クラバセプチン錠62.5
2025/03/18
品名 | クラバセプチン錠62.5 |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2021/06/04 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | ベトキノールジャパン株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 抗生物質製剤 |
規制区分 | 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 3年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | 抗菌剤の系統大分類 | 抗菌剤の系統中分類 | 抗菌剤の系統小分類 |
1 | アモキシシリン水和物 | 50.0mg(力価)/1錠(119mg)中 | ペニシリン系 | ペニシリン系 | アモキシシリン |
2 | クラブラン酸カリウム | 12.5mg(力価)/1錠(119mg)中 | βラクタマーゼ阻害剤 | βラクタマーゼ阻害剤 | クラブラン酸カリウム |
包装単位 | 10錠~500錠 10錠入りのシートを紙製容器に入れる。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | ・適応症 犬:歯周病 猫:細菌性皮膚感染症 ・有効菌種 犬:ブドウ球菌属、レンサ球菌属、ポルフィロモナス属、パスツレラ属 猫:ブドウ球菌属、レンサ球菌属、パスツレラ属 |
用法用量 | 犬:体重1kgあたり12.5mg(力価)(アモキシシリンとして10mg(力価)、クラブラン酸として2.5mg(力価))を1日2回7日間、経口投与する。 猫:体重1kgあたり12.5mg(力価)(アモキシシリンとして10mg(力価)、クラブラン酸として2.5mg(力価))を1日2回7日間、経口投与する。7日間投与後、動物の症状を観察した上で追加投与が必要と判断された場合は、投与開始から14日を上限として適切な期間投与する。 体重別には次の投与早見表による。なお、投与早見表は目安である。 投与早見表 ______________________________ クラバセプチン錠62.5 ______________________________ 体重(kg) 投与錠剤数 ______________________________ 2.0―2.5 1/2 ______________________________ 2.6-5.0 1 ______________________________ 5.1-7.5 1+1/2 ______________________________ 7.6-10.0 2 ______________________________ |
使用上の注意 | 「基本的事項」 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は、定められた用法・用量・使用期間を遵守すること。 ・スナネズミ、モルモット、ハムスター、ウサギ、チンチラ及びその他の草食動物に投与されることが無いように注意すること。 (使用者に対する注意) ・使用上の注意を守り、本剤を取り扱うこと。 ・本剤の成分又はペニシリン系薬及びセファロスポリン系薬に対する過敏症を有している人は、手袋を用いるなど直接の接触を避けること。皮疹等の過敏症状が生じた場合には、直ちに医師の診察をうけること。 (取り扱い及び廃棄に関する事項) ・食品と区別し、小児の手の届かないところに保管すること。 ・本剤の保管は、直射日光、高温及び多湿を避けること。 ・本剤は必要時までブリスター包装のまま保管し、ブリスターは外箱に入れて保管すること。また、ブリスターを開封した場合には、16時間以内に使用すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・本剤を誤って飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察をうけること。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 (犬猫に関する注意) ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (犬に関する注意) ・歯周病の犬に対し、ブラッシング等歯肉縁上のプラークコントロールを行うことが望ましい。 「専門的事項」 ①禁忌 ・本剤の成分又はペニシリン系薬に対し、過敏症の既往歴のある犬、猫には投与しないこと。 ②対象動物の使用制限等 ・本剤は、体重2.0kg未満の犬又は猫に対し安全性は確認されていないことから、投与は避けること。 ③重要な基本的事項 ・本剤は、正確な用量を投与するため、できる限り正確に体重を測定し、過少量投与を避けること。 ・投与早見表に記載の体重未満の犬又は猫に対しては、過量投与になることから使用しないこと。 ・本剤は、妊娠又は授乳中の犬及び猫における安全性が確立されていないため、妊娠中、授乳中及び繁殖用の犬及び猫には使用しないこと。 ・有効菌種であっても菌種や薬剤耐性の有無により本剤の感受性は異なる。本剤が無効な場合には他の薬剤を使用すること。 ・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則としてβ-ラクタマーゼ産生のアモキシシリン耐性菌であることを確認し、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めること。 ・本剤の有効成分であるクラブラン酸は、β-ラクタマーゼ阻害薬であり、その他の機構(ペニシリン結合蛋白質の変異等)による耐性化機構に対しては有効性が期待できない。メチシリン耐性ブドウ球菌属(MRS)で本剤に対する感受性菌は0%であったという文献報告がなされている。 ④相互作用 ・本剤の抗菌活性は、静菌活性を示す成分(マクロライド系薬、テトラサイクリン系薬、スルホンアミド系薬、クロラムフェニコール系薬など)との同時使用により減弱する可能性があることから、併用を避けること。 ⑤過量投与 ・本剤は、過量投与により軟便・下痢・嘔吐がみられる可能性がある。 ⑥副作用 ・本剤の使用により、血中ヘモグロビン量の上昇又はときに低下がみられることがある。 ・本剤の使用により、10%以上の頻度で消化器症状(軟便・下痢・嘔吐)が認められている。消化器症状が認められた場合には、投与量を減じることで軽減できることがある。 ・本剤の使用により、一過性の摂餌量あるいは体重の減少がみられることがある。 ・本剤の使用により、ときにAST又はALTの上昇がみられることがある。 ・本剤の使用により、猫で血中尿素窒素の上昇がみられることがある。 ・本剤の使用により、猫でコレステロール値の低下がみられることがある。 |
貯蔵方法 | 気密容器 |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |