アンピシリン散「KS」

2025/03/18

品名 アンピシリン散「KS」
一般的名称
承認年月日 1:1980/05/08 2:1982/05/24 3:1984/01/24 4:1985/02/05 5:1985/07/03 6:1988/06/29 7:1992/08/24 8:2003/04/03
承認区分 医薬品
承継年月日 1:1995/01/10 2:2004/12/01 3:2010/06/01
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 共立製薬株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 抗生物質製剤
規制区分 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間 24カ月間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量 抗菌剤の系統大分類 抗菌剤の系統中分類 抗菌剤の系統小分類
1 アンピシリン水和物 100mg(力価)/本品1g中 ペニシリン系 ペニシリン系 アンピシリン
包装単位 貼り合わせアルミニウム箔の袋に充填して紙製の箱にいれ100g、500g、1kg、3kg、5kg、10kg、15kg、20kgの製品を作る。また、分包品も製造する。
使用禁止期間 牛(生後6月を超えるものを除く):食用に供するためにと殺する前5日間
豚                   :食用に供するためにと殺する前5日間
鶏                   :食用に供するためにと殺する前2日間
休薬期間
効能効果 【有効菌種】

   ブドウ球菌、クロストリジウム、大腸菌、サルモネラ 

【適応症】

   子牛:細菌性下痢症
    
   豚:細菌性下痢症
   
   鶏:ブドウ球菌症、壊死性腸炎、大腸菌症
用法用量  1日1回体重1kg当たりアンピシリンとして下記の量を強制的に経口投与するか、又は飲水に均一に溶かし、若しくは飼料に均一に混じて経口投与する。

  牛(生後6月を超えるものを除く):4~12mg(力価)
  豚                   :4~12mg(力価)
  鶏                   :5~20mg(力価)

ただし、重症例には上記量を1日2回、又は上記量の倍量まで増量する。
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

・本剤は、効能・効果において定められた適用症の治療にのみ使用すること。

・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤の使用に当たっては、適用症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めることとし、週余にわたる連続投与は行わないこと。

・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(使用者に対する注意)

・飼料等に混合する際は、マスク等を着用し、粉じん等を吸い込まないよう注意すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

・使用済みの容器は地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。

・本剤は、β-ラクタム系の抗生物質であるので、同系薬(ペニシリン等)に対し過敏症の既往歴のある人は使用しないこと。

・過敏症反応を含め、使用者の身体に何らかの異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、すぐに医師の診察を受けること。

(取扱い上の注意)

・本剤は水により分解が促進されるので人工乳・飲水等に溶解した場合はなるべく早く投与すること。

(対象動物に関する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

① 対象動物の使用制限等

・本剤は過敏症反応をまれに起こすことがあるので、投与前に使用経歴や反応の有無を調べ、陽性動物には投与を避けること。

② 重要な基本的注意

・本剤はペニシリナーゼ産生菌には通常奏効しないので、この場合は他の薬剤を使用すること。

③ 副作用

・本剤投与後、ショック症状や過敏症反応が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
貯蔵方法 密閉容器
備考 ・承継(H7.1.10)旭化成工業株式会社→三鷹製薬株式会社

・承継(H16/12/1)三鷹製薬株式会社→川崎製薬株式会社
品名変更:アンピシリン散「ミタカ」→アンピシリン散「KMK」

・承継(H22/6/1)川崎製薬株式会社→共立製薬株式会社
品名変更:アンピシリン散「KSK」→アンピシリン散「KS」

反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 日本、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、韓国、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダ、イタリア、スロベニア、チェコ、スロバキア、オーストリア、デンマーク、フランス、ポーランド
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰