シダー 1900

2025/03/18

品名 シダー 1900
一般的名称
承認年月日 1:2004/06/29 2:2005/05/23 3:2013/10/30 4:2017/08/30 5:2020/03/18 6:2021/11/17 7:2021/12/08 8:2022/09/14
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2010/06/01 2:2013/07/29
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 ゾエティス・ジャパン株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 繁殖用薬
規制区分 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 プロゲステロン 1.9g/本品1個中
包装単位 ラミネート紙袋又はプラスチック袋(1個,2個,4個,6個または10個入り)
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 牛 発情周期の同調、鈍性発情、卵巣静止
用法用量 (1)用法

薬剤の挿入:

本剤1個をとり、あらかじめ消毒した挿入用器具に、2つに分かれた翼部の先端を合わせて装填する。牛の外陰部を清潔にした後、装填後の挿入用器具を産道粘滑剤に浸し、子宮頚管部に接触するまで静かに挿入する。挿入用器具を操作して本剤を腟深部に留置し、挿入用器具を引き抜く。本剤の尾端部にある紐は外陰部から出るようにしておく。

薬剤の除去:

尾端部にある紐を引いて腟より本剤を引き取る。

(2)用量

牛 発情周期の同調:1回に1個を挿入し、12~15日間腟内に留置する。

  鈍性発情:1回に1個を挿入し、7日間腟内に留置する。

  卵巣静止:1回に1個を挿入し、12日間腟内に留置する。
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤使用中の牛を食用に供する目的で出荷するときは、出荷前に本剤を除去すること。

(牛に関する注意)

・本剤は、牛の膣内挿入のみに使用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・畜体の感染を防ぐため、本剤の挿入用器具への装填は清潔な状態で行うこと。挿入用器具は1頭ごとに洗浄、消毒し清潔な状態で使用すること。

・一度使用した本剤の再使用はしないこと。挿入期間中に脱落した時は、残余の期間、未使用の本剤を再挿入すること。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・直射日光・加温又は凍結は製品の品質に影響を与えるので避けること。

・開封後は速やかに使用すること。

・使用後の本剤は環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・本剤はホルモン剤であるので、扱うときは手袋を着用すること。

・使用した後、あるいは使用者の皮膚に付着したときは、石けんでよく洗うこと。

(専門的事項)

① 対象動物の使用制限等
・膣の異常な牛には使用しないこと。

② 重要な基本的注意

・挿入時に汚染すると感染症の原因となるので、外陰部周辺の消毒を丁寧に行うこと。

・脱落の原因とならないよう、膣深部に留置すること。又は

・発情周期の同調では通常本剤除去後5日以内に発情徴候が発現するが、疾病牛、栄養不良牛、過度のストレスを受けている牛では効果が得られないことがある。

・鈍性発情及び卵巣静止の場合、栄養不良又は過度のストレス、他の疾病を併発している牛では効果が得られないことがある。

③ 副作用

・本剤の使用により軽度の膣炎や膣粘液の白濁化、膿汁化、漏出を伴うことがあるが、通常除去後数日で回復する。また、挿入後しばらくの間、異物感から背を丸めたり、後肢を上げたりする牛があるが、数時間後には正常に戻る。まれに、一過性の乳量の低下を伴うことがあるが数日で回復する。

④ その他の注意

・本剤の有効成分であるプロゲステロンは、発ガン性を示唆する報告がある。
貯蔵方法 気密容器
備考 ・承継(H22/6/1)ファイザー株式会社→ファイザー製薬株式会社→ファイザー株式会社

・承継(H25/7/29)ファイザー株式会社→ゾエティス・ジャパン株式会社
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰