アモキシシリン可溶散10%「KS」

2025/07/03

品名 アモキシシリン可溶散10%「KS」
一般的名称
承認年月日 1:1998/03/31 2:2004/12/22 3:2025/06/27
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2004/12/01 2:2010/06/01
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 共立製薬株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 抗生物質製剤
規制区分 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量 抗菌剤の系統大分類 抗菌剤の系統中分類 抗菌剤の系統小分類
1 アモキシシリン水和物 10.0g(力価)/本品100g中 ペニシリン系 ペニシリン系 アモキシシリン
包装単位 50g、100g、500g、1kg、3kg、5kg、10kg
使用禁止期間 牛(生後5ヵ月を超えるものを除く):食用に供するためにと殺する前10日間

豚:食用に供するためにと殺する前5日間

鶏(産卵鶏を除く):食用に供するためにと殺する前5日間
休薬期間
効能効果 有効菌種:

ブドウ球菌、連鎖球菌、ボルデテラ、パスツレラ、大腸菌、ヘモフィルス、 アクチノバシラス プルロニューモニエ

適応症

牛:肺炎、大腸菌による下痢症

豚:肺炎、大腸菌による下痢症

鶏:大腸菌症
用法用量 1日量として体重1kg当り、アモキシシリンとして下記の量を飲水または飼料に添加し、1日に1~2回経口投与する。

牛(生後5月を超えるものを除く。):

 肺炎;3~10mg(力価)

 大腸菌による下痢症;5~10mg(力価)

豚:3~10mg(力価)

鶏(産卵鶏を除く。):10~50mg(力価)
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
 
・本剤は、効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。

・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤の使用に当たっては、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めることとし、週余にわたる連続投与は行わないこと。

・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(使用者に対する注意)

・作業時には、吸入及び皮膚に付着しないようマスク、手袋等を着用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

・使用済みの容器は地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・本剤は、β-ラクタム系の抗生物質であるので、同系薬(ペニシリン等)に対し過敏症の既往歴のある人は使用しないこと。

・過敏症反応を含め、使用者の身体に何らかの異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、すぐに医師の診察を受けること。

(対象動物に対する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(取扱い上の注意)

・開封後は、速やかに使用すること。

・飲水投与の場合は用時調製し、よく攪拌してから投与すること。

(専門的事項)

① 対象動物の使用制限等

・本剤はβ-ラクタム系の抗生物質であるので、同系薬(ペニシリン等)に対する過敏症の有無を調べ、陽性動物や既往歴のある動物には使用しないこと。

② 重要な基本的注意

・本剤はペニシリナーゼ産生菌には通常奏効しないので、この場合は他の薬剤を使用すること。

③ 副作用

・過敏症反応(ショック、発熱、発疹、蕁麻疹等)があらわれた場合は、直ちに投与を中止し、慎重に観察すること。また、強心剤、気管拡張剤、昇圧剤、抗ヒスタミン剤やコーチゾン等の投与及び輸液等、症状に応じた適切な処置を行うこと。
貯蔵方法 密閉容器
備考 ・承継(H16/12/1)三鷹製薬株式会社→川崎製薬株式会社
品名変更:アモキシシリン可溶散「ミタカ」10%→アモキシシリン可溶散10%「KMK」

・承継(H22/6/1)川崎製薬(株)→共立製薬(株)
品名変更:アモキシシリン可溶散10%「KSK」→アモキシシリン可溶散10%「KS」
反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 オランダ、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、アメリカ合衆国
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰