品名	スワイバック　コンビ
一般的名称	豚熱・豚丹毒混合生ワクチン

承認年月日	1：1992/11/16 2：1993/04/08 3：1994/03/30 4：1995/11/16 5：2003/04/03 6：2005/04/26
承認区分	医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日	1：2001/03/21
製造販売業者	共立製薬株式会社
選任製造販売業者
製剤区分	生物学的製剤
規制区分	劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間	１年６カ月間
添付文書

主成分
No.	主成分	分量
1	モルモット腎細胞培養弱毒豚コレラウイルスGPE￣株	１０(4.3)TCID50以上／乾燥ワクチン　1バイアル（20頭分）中
2	アクリフラビン耐性弱毒豚丹毒菌小金井65-0.15株	２×１０(9)CFU以上／乾燥ワクチン　1バイアル（20頭分）中

包装単位	○乾燥ワクチン1.5mL（10頭分）/10mL容量ガラスバイアル瓶、3mL（20頭分）/20mL容量ガラスバイアル瓶、7.5mL（50頭分）/50mL容量ガラスバイアル瓶、15mL（100頭分）/100mL容器ガラスバイアル瓶　 ○溶解用液10mL（10頭分）/10mL容器ガラスバイアル瓶、20mL（20頭分）/20mL容器ガラスバイアル瓶、50mL（50頭分）/50mL容器ガラスバイアル瓶、100mL（100頭分）/100mL容器ガラスバイアル瓶 乾燥ワクチン1容器と溶解用液1容器を紙箱に収納する。

使用禁止期間
休薬期間
効能効果	豚コレラ及び豚丹毒の予防
用法用量	乾燥ワクチンに添付の溶解用液を加えて溶解し、１mLを豚の皮下に接種する。
使用上の注意	（基本的事項） 1.守らなければならないこと （一般的注意） ・ 本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。 ・本剤は、効能・効果において定められた適応症の予防にのみ使用すること。 ・本剤は、国が定めた豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づき使用すること。 （使用者に対する注意） ・作業時には防護メガネ、マスク、手袋等を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 ・作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 （取扱い及び廃棄のための注意） ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・本剤には他の薬剤（ワクチン）を加えて使用しないこと。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・直射日光又は加温は、本剤の品質に影響を与えるので、避けるここと。 ・乾燥ワクチン瓶内は真空になっており、破裂するおそれがあるので、強い衝撃を与えいこと。 ・溶解用液は凍結すると容器が破損する場合があるので、避けること。 ・使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 ・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 （使用者に対する注意） ・本剤に含有される豚丹毒菌は人獣共通感染症の病原体なので、使用時には十分注意すること。 　　　　　　　　　　　　　　本ワクチン成分の特徴　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 　　　　　　　　　　　　　　　　　抗　　　原　　　　　　　　アジュバント　　　　 　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 微生物名　　　　　人獣共通感染症の当否　　微生物の生・死　　　　有無　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 豚コレラウイルス　　　　　否*　　　　　　　　　　生　　　　　　　無　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 豚丹毒菌　　　　　　　　　当**　　　　　　　　　生　　　　　　　　無　　　　　　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＊豚コレラウイルスは、人に対する病原性はない。 ＊＊豚丹毒菌は、人に対して創傷部を中心とした紅斑、腫脹、 リンパ節炎、敗血症、心内膜炎等の症状を示すことがある。 ・誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って注射された者は、必要があれば本添付文書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。 ・開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 （豚に関する注意） ・本剤のワクチン株は薬剤の影響を受けやすいので、本剤注射前３日間、注射後７日間はワクチン株に影響を及ぼすような薬剤の投与又は飼料への添加は避けること。 ・本剤の注射後、少なくとも２日間は安静に努め、移動や激しい運動は避けること。 ・SPF 豚等、 特に豚丹毒菌に感受性が高い豚では、 善感反応の観察される時期に、注射局所以外の体表に、発赤や丘疹が発現する場合があるので、不活化ワクチンの使用を考慮すること。この発赤や丘疹が重度で、元気・食欲の不振、発熱がみられた場合は、適切な処置を行うこと。 (参考：ワクチン株は特にペニシリン系の薬剤に感受性が高いので、体重１kg当たり約50,000単位の持続性ペニシリンを３日間注射することが一般に有効とされている。 ・重篤な副反応が認められた場合は、獣医師の診察を受けるように指導するとともに、副反応に対して逝切な処置を行うこと。 ・生ワクチン使用農場は非使用農場よりも有意に豚丹毒による廃棄率が低いものの、慢性型豚丹毒症例の一部において、生ワクチン株と区別できない株が分離されるとの報告があることから、使用に際にはリスクを理解の上、必要に応じて不活化ワクチンの使用を考慮すること。 （取扱い上の注意） ・乾燥ワクチン及び溶解用液のゴム栓は、70%アルコールで消毒し、滅菌済みの注射器具等で溶解用液を乾燥ワクチン瓶に注入し、よく振盪して均一に溶解すること。 ・溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンは使用しないこと。 ・注射部位を厳守すること。 ・注射部位は70%アルコールで消毒し、注射時には注射針が血管に入っていないことを確認してから注射すること。 ・注射器具は滅菌されたものを使用すること、薬剤により消毒した器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと（ガス滅菌によるものを除く）なお、乾熱及び高圧蒸気又は煮沸等により滅菌を行った場合には、室温まで冷えたものを使用すること。 ・滅菌済みの注射針をゴム栓から刺し込み、溶解したワクチンを注射器内に吸引して使用すること。ゴム栓を取り外しての使用は、雑苗混入のおそれがあるので避けること｡ ・注射器具（注射針）は原則として1頭ごとに取り替えること。 （専門的事項） ①対象動物の使用制限等 ・本剤の注射前には対象豚の健康状態について検査し、重篤な疾病にかかっていることが明らかなものには注射しないこと。ただし、緊急予防の必要がある時はこの限りではない。生の場合注射の適否の判断を慎重に行い、対応すること。 ・対象豚が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、注射適否の判断を慎重に行うこと。 (1)発熱・咳、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 (2)疾病の治療を継続中又は治癒後間がないもの。 (3)交配後間がないもの、分娩間際のもの又は分娩直後のもの。 (4)明らかな栄養障害があるもの。 (5)他の薬剤投与、導入又は移動後間がないもの。 ② 重要な基本的注意 ・移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので、幼若な豚への注射は移行抗体が消失する時期を考慮すること。 ③副反応 ・注射後２～３日目頃から注射局所にワクチン株の増殖による発赤、丘疹（善感反応）が発現するが、この反応は１週間前後で消失する。
貯蔵方法	2～5℃
備考

反芻動物由来物質有無	由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名	アメリカ、中国、ニュージーランド

閉じる