動物用チオラ注射液

2025/03/18

品名 動物用チオラ注射液
一般的名称
承認年月日 1:1972/09/20 2:1985/09/24 3:1990/07/16 4:1995/08/03 5:2008/02/14 6:2012/08/14 7:2013/06/25 8:2021/10/12
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2008/10/01 2:2010/04/01 3:2014/04/01
届出年月日
再審査結果通知日 1:1988/09/06
製造販売業者 あすかアニマルヘルス株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 肝臓疾患用・解毒剤
規制区分
有効期間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 チオプロニン 50mg/本品1mL中
包装単位 2mL、5mL、50mL ガラスアンプル、50mLまたは100mLのガラスバイアル、蒸気滅菌後に紙箱に収納
使用禁止期間
休薬期間 本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。

牛 :15日間 
牛乳:36時間
馬 :60日間
効能効果 牛:ケトーシス、肝疾患(脂肪肝) 

馬:肝機能障害、中毒時の補助療法 

犬:肝機能障害、皮膚炎
用法用量 1頭当たりチオプロニンとして、下記量を1回量とし、1日1~2回静脈内に注射する。
なお、体重、症状に応じて適宜増減する。

牛:2,500~5,000mg(50~100mL)

馬:2,500~5,000mg(50~100mL)

犬:100~250mg(2~5mL)



休薬期間に関する使用上の注意

本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。

牛:15日間  牛乳:36時間  馬 :60日間
使用上の注意 【基本的事項】

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤投与後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。

 馬:60日間

 牛:15日間

 牛乳:36時間

・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・開封後は速やかに使用すること。

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないよう注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

・注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと。(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は食品等と区別し、直射日光、高温及び多湿を避けること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って注射された者又は誤って薬剤を飲み込んだ者は、直ちに医師の診察を受けること。

・眼に入った場合は、十分に水で洗い流し、直ちに医師の診察を受けること。

(対象動物に関する注意)

・本剤の投与前には健康状態について検査し、使用の可否を決めること。

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

【専門的事項】

①重要な基本的注意

・本剤はまれに悪心、嘔吐等の症状があらわれることがあるので、注射速度をできるだけ遅くすること。

・大動物(馬・牛)に静注する際、薬液が皮下にもれると局所に硬結、壊死を起こすことがあるので、血管外に漏れないよう注意すること。

②相互作用

・本剤はヒ素剤の効果を減殺するので、ヒ素系駆虫剤と同時に投与しないこと。

・本剤はジスルフィド型B1(いわゆる活性B1)、補酵素型B12含有製剤との混合は避けること。
貯蔵方法
備考 ・承継(H20/10/1)協和醗酵工業株式会社→協和発酵バイオ株式会社

・承継(H22/4/1)協和発酵バイオ株式会社→あすか製薬株式会社

・承継(H26/4/1)あすか製薬株式会社→あすかアニマルヘルス株式会社
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰
1 2014/10/08 ホルスタイン メス 死亡