スミチオン-10%

2025/03/18

品名 スミチオン-10%
一般的名称
承認年月日 1:1986/10/15 2:1995/08/03
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 株式会社 養日化学研究所
選任製造販売業者
製剤区分 防虫剤・殺虫剤
規制区分
有効期間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
1 フェニトロチオン 10g/100g
包装単位 <容量規格>
500mL・・・褐色硝子瓶
18L・・・金属缶
180L・・・ドラム缶
200L・・・ドラム缶
使用禁止期間
休薬期間 【休薬期間】
本剤を畜体に直接噴霧後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。
 牛(搾乳牛を除く。):畜体60日
 豚:畜体20日
 鶏:畜体14日
効能効果 1)家畜・家禽の外部寄生虫の駆除
   牛:マダニ、
   豚:シラミ、
   鶏:ワクモ、トリサシダニ

2)畜・鶏舎内及びその周辺の衛生害虫(ハエ・カの成虫び幼虫,アブ)の駆除。
用法用量 (1) 外部寄生虫の寄生の甚だしい家畜・家禽に対し、目的に応じて水で希釈して直接噴霧する。
マダニ:フェニトロチオンとして0.5%となる水希釈液
シラミ:フェニトロチオンとして0.03~0.05%となる水希釈液
ワクモ:フェニトロチオンとして0.05~0.1%となる水希釈液
トリサシダニ:フェニトロチオンとして0.05~0.2%となる水希釈液

(2) 畜・鶏舎内及びその周辺の衛生害虫の発生又は生息する場所に、目的に応じて水で希釈して使用する。
 ハエ・カの成虫
  フェニトロチオンとして、0.5%となる水希釈液を、適宜虫体に直接噴霧するか、又は1m2につき50mL残留噴霧する。
 ハエ幼虫(ウジ)
  フェニトロチオンとして、0.025%となる水希釈液を1m2につき2L、幼虫の発生場所に散布する。
 カ幼虫(ボウフラ)
  発生場所の水量1m3につき、フェニトロチオンとして1~2gを、適宜水で希釈して散布する。

本剤を畜体に直接噴霧後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。
 牛(搾乳牛を除く。):畜体60日
 豚:畜体20日
 鶏:畜体14日
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

(1)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(2)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

(3)本剤を畜体に直接噴霧後、下記の期間は食用に供する目的で出荷等を行わないこと。

     牛(搾乳牛を除く。):畜体60日

     豚:畜体20日

     鶏:畜体14日

(使用者に対する注意)

(1)原液及び希釈液が、皮膚・眼・飲食物・飼料・被服・幼小児の玩具等に直接かからないように注意すること。

(2)手袋などを着用し、できるだけ身体の露出部を少なくして薬剤を浴びないようにするとともに、マスクなどを着け、吸い込まないように注意する。特に天井等上部に向けて残留噴霧をするときは、帽子、メガネ、手袋を着用すること。なお、残留噴霧後は十分換気すること。

(対象動物に関する注意)

(1)幼若及び病中、回復期の動物並びに産前・産後の動物に対する本剤の使用を避けること。

(2)本剤は、搾乳牛(食用に供するために出荷する乳を泌乳している牛をいう。)には使用しないこと。

(3)本剤は、出産前後2週間以内の牛には使用しないこと。

(4)コリンエステラーゼ阻害作用があるので、一週間以内に反復使用しないこと。

(5)家畜・家禽の飼料、飼料箱、飲水器、搾乳機器、卵等はあらかじめ他へ移すかあるいは格納するなどの措置を施し、薬剤がかからないようにすること。採卵後及び給餌前に噴霧すること。

(6)畜・鶏舎内の衛生害虫の駆除に用いるときは薬剤が畜・鶏体に直接かからないようにすること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

(1)食品、食器、飼料等と区別し、小児の手の届かない冷暗所に保管すること。

(2)使用後、残った薬剤は、必ず保管場所に戻し、せんは確実に締め付けておくこと。

(3)本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

(4)誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

(5)他の殺虫剤や消毒剤と混用しないこと。

(6)噴霧にあたっては、かけむらのないように噴霧すること。ただし、環境を汚染しないように乱用を避けること。特に噴霧液が直接、河川、湖沼、海域又は繁殖池に流入するおそれのある場所では使用しないこと。

(7)小分けしたり、水で希釈するときは、食品用の容器等、誤用のおそれのあるものを使用しないこと。

(8)希釈の際は、直接手指でかき混ぜるようなことはしないこと。また、アルカリ性の下では分解しやすいので、石けん液等の混入を防ぐこと。

(9)希釈した液は不安定なので、その都度必要量を調製し、又、直射日光の下に放置しないこと。

(10)蜜蜂、蚕(桑)に被害を及ぼすおそれのあるところでは使用しないこと。

(11)希釈又は噴霧に用いた器材は、石けん水でよく洗い、特に噴霧器はよく手入れをしておくこと。

(12)使用済みの空容器等は石けん水でよくすすぎ、子供がもて遊ばないように、地方公共団体条例等に従い適切に処分すること。

(13)本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

(1)万一、身体に異常を来した場合や誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに有機リン系の殺虫剤を使用した旨を医師に申し出て診察を受けること。

(2)使用した後、あるいは皮膚に付いたときは、石けん水でよく洗い、水で十分うがいをすること。なお、目に入った場合は、直ちに水でよく洗い流すこと。万一刺激が持続するようであれば、医師に相談すること。

(3)アレルギー体質者等で、発赤・掻痒感等の過敏症状が現れた場合には直ちに使用を中止すること。

(対象動物に関する注意)

(1)本剤の使用により産卵率が低下することがある。

(2)副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診断を受けること。

(取扱い上の注意)

(1)塗装面や合成樹脂の中には、薬剤によって侵されやすいものがあるので注意すること。

(2)植物にかかると枯れることがあるので注意すること。

(3)引火性があるので、火気に注意すること。
貯蔵方法 冷暗所に密栓して貯蔵する。
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰