V60 動物用イソフルラン気化器

2025/05/30

品名 V60 動物用イソフルラン気化器
一般的名称 麻酔器並びに麻酔用呼吸嚢及びガス吸収かん
承認年月日 1:2023/06/13 2:2025/03/31
承認区分 医療機器
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 チャートウェルヘルスケア株式会社
選任製造販売業者
製剤区分
規制区分 管理医療機器
有効期間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
包装単位
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 主に中・小動物の治療に用いる動物用麻酔システム(*)に接続し、イソフルラン麻酔薬をあらかじめ設定された濃度に気化させるために使用する。

*申請対象外
用法用量
使用上の注意 (1)使用前に、インターロック装置が正常に機能することを確認すること。正常に機能しないと、過剰摂取又は麻酔薬の混合により患畜を危険にさらすおそれがある。

(2)プラグインアダプタのロックレバー用ハンドルで本品を麻酔システム又はセレクタテックマウントキットのマニホールドにしつかりとロックできることを、使用前に確認すること。

(3)コントロールダイヤルが正常に回転することを、使用前に確認すること。

(4)本品を傾斜、横転、落下させないよう注意し、傾斜、落下させた場合は使用を中止すること。

(5)本品を10゜以上傾けると、動作が不安定になる恐れがある。また、30゜を超えた角度で固定し稼動させると、出力濃度が制御不能となり、麻酔システムのプラグインコネクタと本品のプラグインアダプタの接続部で漏れが生じるおそれがある。このため、本品は平坦な場所に設置すること。

(6)本品を傾いた状態で麻酔薬を充填すると、液面計に表示される充填レベルが正確な値を表示せず、過剰充填につながるので、平坦な場所に設置すること。

(7)コントロールダイヤルやロックレバー用ハンドルを持って運ばないこと。

(8)出力濃度に影響を与えるおそれがあるため、麻酔薬が詰まった状態で本品を輸送しないこと。

(9)新鮮ガスのロス、漏れ、出力濃度の著しい低下、インターロック装置の妨害につながるため、プラグインアダプタは麻酔システムのシールリングと同じ高さに固定すること。上記を解決する際は、まず本品を取り外し,麻酔システムのマニホールドとロックレバー用ハンドルの位置を確認し、再度、接続を試みる。

(10)気化ガスを吸い込むと危険であるため、麻酔薬がこぼれないよう注意すること。

(11)麻酔薬を充填する際は、換気を十分に行うこと。

(12)麻酔薬を充填する際は、麻酔薬の名称(イソフルラン)と色(紫)を確認すること。

(13)イソフルラン以外の麻酔薬を充填した場合は、患畜が損傷するおそれがあり、危険防止のため、使用を直ちに中止すること。充填が適切でない旨の印を本品につけ、販売代理店に修理を依頼すること。

(14)本品及び麻酔薬ボトルからイソフルラン用キーフィラーアダプターを取り外す際に、少量の麻酔薬が飛び散るおそれがある。

(15)コントロールダイヤルが「0」に戻っていない状態で麻酔薬の充填を行うと、麻酔薬の気化ガスが相当量、漏れ出すおそれがある。

(16)本品を麻酔システムに取り付ける前、及び取り付け後に麻酔薬の気化ガスが漏出しないことを確認すること。本品から麻酔薬が漏れている場合、直ちに使用を中止、販売代理店に連絡すること。

(17)麻酔薬の充填時、コントロールダイヤルを「0」に設定し5秒以上待ってから本品を開けること。それにより圧力が安定し、新鮮ガスと麻酔薬の気化ガスが本品から漏れ出るのを防ぐことができる。

(18)イソフルラン用キーフィラーアダプターと麻酔薬ボトルの接続がゆるいと麻酔薬が漏れ出るおそれがある。

(19)カラーのない麻酔薬ボトルの場合、充填が正しく行われないおそれがある。

(20)ポーフィルシステムを採用の場合、本品を次に使用する際に、新鮮ガスと麻酔薬が漏れ出るおそれがあるため、麻酔薬の充填後は充填キャップを閉めること。

(21)ポーフィルシステムを採用の場合、本品を次に使用する際に、麻酔薬が漏れ出るおそれがあるため、排液完了後は充填キャップと排液ノブを閉めること。

(22)麻酔薬の濃度設定ができない場合、無理にコントロールダイヤルを回さずに、麻酔システムに接続されている他のすべての気化器が「0」になっていること、インターロック装置が正常に作動することを確認する。

(23)麻酔システム使用時、麻酔薬濃度をモニタリングすること。

(24)長期にわたって高流量、高濃度で使用すると、出力濃度が低下するおそれがある。

(25)新鮮ガスが流れない状態で、本品を稼動させたままにしないこと。さもないと高濃度の気化ガスが漏れ出し、周囲の人や物に害を及ぼすおそれがある。

(26)出力濃度が正しくない、麻酔薬が漏れ出る、おそれがあるため、本品を麻酔システムから取り外す際は、必ずコントロールダイヤルを「0」に設定すること。

(27)麻酔システムのプラグインコネクタにバルブがないと、本品を取り外した際に、新鮮ガスと気化ガスが漏れ出る恐れがある。

(28)高温下で保管した後に本品を使用すると、麻酔薬濃度が高くなるおそれがある。麻酔システムに接続した後、コントロールダイヤルを1%に設定し、15秒以上待つことで、均圧することが可能である。

(29)洗浄時は、本品、イソフルラン用キーフィラーアダプターを洗剤に浸さないこと。

(30)洗浄時は手袋と保護眼鏡を着用し、洗剤がコントロールダイヤルの下、アウトレット、インレット、及び充填システム内に入らないようにすること。

(31)本品や付属品を滅菌しないこと。本品内部が損傷し、出力濃度の正確性が低下する恐れがある。

(32)本品への麻酔薬の充填量は、液面計のMAXマーク以下かつMINレベル以上であることを確認すること。

貯蔵方法
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰