動物用アンピシリン散「コーキン」

2025/03/18

品名 動物用アンピシリン散「コーキン」
一般的名称
承認年月日 1:1982/03/06 2:1983/11/08 3:1984/09/21 4:1988/09/28 5:1992/05/15 6:2000/08/30 7:2002/10/18
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 コーキン化学株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 抗生物質製剤
規制区分 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間 24カ月間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量 抗菌剤の系統大分類 抗菌剤の系統中分類 抗菌剤の系統小分類
1 アンピシリン水和物 100mg(力価) ペニシリン系 ペニシリン系 アンピシリン
包装単位 100g、500g,、1kg、5kg及び10kgのアルミホイル袋入り缶又は紙箱。
100g、500g,、1kg、5kg及び10kgの不透明のポリエチレンビン。
100g、500g,、1kg、5kg及び10kgのポリエチレン内袋入り缶。
分包品も製する。
使用禁止期間
休薬期間  牛(生後6月を超えるものを除く):食用に供するためにと殺する前5日間
 豚                   :食用に供するためにと殺する前5日間
 鶏                   :食用に供するためにと殺する前2日間
効能効果 【有効菌種】 

  クロストリジウム、ブドウ球菌、大腸菌、サルモネラ 

【適応症】

  牛:細菌性下痢症 
  豚:細菌性下痢症 
  鶏:壊死性腸炎、ブドウ球菌症、大腸菌症
用法用量 1日1回体重1kg当たりアンピシリンとして下記の量を強制的に経口投与するか、または飲水に均一に溶かし、若しくは飼料に均一に混じて経口投与する。

  牛(生後6月を超えるものを除く。) : 4~12mg(力価)
  
  豚                     : 4~12mg(力価)
  
  鶏                     : 5~20mg(力価)

  ただし、重症例には上記量を1日2回または上記量の倍量まで増量する。
使用上の注意 【基本的事項】

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤の使用に当たっては、治療上必要な最小限の期間の投与に止めることとし、週余にわたる連続投与は行わないこと。

・本剤は「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(使用者に対する注意)

・飼料等に混合する際は、マスク等を着用し、粉じん等を吸い込まないよう注意すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・開封後は速やかに使用すること。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

・本剤を飲水に溶かして用いる場合は用時調製すること。

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。

・本剤が眼に入った場合には、直ちに水でよく洗い流し、医師の診察を受けること。

(対象動物に対する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

【専門的事項】

1.対象動物の使用制限等

・本剤は、まれにショック症状やアレルギー症状を起こすことがあるので、投与前に使用経歴や反応の有無を調べ、陽性動物には投与を避けること。

2.重要な基本的注意

・本剤は、ペニシリナーゼ産生菌には、通常奏効しない。

3.副作用

・本剤投与後、ショック症状やアレルギー症状が現れた場合には、投与を中止して、適切な処置を行うこと。
貯蔵方法 動物用抗生物質医薬品基準による。
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 オランダ、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰