リマダイル注射液

2025/03/18

品名 リマダイル注射液
一般的名称
承認年月日 1:2004/06/08 2:2013/04/01 3:2017/04/24 4:2022/12/21 5:2024/08/05
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2010/06/01 2:2013/07/29
届出年月日
再審査結果通知日 1:2012/09/21
製造販売業者 ゾエティス・ジャパン株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 神経系用薬
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 カルプロフェン 50.0mg/本剤1mL中
包装単位 20mL褐色ガラスバイアル1本入り箱包装
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 整形外科および軟部組織疾患に関る手術における術後の疼痛の緩和
用法用量 犬:術前に体重1kg当たりカルプロフェンとして4.4mg(製剤として0.088mL)を1回皮下投与する。
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・小児の手の届かないところに保管すること。

・2~8℃に保存すること。

・長期間の冷蔵保存によって沈殿物が認められた場合は、使用する前に必ず室温に戻し、沈殿物が溶解したのを確認してから使用すること。

・開封後は速やかに使用すること。

・注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く。)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。

(犬に関する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

①対象動物の使用制限等

・犬以外の動物には投与しないこと。

・出血傾向のある犬には極力投与を避けること。

・4週齢未満の幼若犬には投与しないこと。

・妊娠中及び授乳中の犬には投与しないこと。

②重要な基本的注意

・肝あるいは腎に障害のある犬に投与する際は、術前・術後に血液生化学的検査を行うなど、適切なモニタリングを行うこと。

・高齢で衰弱した犬に投与する際は、健康状態を確認し、投与の是非を慎重に判断すること。

③相互作用

・他の非ステロイド系及びステロイド系抗炎症剤と併用しないこと。

・本剤は非ステロイド系抗炎症剤であるため血漿蛋白結合能が高く、他の蛋白結合能の高い薬物を併用すると血漿蛋白との結合において競合し、本剤又は他の薬物の血漿中遊離体の濃度が変化して単独投与の場合より高くあるいは低くなることがある。したがって、本剤又は他の薬物の有効性及び安全性に変化が起きる場合があるので、他の蛋白結合能の高い薬物との併用には十分注意すること。なお、蛋白結合能の高い薬物としては、ヒトにおいて、抗凝固剤、炭酸脱水素酵素抑制剤及びループ利尿剤等一部の利尿剤、一部のACE阻害剤等がある。

④副作用

・犬における安全性試験において、注射局所に一過性の腫脹が認められるので、投与の後は観察をし、必要に応じて適切な処置をすること。
貯蔵方法 2~8℃
備考 ・承継(H22/6/1)ファイザー株式会社→ファイザー製薬株式会社→ファイザー株式会社

・承継(H25/7/29)ファイザー株式会社→ゾエティス・ジャパン株式会社
反芻動物由来物質有無 由来物質有り
反芻動物由来物質原産国名 オーストラリア、アルゼンチン、オーストリア、ベルギー、ブラジル、チリ、コロンビア、デンマーク、フィンランド、アイスランド、インド、イタリア、オランダ、ノルウェー、パナマ、パラグアイ、ペルー、スロベニア、スウェーデン、米国、ウルグアイ、ブルガリア、カナダ、クロアチア、コスタリカ、キプロス、チェコ、エストニア、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、メキシコ、ニカラグア、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、スイス、イギリス、ニュージーランド
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰
1 2007/03/08 マルチーズ オス 死亡
2 2007/04/24 ピレニーズ オス 死亡
3 2007/05/08 トイプードル オス 死亡
4 2008/05/09 キャバリア メス 死亡
5 2009/04/15 チワワ オス 死亡
6 2022/04/07 ポメラニアン メス 死亡
7 2024/03/12 日本スピッツ オス 進行中