日生研ARBP・豚丹毒混合不活化ワクチン
2025/04/03
品名 | 日生研ARBP・豚丹毒混合不活化ワクチン |
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一般的名称 | 豚ボルデテラ感染症不活化・パスツレラ・ムルトシダトキソイド・豚丹毒不活化混合(アジュバント加)ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:1999/07/27 2:2003/04/03 3:2005/05/11 4:2013/09/27 5:2021/06/02 6:2023/05/24 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | 1:2007/12/19 |
製造販売業者 | 日生研株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後2年6カ月間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | ボルデテラ・ブロンキセプチカ N-40株(I相菌)(シード)不活化菌 | 総菌数 3×10(10)~3×10(11)個 /1バイアル(100mL)中 | |||
2 | パスツレラ・ムルトシダ G-7株(莢膜抗原型D)(シード)培養菌から部分精製した不活化皮膚壊死毒素 | タンパク量(不活化前)として 1.2~2.0mg/1バイアル(100mL)中 | |||
3 | 豚丹毒菌多摩96株(血清型2)(シード)不活化菌 | 不活化前生菌数 1×10(11)~1×10(12)CFU/1バイアル(100mL)中 |
包装単位 | 10mL、20mL、50mL又は100mLの各容量のガラスバイアルそれぞれ子豚用として10頭分(母豚用として2頭分)、子豚用として20頭分(母豚用として4頭分)、子豚用として50頭分(母豚用として10頭分)又は子豚用として100頭分(母豚用として20頭分)ずつ、あるいは500mL容量のプラ容器に、子豚用として250頭分(母豚用として50頭分)又は子豚用として500頭分(母豚用として100頭分)ずつ分注し、密栓する。 ガラスバイアルに分注されたものは直接の被包である紙製組箱に収納。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | ボルデテラ・ブロンキセプチカ並びに毒素産生パスツレラ・ムルトシダの感染による豚の萎縮性鼻炎(AR)及び豚丹毒の予防 |
用法用量 | 妊娠母豚に用いる場合 1回5mLずつを1~2か月の間隔で2回、筋肉内に注射する。ただし、2回目の注射は分娩予定日の約1か月前に行う。 子豚に用いる場合 5週齢以上の子豚に1回1mLずつを3~5週間隔で2回、筋肉内に注射する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) ①守らなければならないこと [一般的注意] (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 (2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 [使用者に対する注意] 作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 [豚に関する注意] (1)本剤の注射前には健康状態について検査し、次のいずれかに該当すると認められる場合には注射しないこと。 ・重大な異常(重篤な疾病)を認めたもの。 ・種付予定前10日以内のもの、哺乳中のもの、種付後20日以内及び分娩前20日以内のもの。 (2)豚が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、注射の適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、咳、下痢又は重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・他の薬剤投与、導入又は移動後間がないもの。 [取扱い及び廃棄のための注意] (1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 (3)本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 (4)小児の手の届かないところに保管すること。 (5)直射日光又は凍結は、品質に影響を与えるので避けること。 (6)注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、常温まで冷えたものを使用すること。 (7)使用時よく振り混ぜて均一とすること。 (8)本剤容器のゴム栓は、70%アルコールで消毒し、滅菌済みの注射針をゴム栓から刺し込み、ワクチンを注射器内に吸引して使用すること。ゴム栓を取り外しての使用は、雑菌混入のおそれがあるので避けること。 (9)使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 (10)使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。 ②使用に際して気を付けること [使用者に対する注意] (1)誤って人に注射した場合は、患部の消毒等適切な処置をとること。誤って注射された者は、必要があれば本使用説明書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 _______________________________________ 抗 原 アジュバント ______________ _____________ 微生物名 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 _______________________________________ ボルデテラ・ 否 死 ブロンキセプチカ ________________________ パスツレラ・ 否 死 有 アルミニ ムルトシダ (不活化皮膚 ウムゲル 皮膚壊死毒素 壊死毒素) ________________________ 豚丹毒菌 当 死 _______________________________________ 本ワクチン株は、不活化されており感染性はない。 (2)ワクチン瓶は破損するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 (3)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 [豚に関する注意] (1)本剤の注射後、少なくとも1~2日間は安静に努め、移動や激しい運動は避けるようにすること。また、温度管理等に十分に注意し、豚に与えるストレスの軽減に努めること。 (2)副反応が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けるとともに、副反応に対して適切な処置を行うこと。 [取扱いに関する注意] (1)一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (2)移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので幼若な豚への注射は移行抗体が消失する時期を考慮すること。 (3)注射部位は70%アルコールで消毒し、注射時には注射針が血管に入っていないことを確認してから注射すること。 (4)注射器具(注射針)は原則として1頭ごとに取り替えること。 (5)注射部位を厳守すること。 [その他の注意] 本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は被包に「国家検定合格」と表示されていない。 |
貯蔵方法 | 2~10℃ |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |