IB/H120生ワクチン(ワクチノーバ)
2025/03/18
品名 | IB/H120生ワクチン(ワクチノーバ) |
---|---|
一般的名称 | 鶏伝染性気管支炎生ワクチン |
承認年月日 | 1:1999/06/29 2:2003/06/27 |
---|---|
承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2015/06/01 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | ワクチノーバ株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後2年間 |
添付文書 |
主成分 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 発育鶏卵培養弱毒鶏伝染性気管支炎ウイルスH120株 | 10(6.5)EID(50)以上/1バイアル2.0mL(1000羽分) |
包装単位 | 2.0mL(1000羽分)ずつ7mL容ガラスバイアルに充填し、発泡スチロール製箱に10本ずつ収納する。 |
---|
使用禁止期間 | |
---|---|
休薬期間 | |
効能効果 | 鶏伝染性気管支炎の予防 |
用法用量 | 乾燥ワクチンを適量の水(井戸水或いは水道水等)で溶解し、更に日齢に応じた量の水に溶かして、1日齢以上の鶏に1羽当たり1羽分になるように飲水で投与する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと (一般的注意) ・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (使用者に対する注意) ・作業時には、防護メガネ、マスク、手袋等を着用し、眼、鼻、口に入らないように注意すること。 ・作業後は、石けん等でよく手を洗うこと。 (鶏に関する注意) ・本剤の投与前には健康状態について検査し、重大な異常(重篤な疾患)を認めた場合は投与しないこと。 ・鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与の適否の判断を慎重に行うこと。 ・発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・他のワクチン投与や移動などによりストレスを受けているもの。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 ・小児の手の届かない所に保管すること。 ・直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。 ・使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 2.使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤ってワクチンウイルスが眼や鼻の中に入った場合は、洗浄等適切な処置をとること。必要があれば、本文書を持参し、受傷について医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 __________________________________________ 抗 原 アジュバント 微生物名 ______________ _______________ 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 __________________________________________ 鶏伝染性気管 否 生 無 - 支炎ウイルス __________________________________________ 本ワクチン株は、人に対する病原性はない。 ・乾燥ワクチン瓶内は、真空になっており破裂をするおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 ・ワクチンのアルミシールを取り外す時は、アルミキャップの切断面で手指を切る場合があるので、手袋等をつけるか、ペンチ等を使用して指を保護すること。 (鶏に関する注意) ・本剤の投与後は飼養管理に注意し、鶏群のストレスを軽減するよう配慮すること。 ・ワクチン投与後、一過性で軽度の呼吸器症状を呈することがある。 ・移行抗体の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので、投与時期を考慮すること。 ・副反応が認められた場合は、速やかに獣医師の診察を受けること。 (取扱いに関する注意) ・一度開封したワクチンは速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌の混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 ・本剤は使用直前に溶解し、溶解後は速やかに使用すること。 ・本剤の接種方法は、飲水投与法である。以下の注意事項を守って使用すること。 1)本剤投与前2、3時間は断水すること。 2)飲水器は鶏の数に見合った数を用意すること。 3)本剤の調整・投与には予めきれいに洗浄した器具を用いること。ただし、洗浄剤や消毒剤は本剤の効果を弱める可能性があるので使用しないこと。 4)本剤の溶解には、塩素等の含まれない飲用水を使用すること。飲用水は、清水、井戸水などを用いること。やむを得ず水道水を使用する場合には、煮沸、汲み置き(一夜放置)、チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)を0.01~0.02%又はスキムミルク0.1~0.2%を添加することにより残留塩素を除去した後、使用すること。 5)使用時よく振り混ぜて均一とすること。 6)2、3時間で飲み終える量に調整すること。 7)本剤を全て飲み終えたことを確認してから、通常の飲水に戻すこと。 8)本剤投与前後24時間は、鶏群への投薬や消毒剤の使用は避けること。 (専門的事項) ①相互作用 ・本剤とニューカッスル病生ワクチンを同時に投与すると、ウイルス間の干渉作用により両ワクチンの効果が抑制されることがあるので、1週間以上の間隔をあけること。 ・鶏伝染性気管支炎ウイルスには多くの血清型があり、異なった生ワクチン株を使用すると、干渉作用が見られることがあるので、1週間以上の間隔をあけること。 ・大腸菌が潜伏感染している場合、鶏伝染性気管支炎生ワクチンが大腸菌症を誘発することがあると報告されているので注意すること。 |
貯蔵方法 | 2~5℃の冷暗所に貯蔵する。 |
備考 | ・承継(H27/6/1付)日本バイオロジカルズ株式会社→ワクチノーバ株式会社 品名変更:IB/H120生ワクチン(NBI)→IB/H120生ワクチン(ワクチノーバ) |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
---|---|
反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |