日生研NBBAC不活化ワクチン

2025/03/18

品名 日生研NBBAC不活化ワクチン
一般的名称 ニューカッスル病・鶏伝染性気管支炎2価・鶏伝染性コリーザ(A・C型)混合(アジュバント加)不活化ワクチン(シード)
承認年月日 1:1995/07/18 2:1998/08/10 3:2003/04/03 4:2012/07/04 5:2020/06/05 6:2021/06/30
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日 1:2005/07/19
製造販売業者 日生研株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 生物学的製剤
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間 2年3カ月間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 発育鶏卵培養ニューカッスル病ウイルス石井株(シード) (不活化前ウイルス量)10(7.2)EID50以上/1ドース(0.5mL)中
2 発育鶏卵培養鶏伝染性気管支炎ウイルス石田株(シード) (不活化前ウイルス量)10(7.5)EID50以上/1ドース(0.5mL)中
3 発育鶏卵培養鶏伝染性気管支炎ウイルス宮崎株(シード) (不活化前ウイルス量)10(7.5)EID50以上/1ドース(0.5mL)中
4 ヘモフィルス・パラガリナルム血清型A No.221株(シード) 総菌数 1×10(8)個以上/1ドース(0.5mL)中
5 ヘモフィルス・パラガリナルム血清型C G-1株(シード) 総菌数 1×10(8)個以上/1ドース(0.5mL)中
包装単位 100mL容量のバイアルには200羽分、600mL容量のバイアル又は500mL容量のプラスチック容器には各500羽分又は1,000羽分の成分及び分量を担保できる規定量分注し、密栓する。
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 ニューカッスル病、鶏伝染性気管支炎及びヘモフィルス・パラガリナルムA型菌、C型菌による鶏伝染性コリーザの予防
用法用量 35日齢以上の鶏の脚部筋肉内に0.5mLを注射する。必要に応じて1~2か月間隔で再注射する。
使用上の注意 (基本的事項)

①守らなければならないこと

[一般的注意]
  
(1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

(2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

[使用者に対する注意]

作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。

[鶏に関する注意]

(1)本剤の注射前には健康状態について検査し、重大な異常(重篤な疾病)を認めた場合は注射しないこと。ただし、鶏がニューカッスル病に罹患するおそれがあり、緊急予防の必要がある時はこの限りではない。その場合、注射適否の判断を慎重に行い、対応すること。

(2)鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、注射の適否の判断を慎重に行うこと。

 ・元気消失、食欲不振、発熱、下痢、呼吸器症状など臨床異常が認められるもの。
 
 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。
 
 ・明らかな栄養障害があるもの。
 
 ・他の薬剤投与、導入又は移動後間がないもの。 
 
[取扱い及び廃棄のための注意]

(1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。

(2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

(3)本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。

(4)小児の手の届かないところに保管すること。

(5)直射日光又は凍結は、品質に影響を与えるので避けること。

(6)注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、常温まで冷えたものを使用すること。

(7)使用時よく振り混ぜて均一とすること。また、使用中も時々振り混ぜること。

(8)本剤容器のゴム栓は、70%アルコールで消毒し、滅菌済みの注射針をゴム栓から刺し込み、ワクチンを注射器内に吸引して使用すること。ゴム栓を取り外しての使用は、雑菌混入のおそれがあるので避けること。

(9)使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

(10)使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

②使用に際して気を付けること

[使用者に対する注意]

(1)誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って注射された者は、必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。

             本ワクチンの成分の特徴             
_____________________________________
             抗   原         アジュバント    
_____________________________________
          人獣共通感   微生物の    有無   種類    
微生物名      染症の当否   生・死                
_____________________________________
ニューカッスル病    当      死                 
ウイルス                                 
_______________________   有   アルミニウム 
鶏伝染性気管支炎    否      死          ゲル     
ウイルス                                 
_____________________________        
ヘモフィルス・     否      死                 
パラガリナルム                              
(A型菌及びC型菌)                           
_____________________________________

(2)ワクチン容器は破損するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。

(3)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。

[鶏に関する注意]

(1)ワクチン注射後は、飼育管理に十分に注意し、鶏に与えるストレスの軽減に努めること。

(2)再注射を初回注射部位に行うと、注射部位の腫脹、血腫及び一過性の跛行が見られることがあるので、既注射部位には再注射しないこと。

[取扱いに関する注意]

(1)一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。

(2)注射部位は消毒し、注射時には注射針が血管に入っていないことを確認してから注射すること。

(3)雑菌による汚染を防ぐため、時々注射針を取り替えること。

(4)注射部位を厳守すること。
貯蔵方法 2~10℃の暗所
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰