イベルメクチン注「リケン」

2025/03/18

品名 イベルメクチン注「リケン」
一般的名称
承認年月日 1:2002/03/22 2:2013/05/08 3:2018/01/25
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2010/07/15
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 リケンベッツファーマ株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 内寄生虫駆除剤
規制区分 指定医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
1 イベルメクチン 10mg/本品1mL中
包装単位 容器規格:20mL、50mL、100mL、250mL、(ガラス容器、プラスチック容器)
使用禁止期間 牛(搾乳牛を除く):食用に供するために、と殺する前40日間

豚:食用に供するために、と殺する前35日間
休薬期間
効能効果 牛(搾乳牛及び分娩予定前28日前の乳用牛を除く)及び豚の下記の内部寄生虫及び外部寄生虫の駆除

牛:内部寄生虫-オステルターグ胃虫、牛捻転胃虫、牛腸結節虫、クーペリア、
           毛様線虫及び牛肺虫 
  外部寄生虫-疥癬ダニ(食皮ヒゼンダニ)  

豚:内部寄生虫-豚回虫、豚腸結節虫、及び豚糞線虫
  外部寄生虫-疥癬ダニ(穿孔ヒゼンダニ)
用法用量 牛(搾乳牛及び分娩予定前28日前の乳用牛を除く):
1回1kg当たり本剤0.02mL(イベルメクチンとして体重1kg当たり200μg)を皮下注射する。

豚:1回1kg当たり本剤0.03mL(イベルメクチンとして体重1kg当たり300μg)を皮下注射する。
使用上の注意 「基本的事項」

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤は、獣医師の指導の下で使用すること。

・本剤は、牛及び豚用のみに開発された製剤である。本剤は、犬において致死を含む重篤な副作用を引き起こす報告があるので、牛及び豚以外の動物には使用しないこと。

・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(牛及び豚に関する注意)

・本剤を乳用牛に使用する場合は、泌乳期及び分娩予定前28日以内には使用しないこと。

・本剤は、筋肉内、静脈内及び腹腔内注射並びに経口投与には使用しないこと。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・変色が認められた場合には使用しないこと。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

・注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

・本剤は、魚及びある種の水棲生物に影響を与えることがあるので、環境や水系を汚染しないように注意し、容器及び残りの薬剤は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。

(牛及び豚に関する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

・本剤は、牛では肩の前後の皮下に、また豚では頸部皮下に注射すること。

・他の注射剤と同時に投与する時は、注射部位を変えること。

・体重が16kg以下(投与量が0.5mL以下)の子豚には、特に正確な量を投与するため0.1mLの目盛りの付いた注射器を用いること。

・牛疥癬ダニの治療に本剤を用いる場合、カユミ等の臨床状況は投与後2~3週間以内に消失するが、ダニは検出されることがある。

(取扱い上の注意)

・本剤の保管は火気厳禁とすること。

「専門的事項」

(副作用)

・本剤は、注射時に疼痛及び注射部位の腫脹がみられることがあるが、疼痛は一過性であり、腫脹は2週間前後で消失する。
貯蔵方法 密封容器:注射剤用ガラス容器 気密容器:プラスチック製医薬品容器
備考 ・承継(H22/7/15)富士ケミカル工業株式会社→田村製薬株式会社
名称変更 イベルメクチン注「フジ」→イベルメクチン注「タムラ」

反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰