IBR・BVD・PI混合生ワクチン ミューコ・3

2025/03/18

品名 IBR・BVD・PI混合生ワクチン ミューコ・3
一般的名称 牛伝染性鼻気管炎・牛ウイルス性下痢・牛パラインフルエンザ混合生ワクチン
承認年月日 1:1985/10/22 2:1987/10/31 3:1991/05/08 4:1994/12/08 5:1996/01/24 6:2003/04/03 7:2005/04/26 8:2012/05/28
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日 1:1993/03/19
製造販売業者 共立製薬株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 生物学的製剤
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間 2年間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
1 豚精巣細胞培養弱毒牛伝染性鼻気管炎ウイルス NO.758-43株 10(5.0)TCID50以/乾燥ワクチン 1バイアル(10頭分)中
2 豚精巣細胞培養弱毒牛ウイルス性下痢-粘膜病ウイルス NO.12-43株 10(4.0)TCID50以上/乾燥ワクチン 1バイアル(10頭分)中
3 鶏胚細胞培養弱毒牛パラインフルエンザ3型ウイルス BN-CE株 10(6.0)TCID50以上/乾燥ワクチン 1バイアル(10頭分)中
包装単位 ○乾燥ワクチン:4mL(20頭分)/50mL容ガラスバイアル瓶,2mL(10頭分)/20mL容ガラスバイアル瓶、1mL(5頭分)/10mL容ガラスバイアル瓶  

○溶解用液:40mL20頭分/50ml容ガラスバイアル瓶,20mL10頭分/20mL容ガラスバイアル瓶,10mL5頭分/10mL容ガラスバイアル瓶

乾燥ワクチン及び溶解用液の一容器ずつを紙箱に収納する。
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 牛伝染性鼻気管炎、牛ウイルス性下痢ー粘膜病及び牛のパラインフルエンザの予防
用法用量 乾燥ワクチンに添付の溶解用液を加えて溶解し、その2mLを牛の筋肉内に接種する。
使用上の注意 【一般的注意】

(1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方せん・指示により使用すること。

(2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

【使用者に対する注意】

(1)誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。謝って注射された者は、必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。

(2)事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手袋等を着用すること。

本ワクチン成分の特徴                             
__________________________________________
               抗    原         アジュバント
__________________________________________
          人獣共通感     微生物の       有 無         
微生物名      染症の当否     生・死                     
__________________________________________
牛伝染性鼻気      否        生                   
管炎ウイルス                                        
牛ウイルス性下痢    否        生          無         、
-粘膜病ウイルス                                     
牛パラインフル     否        生                   
エンザ3型ウイルス                                   
__________________________________________

本ワクチン株は、人に対する病原性はない。

本ワクチンに関するお問い合わせは下記までお願い致します。
共立製薬株式会社  先端技術開発センター
〒300-1252  茨城県つくば市高見原2丁目9番地22
TEL:029-872-3361    FAX:029-874-1619

【牛に対する注意】

1 制限事項

(1)本剤の接種前には対象牛の健康状態について検査し、次のいずれかに該当すると認められる場合は接種しないこと。

 ・重篤な疾病にかかっていることが明らかなもの。
 ・妊娠中のもの。
 ・交配後間がないもの。
 ・3週間以内に種付けを予定しているもの。

(2)対象牛が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、接種の適否の判断を慎重に行うこと。
 
 ・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。
 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。
 ・分娩直後のもの。
 ・明らかな栄養障害があるもの。

(3)発情中又はその他のワクチン投与や移動後間がないものでは、そのストレスに起因する異常の認められる場合があるので、本剤の接種は極力避けること。

(4)本剤の接種後、少なくとも2日間は安静に努め、移動や激しい運動は避けること。

2 副反応

副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受け、副反応に対して適切な処置を行うこと。

3 相互作用

本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。

4 適用上の注意

(1)注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

(2)注射部位は消毒し、接種時には注射針が血管に入っていないことを確認してから接種すること。

(3)注射器具(注射針)は原則として1頭ごとに取り替えること。

(4)注射部位を厳守すること。特に、鼻腔内接種は避けること。

(5)ワクチン容器のゴム栓は消毒し、無菌的に取扱うこと。

【取扱い上の注意】

(1)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

(2)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。

(3)乾燥ワクチン及び溶解用液のゴム栓は消毒し、滅菌済みの注射器具等で溶解用液を乾燥ワクチン瓶に注入し、よく振盪して均一に溶解すること。
 ゴム栓を取り外しての使用は、雑菌が混入するおそれがあるので避けること。

(4)一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。

(5)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。

(6)乾燥ワクチン瓶内は、真空になっており破裂するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。

(7)使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。

(8)使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

【保管上の注意】

(1)小児の手の届かないところに保管すること。

(2)直射日光、加温又は凍結は本剤の品質に影響を与えるので、避けること。
貯蔵方法 2~10℃
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 オランダ、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルグ
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰