IB生ワクチン(H120G)
2025/03/18
品名 | IB生ワクチン(H120G) |
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一般的名称 | 鶏伝染性気管支炎生ワクチン(シード) |
承認年月日 | 1:2004/11/10 2:2011/06/07 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2011/07/01 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | ワクチノーバ株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 生物学的製剤 |
規制区分 | 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品 |
有効期間 | 製造後3年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | |||
1 | 弱毒鶏伝染性気管支炎ウイルスH120G株(シード) | 10(6.5)EID50以上/乾燥ワクチン1バイアル(1,000羽分)中 |
包装単位 | 2mL(1,000羽分用)、4mL(2,000羽分用)、6mL(3,000羽分用)を13mL容量のガラスバイアルに充填し、凍結乾燥後、減圧下で密栓し、1バイアル又は10バイアルを紙箱に収納する。発送時に紙箱と共に点鼻・点眼用容器を添付する。ただし、点鼻・点眼用容器を添付しない場合がある。 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 鶏伝染性気管支炎の予防 |
用法用量 | 1)飲水投与 乾燥ワクチンを井戸水、或いは水道水等で溶解し、更に日齢に応じた量の井戸水或いは水動水に溶かして飲水投与する。1日齢以上の鶏に投与することができる。 2)点鼻・点眼接種 乾燥ワクチンを1,000羽分当たり30mLの滅菌精製水(日局)で溶解し、点鼻・点眼用容器を用いて、1日齢以上の鶏の眼又は鼻孔に1羽につき1滴(0.03mL)を滴下する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1. 守らなければならないこと (一般的注意) 【一般的注意】 ・本剤は要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。 (使用者に対する注意) ・作業時には防護メガネ、マスク等を着用し、眼、鼻、口等に入らないように注意すること。 ・作業後は石けん等で手をよく洗うこと。 (鶏に関する注意) ・本剤の投与前には鶏の健康状態について検査し、次の何れかに該当する異常を認めた場合には投与しないこと。 ・元気・食欲不振、発熱、異常呼吸音、下痢、重度の皮膚疾患など、臨床異常が認められるもの ・明らかな栄養不良状態にあるもの ・病気の治療中又は治癒後間がないもの ・他のワクチン投与や移動等によりストレスを受けているもの (取扱い及び廃棄のための注意) ・外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。 ・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。 ・本剤には他の薬剤を加えて使用しないこと。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・直射日光、加温又は凍結は品質に影響を与えるので、避けること。 ・使い残りのワクチン及び使用済みの容器は、消毒又は滅菌後に地方公共団体条例等に従い処分、若しくは感染性廃棄物として処分すること。 2. 使用に際して気を付けること (使用者に対する注意) ・誤ってワクチンが眼や鼻に入った場合は、直ちに洗浄水で洗い流す等、適切な処置をとること。誤って接種された者は、必要があれば本文書を持参し、医師の診察を受けること。 本ワクチンの成分の特徴 __________________________________________ 抗 原 アジュバント _______________________________ 微生物名 人獣共通感 微生物 有無 種類 染症の当否 の生死 __________________________________________ 鶏伝染性気管 否 生 無 ― 支炎ウイルス __________________________________________ 本ワクチン株は人に対する病原性はない。 ・乾燥ワクチン瓶内は真空になっており、破裂する恐れがあるので強い衝撃を与えないこと。 ・開封時にアルミキャップの断面で手指を切る場合があるので、手袋をするなど十分注意すること。 (鶏に関する注意) ・ワクチン投与後は、飼育管理に十分注意し、過酷な輸送や移動等のストレスを与えないこと。 ・ワクチン投与後、一過性で軽度の呼吸器症状を呈することがある。 ・ワクチン投与後、一過性の体重抑制が見られる場合がある。 ・移行抗体の量によっては、ワクチン効果が抑制されることがあるので、接種時期を考慮すること。 ・副反応が認められた場合は、速やかに獣医師の診察を受けること。 (取扱いに関する注意) ・溶解は使用直前に行い、溶解後は速やかに使用すること。使い残りのワクチンは雑菌混入、効力低下の恐れがあるので使用しないこと。 ・本剤の接種方法には、飲水投与法及び点眼・点鼻投与法がある。以下の注意事項を守って使用すること。 飲水投与する場合 1)ワクチンの効力を妨げないために、投与24時間前からは一切の投薬や消毒剤の使用を避けること。 2)投与する鶏の喉を渇かすため、投与2~3時間は給水を止めること。 3)すべての鶏が均等にワクチンを飲めるように十分な給水器具を準備すること。給水器具は消毒薬を含まないきれいな冷水で洗浄すること。 4)飲水用の水は井戸水、清水等を使用すること。水道水を利用する場合は、煮沸後冷却したもの、汲み置きしたもの、チオ硫酸ナトリウム(ハイポ)を0.01~0.02w/v%の割合で、或いはスキムミルクを0.25%の割合で添加したものを使用すること。 5)ワクチンが均一になるようによく混和した飲水を、給水器全体に行き渡らせ、かつ2~3時間で飲みつくされるようにワクチン溶液量を調節すること。また、飲水投与中の給水器に直射日光が当たらないようにすること。 6)ワクチンがすべて飲みつくされてから、通常の飲水に切り替えること。 点眼・点鼻投与する場合 1)点鼻・点眼用容器は、添付の容器を使用すること。 2)ワクチンを投与する際には、時々容器ごとによく振り混ぜて、ワクチン液を均一にすること。 3)ワクチンを投与する際には、鶏を保定する手指を消毒して、鶏の眼や鼻を雑菌などで汚染させないように注意すること。 4)1羽に1滴ずつ確実に投与し、点眼投与では1回瞬きするまで、点鼻投与では鼻に吸い込まれるまで待ってから鶏を放すこと。 (専門的事項) ① 相互作用 ・鶏伝染性気管支炎生ワクチンとニューカッスル病生ワクチンを同時に接種すると、ウイルス間の干渉作用により両ワクチンの効果が抑制されることがあるので、接種間隔を1週間以上開けること。 ・鶏伝染性気管支炎ウイルスには多くの血清型があり、異なった生ワクチン株を使用するときは、干渉作用が見られることがあるので、接種間隔を1週間以上開けること。 ・大腸菌が潜伏感染している場合、鶏伝染性気管支炎生ワクチンが大腸菌症を誘発することがあると報告されているので注意すること。 (2)本剤の接種方法には、飲水投与法及び点眼・点鼻投与法がある。以下の注意事項を守って使用すること。 ② その他の注意 本剤はシードロットシステムにより製造され、国家検定を受ける必要のないワクチンであるため、容器又は被包に「国家検定合格」と表示されていない。 |
貯蔵方法 | 10℃以下 |
備考 | ・承継(H23/7/1付け)株式会社 ゲン・コーポレーション→ワクチノーバ株式会社 名称変更:IB生ワクチン(H120G)・ゲン→IB生ワクチン(H120G) |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質有り |
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反芻動物由来物質原産国名 | ニュージーランド |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |