてから、調製した薬液を給水ラインに導入して投薬を開始する。調製した薬液のすべてが飲みつくされ、給水器から薬液が出なくなることを確認してから、通常の飲水に切り替えて、投薬を完了する。 (専門的事項) ・本剤のワクモ駆除効果は、ワクモを使った感染実験により、15日間持続することが確認されている。 ・一般的に同じ種類の殺虫剤を連続使用した場合、薬剤に対する感受性の低下をもたらす可能性があるので、本剤を反復投与する場合は、3か月以上の間隔をあけること。 ・本剤を投与した鶏群へのワクモの侵入及び再寄生を防ぐため、鶏舎及び農場の防疫対策の強化に取り組むとともに、周辺の鶏舎にワクモの発生が確認された場合には、それらの鶏舎にも本剤の投与を検討すること。 ・対象動物安全性情報 本剤の安全性試験において、次のとおり鶏に対する安全性が確認されているが、本剤の過剰投与は薬剤が鶏及び卵に残留する恐れがあるので特に注意すること。 ①産卵鶏に臨床適用量の1、3及び5倍量を7日間隔で3日間連続して計6日間投与した試験において産卵成績への影響はみられなかった。 ②ブロイラーに臨床適用量の1、3及び5倍量を7日間隔で計6日間投与した試験において本剤の安全性が確認されている。 ③レイヤー種鶏に臨床適用量の3倍量を7日間隔で計4日間投与した試験において繁殖成績への影響はみられなかった。 ・副作用 3週齢の鶏に対して7日間隔で連続6回投与した安全性試験で、試験開始後37日の剖検において脾臓重量が用量依存的に低下する傾向が認められた。その後、試験開始後55日の剖検ではそのような傾向は認められなかった。 |
貯蔵方法 | |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |
1 | 2022/02/08 | 産卵鶏 | 不明 | メス | 死亡 |