ソムノペンチル
2025/03/18
品名 | ソムノペンチル |
---|---|
一般的名称 |
承認年月日 | 1:1966/04/01 2:1983/03/10 3:1992/06/08 |
---|---|
承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 共立製薬株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 神経系用薬 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後2年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | ペントバルビタールナトリウム | 64.8mg/1mL |
包装単位 | 25mL又は100mlバイアル瓶(ガラス容器) |
---|
使用禁止期間 | |
---|---|
休薬期間 | 本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。 牛、馬、緬・山羊、豚:10日間 牛乳:24時間 |
効能効果 | 牛:小手術時の鎮静、神経質な動物に対する診断、治療時の鎮静。外科手術時の全身麻酔。 馬:小手術時の鎮静、神経質な動物に対する診断、治療時の鎮静。外科手術時の全身麻酔。 緬・山羊:外科手術時の全身麻酔。 豚:外科手術時の全身麻酔及び基礎麻酔。 犬:外科手術時の全身麻酔。ストリキニーネ中毒、強直症等の鎮痙。 猫:外科手術時の全身麻酔。 ミンク:外科手術時の全身麻酔。 |
用法用量 | 通常、ペントバルビタールナトリウムとして下記量を静脈内注射、腹腔内注射、筋肉内注射するが、患畜の健康状態・麻酔状態に応じて用量を増減する。静脈内注射に際しては、まず全投与量の1/2を比較的急速に、残量をやや緩徐に麻酔状態を十分に観察しながら投与する。 牛:鎮静には、体重1㎏当たり2~4mgを、全身麻酔(外科的深麻酔)には、体重1㎏当たり14~19mgを静脈内注射する。 馬:鎮静には、体重1㎏当たり6mgを、全身麻酔には、体重1kg当たり7~10mgを静脈内注射する。 緬・山羊:全身麻酔には、体重1㎏当たり20~25mgを静脈内注射する。 豚:全身麻酔には、静脈内注射の場合、体重50㎏以下の豚で体重1kg当たり24~30mgを、体重100kg以上の豚で体重1kg当たり10~20mgを投与する。腹腔内注射の場合、体重50kg以下の豚で体重1kg当たり20~30mgを投与する。基礎麻酔には、腹腔内注射で体重1kg当たり25mgを投与する。 犬:(1)静脈内注射 全身麻酔には、体重1kg当たり20~30mg、一般に体重1kg当たり25mgを投与する。注入法としては、まず全投与量の1/2を呼吸状態をよく注意しながら、20秒(小型犬)~1分(大型犬)で注入します。次いで1分間の休止をおいて残量を2~4分間で注入する。または全量を1~3分間で等速に注入する。深麻酔への導入は円滑であり、30~100分間深麻酔が得られ、その後2~8時間の嗜眠・鎮静状態が続く。 (2)腹腔内注射 全身麻酔には、体重1kg当たり25~35mgを投与する。注入5~25分後に30~90分間持続する深麻酔と2~8時間の嗜眠・鎮静状態が得られる。 (3)筋肉内注射 全身麻酔には、体重1kg当たり30~35mgを投与する。100~150分間の深麻酔が得られる。 (4)追加麻酔 初回投与量の1/3量以内を投与する。 (5)鎮痙には、その症状に応じ1頭当たり30~200mgを1回あるいは分割投与する。 猫:(1)静脈内注射 全身麻酔には、体重1kg当たり25~35mgを投与する。10~40分間の深麻酔が得られ、その後3~6時間の嗜眠・鎮静状態が続く。 (2)腹腔内注射 全身麻酔には、体重1kg当たり25~35mgを投与する。注入10~20分後には深麻酔が得られ、10~50分間持続する。 ミンク:全身麻酔には、体重1kg当たり30~40mgを腹腔内注射する。10~40分間の中・深麻酔が得られる。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1. 守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。 ・本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。 牛、馬、緬・山羊、豚:10日間 牛乳:24時間 (取扱い及び廃棄のための注意) ・本剤は向精神薬のため、その保管及び廃棄については麻薬及び向精神薬取締法に従うこと。(麻薬及び向精神薬取締法 第50条の21) ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・沈殿・白濁したものは使用しないこと。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・本剤の保管は直射日光及び高温を避けること。 ・注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。 ・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。 ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。 (対象動物に関する注意) ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察をうけること。 (専門的事項) ①対象動物の使用制限等 ・本剤を妊娠動物に使用した場合、胎子へ移行し死流産等を起こすことがあるので使用しないこと。 ②重要な基本的注意 ・本剤の投与前には健康状態について検査し、使用の可否を決めること。 ・本剤投与前に6~24時間絶食させることが望ましい。 ・腹腔内注射を行う場合、膀胱が空であることが必要である。 ・投与量の計算にあたっては、患畜の年齢・健康状態(特に肝機能障害、循環機能障害)を十分考慮し、幼老動物、肥満した動物には本剤の量を減らすこと。 ・冬期などで環境温度が低い場合、体温保持のために保温が必要である。 ・解剖学的に呼吸困難を起こし易い短頭犬種等では、麻酔中に注意深い管理が必要である。 ・本剤の麻酔による呼吸抑制・停止や血圧下降等の症状がみられた時は、人工呼吸と補液、保温が適切な処置である。呼吸興奮剤の投与にあたっては頻回投与を避けること。 ③相互作用 ・他の薬剤との併用によって作用が増強されるので減量が必要になることがある。 ④副作用 ・本剤が血管外に漏れると、局所に疼痛・腫脹を起こすことがあるが、この様な場合は冷湿布により消退する。 |
貯蔵方法 | 密封容器 |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
---|---|
反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |