エバント

2025/03/18

品名 エバント
一般的名称
承認年月日 1:2023/02/22 2:2024/11/26
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 LABORATORIOS HIPRA, S.A.
選任製造販売業者 イプラ・ジャパン合同会社
製剤区分 生物学的製剤
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間 製造後10カ月間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 弱毒アイメリア・アセルブリナ003 株胞子形成オーシスト(シード) 332~450×10(3)個/液状生ワクチン1,000 羽分(7 mL)バイアル中
2 弱毒アイメリア・テネラ004 株胞子形成オーシスト(シード) 276~374×10(3)個/液状生ワクチン1,000 羽分(7 mL)バイアル中
3 弱毒アイメリア・マキシマ013 株胞子形成オーシスト(シード) 196~265×10(3)個/液状生ワクチン1,000 羽分(7 mL)バイアル中
4 弱毒アイメリア・ミチス006 株胞子形成オーシスト(シード) 293~397×10(3)個/液状生ワクチン1,000 羽分(7 mL)バイアル中
5 弱毒アイメリア・プレコックス007 株胞子形成オーシスト(シード) 293~397×10(3)個/液状生ワクチン1,000 羽分(7 mL)バイアル中
包装単位 ワクチン 

10mL、50mL又は100mL容量バイアルにそれぞれ、7mL(1,000羽分)、35mL(5,000羽分)又は70mL(10,000羽分)分注し、密閉する。

溶解用液

50mL、250mL又は500mL容量バイアルにそれぞれ、50mL(1,000羽分)250mL(5,000羽分)又は500mL(10,000羽分)ずつ分注し、密閉する。

最終製品

1,000羽分用の製品は、10mL容量ワクチン小分製品1バイアル、50mL容量溶解用液小分製品1バイアルを紙箱に入れる。

包装:ワクチン10mL容量(1,000羽分用)+溶解用液50mL、各1バイアル紙箱入り。

5,000羽分用の製品は、50mL容量ワクチン小分製品1バイアル、250mL容量溶解用液小分製品1バイアルを紙箱に入れる。

包装:ワクチン50mL容量(5,000羽分用)+溶解用液250mL、各1バイアル紙箱入り。

10,000羽分用の製品は、100mL容量ワクチン小分製品1バイアル、500mL容量溶解用液小分製品1バイアルを紙箱に入れる。

包装:ワクチン100mL容量(10,000羽分用)+溶解用液500 mL、各1バイアル紙箱入り。
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 アイメリア・アセルブリナ、アイメリア・テネラ、アイメリア・マキシマ、アイメリア・ミチス及びアイメリア・プレコックスによる鶏コクシジウム症に関連する臨床症状(下痢)、消化管病変及びオーシスト排泄の軽減
用法用量 1日齢以上の鶏ヒナを対象とし、1羽当たりに本剤1用量を1回散霧投与する。

散霧投与法:ワクチン1本を添付の溶解用液及び飲用水で溶解し、散霧器を用いて均一にヒナに散霧投与する。

調製手順:

1)投与液を準備するための清潔な容器を準備する。

2)ワクチンの用量ごとに以下に従って希釈する。
_____________________________________
  用量    ワクチン   溶解用液   飲用水     総量    
_____________________________________
1,000ドーズ    7mL     50mL     223mL     280mL    
5,000ドーズ    35mL    250mL    1,115mL    1,400mL    
10,000ドーズ   70mL     500mL    2,230mL    2,800mL   
_____________________________________

3)溶解用液をよく振とうする。

4)適切な容器に飲用水と溶解用液を混合する。

5)ワクチンをよく振とうし、4)の容器に加え、よく撹拌する。

6)散霧器に調製したワクチン液を入れ、容器を撹拌しながら散霧投与する。
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと。

(一般的注意)

・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・指示により使用すること。

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(使用者に対する注意)

・作業時には防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。

・作業後は石けん等で手をよく洗うこと。

(鶏に対する注意)

・本剤の投与前には健康状態について検査し、重大な異常を認めた場合は投与しないこと。

・鶏が、次のいずれかに該当する異常が認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与
の適否の判断を慎重に行うこと

 ・元気・食欲不振、発熱、異常呼吸音、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。

 ・他のワクチン投与や移動などによりストレスを受けているもの。

 ・明らかな栄養障害があるもの。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。

・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

・本剤に他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。

・投与器具は消毒後、消毒薬を含まないきれいな常温の水で洗浄されたものを使用すること。

・使い残りのワクチン及び使用済みのワクチン容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、もしくは感染性廃棄物として処分すること。

2.使用に際して気をつけること。

(使用者に対する注意)

・本剤に含有されるコクシジウム原虫は人獣共通伝染病ではなく、人に対して感染性はない。

・誤ってワクチンが眼、鼻、口等に入った場合は、直ちに洗浄水で洗い、医師の診察を受けること。また、作業後に眼等に異常を感じた場合にも医師の診察を受けること。

             本ワクチンの成分の特徴               
_______________________________________
               抗   原       アジュバント      
_______________________________________
微生物名       人獣共通感   微生物の    有無  種類      
           染症の当否   生・死                 
_______________________________________
アイメリア・      否       生                  
アセルブリナ                                 
________________________               
アイメリア・      否       生                  
テネラ                            モンタナイド  
________________________   有    IMS    
アイメリア・      否       生                  
マキシマ                                   
________________________               
アイメリア・      否       生                  
ミチス                                    
________________________               
アイメリア・      否       生                  
プレコックス                                 
_______________________________________

・開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。

(鶏に関する注意)

・本剤の投与前にヒナを適切なきれいなコンテナにいれておくこと。

・本剤の投与後1時間以上、ヒナをコンテナに収容したままにし、ワクチン液を十分についばませること。

・本剤投与後の温度管理等に十分注意し、鶏に与えるストレスの軽減を図ること。

・本剤投与後少なくとも3週間は、鶏を平飼いすること。

・本剤投与後に副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

・本剤による免疫持続期間は本剤投与後63日である。

(取扱いに関する注意)

・溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンを使用しないこと。

・散霧投与時

  ①散霧投与に使用する器具は消毒薬を含まないきれいな常温の水で洗浄すること。

  ②溶解用の飲用水は、清水、井戸水等を用いること。

・本剤投与後少なくとも3週間は、ワクチン投与後の給与飼料には、本剤の効力が失われるおそれがあるので、鶏コクシジウム症予防剤を混合しないこと。

・本剤使用後の鶏舎は、清掃後水洗し、通常の鶏舎消毒後にオルソジクロルベンゼン系消毒剤により消毒し、その後十分に乾燥させること。

・本剤を使用した鶏群の糞及び敷料は、鶏のオールアウト後、焼却又は埋却するか、あるいは処理業者に委託する等適切に処理すること。
貯蔵方法 遮光して2~8℃に保存する。
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰