日生研MI・IB生ワクチン
2025/03/18
品名 | 日生研MI・IB生ワクチン |
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一般的名称 | 鶏伝染性気管支炎生ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:1999/09/20 2:2003/04/03 3:2010/08/03 4:2012/05/15 5:2019/03/26 6:2019/10/23 7:2021/01/22 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 日生研株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後2年3カ月間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 弱毒鶏伝染性気管支炎ウイルス 宮崎-P5株(シード) | 10(6.5)EID50以上/1バイアル(1000羽分)中 |
包装単位 | 1000羽分については5mL容量バイアル、3000羽分については10mL容量バイアル、5000羽分については20mL容量バイアルに、成分及び分量を担保する規定分量分注し、凍結乾燥後、密栓、紙製組箱に収納する。 必要に応じて日生研点眼点鼻容器(23動薬第1043 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 鶏伝染性気管支炎の予防 |
用法用量 | 小分製品を、日局の滅菌精製水を用いて1,000羽分の場合は30mLに、3,000羽分の場合は90mLに、5,000羽分の場合は150mLに溶解する。 点眼投与の場合は、溶解したワクチン液を日生研点眼点鼻用容器を用いて1羽あたり0.03mL宛投与する。 散霧又は噴霧投与の場合は、溶解したワクチン液をさらに日局の滅菌精製水で10倍に希釈したものを散霧器又は噴霧器で投与する。 飲水投与の場合は、鶏の日齢に応じた量の飲水にワクチンを溶解し投与する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) ①守らなければならないこと [一般的注意] (1)本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 (2)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (3)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 [使用者に対する注意] (1)作業時には防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 (2)作業後は、石けん等で手をよく洗うこと。 [鶏に関する注意] (1)本剤の投与前には健康状態について検査し、重大な異常(重篤な疾病)を認めた場合は投与しないこと。 (2)鶏が、次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質等を考慮し、投与適否の判断を慎重に行うこと。 ・元気消失、食欲不振、発熱、下痢、呼吸器症状など臨床異常が認められるもの。 ・疾病の治療を継続中のもの又は治癒後間がないもの。 ・明らかな栄養障害があるもの。 ・他の薬剤投与、導入又は移動後間がないもの。 (3)本剤投与前後24時間は、消毒剤や他の薬剤の使用を控えること。 [取扱い及び廃棄のための注意] (1)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 (2)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 (3)本剤には他の薬剤(ワクチン)を加えて使用しないこと。 (4)小児の手の届かないところに保管すること。 (5) 直射日光は品質に影響を与えるので避けること。 (6) 使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。用いた器具や器材は消毒後水洗いすること。 ②使用に際して気を付けること [使用者に対する注意] (1)誤ってワクチンが眼、鼻、口等に入った場合は、直ちに水で洗浄すること。必要があれば本使用説明書を持参し、医師の診察を受けること。 本ワクチン成分の特徴 ________________________________________ 抗 原 アジュバント 微生物名 ______________ ______________ 人獣共通感 微生物の 有無 種類 染症の当否 生・死 ________________________________________ 鶏伝染性気管 否 生 無 支炎ウイルス ________________________________________ 本ワクチン株は、人に対する病原性はない。 (2)乾燥ワクチン瓶内は真空になっており、破裂するおそれがあるので、強い衝撃を与えないこと。 (3)開封時にアルミキャップの切断面で手指を切るおそれがあるので注意すること。 [鶏に関する注意] (1)ワクチン投与後は、飼育管理に十分に注意し、鶏に与えるストレスの軽減に努めること。 (2)ワクチン投与後に呼吸器症状が見られる場合がある。 [取扱いに関する注意] (1) 溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌混入や効力低下のおそれがあるので、使用しないこと。 (2)本剤と鶏伝染性喉頭気管炎生ワクチンンを同時に投与すると、ウイルス間の干渉作用によりワクチンの効果が抑制されることがあるので、1週間以上の間隔をあけること。 (3)鶏伝染性気管支炎ウイルスには多くの血清型がある。異なった生ワクチン株を使用するときは、干渉作用が見られることがあるので、2週間以上の間隔をあけること。 (4)移行抗体価の高い個体では、ワクチン効果が抑制されることがあるので、投与時期を考慮すること。 (5)ワクチンの調製時には、清潔な用具を使用し、各々の投与法に定められた方法に準じて均一なワクチン溶液とし、雑菌などを混入させないこと。 (6)本剤の投与方法には、飲水投与法、点眼、散霧及び噴霧接種法があるので、各投与法の注意事項を守って正しく使用すること。 [飲水投与する場合] ・飲水投与に用いる器具は、消毒薬を含まないきれいな冷水で洗浄すること。飲水に水道水を用いる場合は、あらかじめ煮沸、汲みおき、脱脂粉乳添加(0.2%)あるいはチオ硫酸ナトリウム(ハイポ)添加(0.01~0.02%)などの処置をした後、使用すること。 ・鶏に均等にワクチンを投与するために、全部の鶏が均等に飲めるように十分給水器を準備すること。 ・鶏に均等に投与するために、投与前2~3時間断水し、ワクチン溶液は2~3時間で飲みつくされるように調製し、ワクチン溶液がなくなってから、通常の飲水にもどすこと。 [点眼接種する場合] ・点眼に用いる器具は、規定のものを使用すること。 ・ワクチンを接種する際には、鶏を保定する手指を消毒し、鶏の眼に触れないこと。点眼用器具の先端が、鶏の眼瞼に接触すると、菌の二次感染の原因となるので注意すること。 ・点眼時には、1羽あたり1滴ずつ確実に点眼し、ワクチン液が鶏の眼に吸収されるのを確認して、鶏を放すこと。 [散霧又は噴霧接種する場合] ・散霧器及び噴霧器の消毒には、消毒剤を使用しないこと。 ・散霧又は噴霧接種する前に、あらかじめ散霧あるいは噴霧の量、時間、粒子の大きさ等を調整し、最適条件で使用すること。 ・散霧又は噴霧接種する際には、ワクチン接種する対象鶏群の全部の鶏に均等に散霧あるいは噴霧すること。 ・散霧又は噴霧接種する際には、なるべく鶏舎内の空気の流れを止めて、鶏舎外への流出を防ぐこと。ただし、夏期には舎内温度が過度に上昇しないように注意すること。 ・噴霧接種により、他の鶏群が噴霧粒子を吸入する恐れがあるで、隔離などの処置をして十分に注意すること。 ・長時間にわたる散霧又は噴霧は噴射口の温度が上昇し、効力低下を招くので注意すること。 [その他の注意] 本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は被包に「国家検定合格」と表示されていない。 |
貯蔵方法 | 10℃以下 |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質有り |
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反芻動物由来物質原産国名 | オランダ、オーストラリア、ニュージーランド |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |