日生研鶏コクシ弱毒3価生ワクチン(TAM)
2025/03/18
品名 | 日生研鶏コクシ弱毒3価生ワクチン(TAM) |
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一般的名称 | 鶏コクシジウム感染症(アセルブリナ・テネラ・マキシマ)混合生ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:1996/05/21 2:1997/01/22 3:2001/11/05 4:2003/04/02 5:2005/10/24 6:2007/01/16 7:2013/10/17 8:2019/08/26 9:2020/10/02 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | 1:2009/08/17 |
製造販売業者 | 日生研株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後1年5カ月間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 鶏培養Eimeria tenella、Nt-P110株オーシスト(シード) | 2×10(6)~2×10(7)個/1バイアル(100mL,5,000羽分)中 | |||
2 | 鶏培養Eimeria acervulina、Na-P75株オーシスト(シード) | 5×10(6)~5×10(7)個/1バイアル(100mL,5,000羽分) | |||
3 | 鶏培養Eimeria maxima、Nm-P102株オーシスト(シード) | 1×10(6)~1×10(7)個/1バイアル(100mL,5,000羽分) |
包装単位 | 容量20mL、50mL及び100mLのガラス製バイアルに、それぞれ1,000羽分、2,500羽分及び5,000羽分の用量が担保される規定量ずつ小分けし密栓、紙製組箱に収納。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | アイメリアテネラ、アイメリアアッセルブリーナ、アイメリアマキシマによる鶏コクシジウム症の発症抑制 |
用法用量 | 1.飼料混合投与法 本剤は3~6日齢の平飼いブロイラーひなを対象とし、その飼料に混合して1回投与する。本剤1羽分(0.02mL)をひなの日齢に応じた1日当たりの給餌量の約1/5~1/10量の飼料に混合する方法で、本剤の均一な混合飼料を調製する。混合飼料の約100羽分ずつを市販の給餌器(縦45cm×横60cmの平底型、面積0.27㎡)に分配し、分配した羽数分に相当するひなに投与する。ひなが混合飼料の摂取を完了した後、残量の飼料を給与する。 2.散霧投与法 初生~4日齢の平飼い鶏を投与対象とする。本品20mL(1000羽分)を5~20倍量に希釈し、輸送箱又は段ボール箱等に収容した1,000羽のひなに均一に1回散霧する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) ①守らなければならないこと [一般的注意] (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 (2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 [使用者に対する注意] (1)事故防止のため、作業時には防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 (2)作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 [鶏に関する注意] (1)本剤の投与前には健康状態について検査し、異常を認めた場合は投与しないこと。 (2)鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、異常呼吸音又は下痢など臨床異常が認められるもの。 ・他のワクチン接種や移動などによりストレスを受けているもの。 ・発育が悪く、明らかな栄養障害があるもの。 [取扱い及び廃棄のための注意] (1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 (3)小児の手の届かないところに保管すること。 (4)直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。特に凍結させると効力が失われるので、絶対に凍結しないこと。 (5)使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 (6)本剤の投与に使用した器具類はオルソジクロロベンゼン系消毒剤に2日間以上浸漬して消毒するか、又は熱湯に1時間以上浸漬して消毒すること。 (7)本剤の散霧投与に使用した輸送箱等は、焼却するか、又は上述した方法で消毒すること。また、輸送車両は荷台等を十分清掃、消毒すること。 ②使用に際して気を付けること [使用者に対する注意] (1) 誤ってワクチンが眼、鼻、口等に入った場合は、直ちに水で洗浄すること。必要があれば本使用説明書を持参し、医師の診察を受けること。 本ワクチンの成分の特徴 __________________________________________ 抗 原 アジュバント _______________________________ 微生物名 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 __________________________ アイメリア・ 否 生 テネラ __________________________ アイメリア・ 否 生 無 アッセルブルーナ __________________________ アイメリア・ 否 生 マキシマ __________________________________________ 本ワクチン株は、人に対する病原性はない。 (2)ワクチン瓶は破損するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 (3)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 [鶏に関する注意] (1)ワクチン投与ひなの飼料には、本剤の効力が失われるおそれがあるので、投与3日前から、投与後少なくとも3週間は鶏コクシジウム症予防用薬剤を混合しないこと。 (2)本剤を飼料混合投与する場合、投与をできるだけ均一にするため、ひなは投与前約半日間断餌すること。 (3)本剤を使用する予定の鶏群はあらかじめ清掃、消毒した鶏舎に導入すること。 (4)散霧投与後約30分間以上ひなを箱に収容した状態で放置した後、飼育施設内に解放する。 [取扱いに関する注意] (1)本剤と飼料との混合又は水での希釈は投与直前に行い、混合飼料又は散霧用液の投与は速やかに行うこと。 (2)一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (3)飼料混合法で本剤を投与した後に日生研鶏コクシ弱毒生ワクチン(Neca)を使用することができる。この場合には、4日以上間隔をあけて投与すること。 (4)本剤を使用した鶏群の糞及び敷料は、鶏のオールアウト後焼却又は埋却するか、あるいは処理業者に委託する等適切に処理すること。 (5)使用後の鶏舎は、清掃後水洗し、通常の鶏舎消毒後にオルソジクロロベンゼン系消毒剤により消毒し、その後十分乾燥させること。 [その他の注意] 本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は被包に「国家検定合格」と表示されていない。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |