バイオネンネ
2025/05/20
品名 | バイオネンネ |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2025/02/21 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | バイオ科学株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 神経系用薬 |
規制区分 | 使用基準が定められた医薬品 |
有効期間 | |
添付文書 |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | フェノキシエタノール原薬 | 500mL/本品500mL中 |
包装単位 | 原薬を100mL容褐色ガラス瓶に100mL、また500mL容褐色ガラス瓶に500mLを充填し、気密して紙箱に1本ずつ収納する。 |
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使用禁止期間 | すずき目魚類:食用に供するために水揚げする前1日間 |
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休薬期間 | |
効能効果 | スズキ目魚類の麻酔 |
用法用量 | 海水1Lに対し、本剤0.3mLの割合で混和したものに魚を浸漬する。(先に本剤を50倍量の淡水又は海水によく混和した後、さらに海水で希釈したものを麻酔液とする。) |
使用上の注意 | <基本的事項> 1.守らなければならないこと (一般的注意) 1)本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。 2)本剤は、効能・効果において定められた用途にのみ使用すること。 3)本剤は水産用ワクチンの投薬の際に使用し、対象動物の安全確保・ストレス軽減及び使用者の手に誤ってワクチンを注射してしまうことを防ぐことによる使用者の安全確保を目的とするため、それ以外では使用 しないこと。 4)本剤の使用には19℃~27℃の水温範囲を目安に使用すること。 5)本剤は魚体重約5g〜1000gのスズキ目魚類に使用すること。 6)本剤は浅麻酔で86.87kg/㎥以下の密度を目安に使用すること。 7)本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。 (取扱い及び廃棄のための注意) 1)開封後はできるだけ速やかに使用すること。やむを得ず残った場合は、密栓して直射日光を避けて保管すること。 2)小児の手の届かないところに保管すること。 3)直射日光、高温及び多湿を避けて保存すること。 4)他の容器に入れ替えないこと。 5)本剤を廃棄する場合には、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体の条例等に従い適切に処分すること。 6)使用済みの容器は、地方公共団体の条例等に従い適切に処分すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) 1)本剤が直接、皮膚及び眼等に接触した場合には、手荒れ、蕁麻疹及び眼球刺激などの症状を呈することがあるため、麻酔液の調製時並びに調製した麻酔液を使用する際はメガネまたはゴーグル、ゴム手袋及びマスク等を着用すること。 2)誤って本剤が眼、鼻、ロ等に入った場合には、流水で15分間以上洗浄した後、直ちに医師の診療を受け、適切な処置を受けること。 (対象動物に関する注意) 1)注射ワクチン接種時に、本剤を使用する際には、魚の食欲、泳ぎ方、体色などの状態をよく観察し、何らかの異常が認められる場合は使用しないこと。 2)注射ワクチン接種時に、本剤を使用する際にはあらかじめ少数の供試魚を用いて、本剤の至適濃度で浅麻酔に達することを確認すること。 3)魚の安全を考慮して浅麻酔を目安に使用すること。 __________________________________ 浅麻酔 供試魚が遊泳を停止し、麻酔処置水槽の底に横たわった状態 __________________________________ 深麻酔 供試魚が遊泳を停止し、麻酔処置水槽の底に横たわり鰓蓋の 動きが顕著に緩慢になった状態 __________________________________ <専門的事項> (適用上の注意) 1)麻酔液に魚類を放置すると麻酔が深くなり、ひいては呼吸が停止して死亡する恐れがあるので、麻酔した魚類の状態には常に注意を払うこと。 2)麻酔が深くかかりすぎたと判断された場合(呼吸運動の停止、及び極度な呼吸抑制)には、麻酔液から魚類を速やかに取り上げ、飼育水に戻すこと。 3)ブリにおいては、麻酔液に浸漬した際に暴れて麻酔槽に衝突し、口先が赤変する個体が認められることがあるので麻酔時の密度を守って使用すること。 4)想定以上の濃度で使用した場合や長時間麻酔液に浸漬した場合に死亡する個体が認められることがあるので十分に注意するとともに、呼吸運動の停止及び極端な呼吸抑制といった変化が認められた場合は麻酔液から魚を速やかに取り上げ飼育水に戻すこと。 5)本剤を海水に溶解した麻酔液の繰り返し使用は、5回以内を目安とすること。なお、繰り返し使用中麻酔効果が低下した場合は繰り返し使用を中止すること。 6)麻酔液には、エアレーション装置などを用いて十分な酸素を供給すること。 7)本剤の主剤であるフェノキシエタノールは、水に対してやや溶けにくく、均一に希釈されなければ正しい麻酔効果が得られないため、下表の割合を参考に、50倍量の淡水又は海水に本剤を加えてよく混和した後、さらに海水で希釈して麻酔液を調製すること。 ________________________________________ 50倍希釈液 麻酔液 調製する __________________________________ 麻酔液の量 本剤の添加量 50倍希釈する 淡水又は海水の量 ________________________________________ 1L 0.3mL 15mL 海水1Lに対し本剤0.3mL* 5L 1.5mL 75mL 海水5Lに対し本剤1.5mL* 10L 3mL 150mL 海水10Lに対し本剤3mL* 100L 30mL 1.5L 海水100Lに対し本剤30mL* ________________________________________ *:麻酔液中の本剤の量 (その他の注意) 1)本剤は消防法で第4類(引火性液体)の第三石油類(非水溶性液体)に規定されている危険物である。本剤を使用する際は、火気に近づけないこと、また静電気に注意すること。 |
貯蔵方法 | 気密容器、遮光保存 |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |