日生研豚丹毒生ワクチンC
2025/06/25
品名 | 日生研豚丹毒生ワクチンC |
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一般的名称 | 豚丹毒生ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:1974/03/11 2:1983/11/08 3:1987/10/31 4:1992/09/22 5:1994/03/30 6:1997/04/10 7:2003/04/02 8:2011/12/27 9:2013/07/01 10:2018/11/29 11:2020/12/25 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 日生研株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後1年9カ月間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | アクリフラビン耐性弱毒豚丹毒菌小金井65-0.15株(シード) | 2×10(9)個以上/ワクチン 1バイアル(20頭分)中 |
包装単位 | 小分製品 20頭分は20mL容量のガラスバイアル、50頭分は50mL容量のガラスバイアル、または100頭分は100mL容量のガラスバイアルに、それぞれ成分及び分量を担保とする規定量分注して、凍結乾燥後封栓。 溶解用液 20頭分は20mL容量のガラスバイアル、50頭分は50mL容量のガラスバイアル、100頭分は100mL容量のガラスバイアルに、それぞれ成分及び分量を担保とする規定量分注して、封栓後滅菌。 小分製品と溶解用液を各1本ずつ紙製組箱に収納。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 豚丹毒の予防 |
用法用量 | 豚の皮下に1mLを注射する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) ①守らなければならないこと [一般的注意] (1) 本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 (2) 本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (3) 本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 [使用者に対する注意] (1) 本剤に含有される細菌は人獣共通感染症の病原体であるので、使用時には十分注意すること。 (2) 事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手袋等を着用し、本剤が眼、鼻、口等に入らないように注意すること。誤って当該部に入った場合は、直ちに水で洗浄やうがい等を行うとともに医師の指示を仰ぐこと。 (3) 作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 [豚に関する注意] (1) 生ワクチン使用農場は非使用農場よりも有意に豚丹毒による廃棄率が低いものの、慢性型豚丹毒症例の一部において、生ワクチン株と区別できない株が分離されるとの報告があることから、使用の際にはリスクを理解の上、必要に応じて不活化ワクチンの使用を考慮すること。 (2) 本剤の注射前には健康状態について検査し、重大な異常(重篤な疾病)を認めた場合は注射しないこと。 (3) 豚が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、注射の適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、咳、下痢又は重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・交配後間がないもの、分娩間際のもの又は分娩直後のもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・他の薬剤投与、導入又は移動後間がないもの。 (4) 本剤のワクチン株は薬剤の影響を受けやすいので、本剤注射前3日間、注射後7日間はワクチン株に影響を及ぼすような薬剤の投与又は飼料への添加は避けること。 [取扱い及び廃棄のための注意] (1) 外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2) 使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 (3) 本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 (4) 小児の手の届かないところに保管すること。 (5) 直射日光又は加温は、品質に影響を与えるので避けること。 (6) 溶解用液は凍結すると容器が破損する場合があるので避けること。 (7) 注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、常温まで冷えたものを使用すること。 (8) 使用時よく振り混ぜて均一とすること。 (9) 乾燥ワクチン及び溶解用液のゴム栓は70%アルコールで消毒し、滅菌済みの注射器具等で溶解用液を乾燥ワクチン瓶に注入し、よく振盪して均一に溶解すること。 (10) 滅菌済みの注射針をゴム栓から刺し込み、溶解したワクチンを注射器内に吸引して使用すること。ゴム栓を取り外しての使用は、雑菌混入のおそれがあるので避けること。 (11) 使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 (12) 使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 ②使用に際して気を付けること [使用者に対する注意] (1) 誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って注射された者は必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 __________________________________________ 抗 原 アジュバント 微生物名 ______________ _______________ 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 __________________________________________ 豚丹毒菌 当 生 無 __________________________________________ 本ワクチンの対象疾病は、人獣共通感染症であるが、本ワクチン株は弱毒されている。 (2) 乾燥ワクチン瓶内は、真空になっており破裂するおそれがあるので強い衝撃を与えないこと。 (3) 開封時にアルミキャップ切断面で手指を切るおそれがあるので、注意すること。 [豚に関する注意] (1) 本剤の注射後、少なくとも1~2日間は安静に努め、移動等は避けるようにすること。また、温度管理等に十分に注意し、豚に与えるストレスの軽減に努めること。 (2) 重篤な副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けるとともに、副反応に対して適切な処置を行うこと。 (3) 注射後2~3日目頃から注射局所にワクチン株の増殖による発赤、丘疹(善感反応)が発現するが、この反応は1週間前後で消失する。 (4) S P F 豚等、特に豚丹毒菌に感受性が高い豚では、善感反応の観察される時期に、注射局所以外の体表に、発赤や丘疹が発現する場合があるので、不活化ワクチンの使用を考慮すること。この発赤や丘疹が重度で、元気・食欲の不振、発熱がみられた場合は、適切な処置を行うこと(参考:ワクチン株は特にペニシリン系の薬剤に感受性が高いので、体重 1 kg 当たり約50, 000 単位の持続性ペニシリンを3日間注射することが一般に有効とされている。)。 [取扱いに関する注意] (1) 溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (2) 移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので、幼若な豚への注射は移行抗体が消失する時期を考慮すること。 (3) 注射部位は70%アルコールで消毒し、注射時には注射針が血管に入っていないことを確認してから注射すること。 (4) 注射器具(注射針)は原則として1頭ごとに取り替えること。 [その他の注意] (1) 豚丹毒菌は、人に対して創傷部を中心とした紅斑、腫脹、リンパ節炎、敗血症、心内膜炎等の症状を示すことがある。 (2) 本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は被包に「国家検定合格」と表示されていない。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質有り |
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反芻動物由来物質原産国名 | アメリカ |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |