日生研マレックワクチンQ

2025/03/18

品名 日生研マレックワクチンQ
一般的名称 マレック病(七面鳥ヘルペスウイルス)生ワクチン
承認年月日 1:1972/06/21 2:1976/09/14 3:1987/10/31 4:1997/09/17 5:2003/04/02
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 日生研株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 生物学的製剤
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間 2年間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
1 七面鳥ヘルペスウイルス・H2株 10(6.0)PFU(FFU)以上/ワクチン 1アンプル(1,000羽分)中
包装単位 ワクチン:500羽分の場合は0.5mL、1,000羽分の場合は1mLをアンプルに分注し凍結。
溶解用液:500羽分の場合は100mL容量のバイアルに100mL、1,000羽分の場合は200mL容量のバイアルに200mL分注。溶解用液は添付しない場合もある。
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 マレック病の予防
用法用量  凍結保存した小分製品を急速に融解し、予め2~5℃に冷却した付属の溶解用液又は溶解用液を添付しない場合は日生研ワクチン溶解用液MDSに1羽当たり0.2mLとなるように溶解し、ゆるやかによく振盪して均一な浮遊液にしながら、初生ひなの皮下、筋肉内、又は腹腔内に0.2mL宛接種する。
使用上の注意 【一般的注意】

(1)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(2)本剤は効能・効果において定められた適応症の予防にのみ使用すること。

(3)本剤は要指示医薬品であるので獣医師の処方せん・指示により使用すること。

【使用者に対する注意】

 誤って人に本剤を接種した場合は、患部の消毒等適切な処置を取ること(必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。)。

               本剤の成分の特徴                    
__________________________________________
               抗   原         アジュバント       
_________________________  _______________
七面鳥ヘルペス    人獣共通感染症  生ウイルス      無         
ウイルス       に該当しない                        
__________________________________________

七面鳥ヘルペスウイルスは、人に対する病原性はない。
本剤に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。
日生研株式会社  製品係 〒198-0024  東京都青梅市新町9丁目2221番地の1
TEL 0428-33-1009、 FAX 0428-31-6696
        
【対象動物に対する注意】

1.制限事項

(1)本剤の接種前には対象鶏群の健康状態について検査し、異常を認めた場合は接種しないこと。

(2)ワクチン接種後は、飼育管理に十分に注意し、鶏に与えるストレスの軽減に努めること。

2.相互作用

  本剤には他の薬剤を加えて使用しないこと。

3.適用上の注意

(1)注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒した器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

(2)本剤の調製は次の手順で行うこと。   

  1)ワクチン調製用注射器は市販の滅菌済みのもの (注射針の太さは20G)を使用
   すること。一度開封したもの及び使用済みのものは使用しないこと。

  2)あらかじめ35~37℃の微温湯1L以上を入れた容器を用意すること。

  3)冷蔵庫から溶解用液を取り出し、異常がないことを確認すること。

  4)凍結ワクチンのアンプルは、超低温の液体窒素を入れた容器内に保管されるので、
   小さな破損を生じた場合液体窒素が入り込み、取り出した時に急激に気化して破裂する
   ことがあるので、長袖の衣服のほか、必ず防護マスク、手袋等を着用し、凍傷やガラス
   片による負傷に備えること。

  5)液体窒素容器からアンプルを取り出し、直ちに用意した微温湯に浸す。未使用のワク
   チンは温度上昇を避けるためすばやく液体窒素容器にもどすこと。

  6)アンプルを軽く振りながらワクチンを融解し、完全に融解した時点で微温湯からアンプ
   ルを取り出して直ちに次の手順に進むこと。

  7)アンプルを開封するときは、アンプルの表面を消毒し、細菌等による汚染を防ぐととも
   に、消毒薬等がアンプルの中に入らないように注意すること。

  8)溶解用液の容器のゴム栓を消毒用アルコールで消毒する。ゴム栓上の消毒用アルコ
   ールはふき取ること。

  9)アンプルの内容物を注射器で静かに吸い取り、溶解用液にゆっくりと注入する。再度
   注射器に溶解用液を吸い取り、アンプル内をすすぎ、内容物を残さないように完全に
   溶解用液を移すこと。  

(3)雑菌による汚染を防ぐため、時々注射針を取り替えること。

(4)接種部位を厳守すること。

【取扱い上の注意】

(1)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

(2)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。

(3)溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンは使用しないこと。

(4)使い残りのワクチン及び使用済みのワクチン瓶は消毒又は滅菌後、適切に処分すること。

(5)液体窒素の取扱いの注意

 1)液体窒素容器は密封すると内圧が高まり爆発する危険があるので、密封しないこと。

 2)液体窒素は常に気化し、容器から窒素ガスが流れ出て酸欠の原因になるので、保管室  の換気を行うこと。

 3)液体窒素は超低温なので、皮膚に触れると凍傷の原因となるので、容器は傾けたり、転
  倒させないように気をつけ、取扱い時には革手袋やカバー付き長靴を着用すること。

 4)液体窒素の補充やワクチンの移し替え時には、アンプルの破裂による負傷を避けるため
  防護マスクを着用すること。
    
【保管上の注意】

(1)小児の手の届かないところに保管すること。

(2)直射日光又は加温は、本剤の品質に影響を与えるので避けること。

(3)保存中のワクチンは溶かすと短時間で効力が失われるので、凍結ワクチンを保存している液体窒素容器内の液体窒素をきらさないこと。
貯蔵方法 小分製品は-140℃以下の液体窒素容器内に、2~5℃
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 オーストラリア、ニュージーランド
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰