フロロコール2%液

2023/09/15

品名 フロロコール2%液
一般的名称
承認年月日 1:2004/11/12 2:2018/04/25 3:2019/11/12 4:2023/08/22
承認区分 医薬品
承継年月日 1:2014/04/01 2:2018/07/01
届出年月日
再審査結果通知日 1:2000/12/25
製造販売業者 MSDアニマルヘルス株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 抗生物質製剤
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間 18カ月間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 フロルフェニコール 20mg/本品1mL中
包装単位 100mL、500mL、800mL、1000mL、2L、5L ポリ容器
使用禁止期間 牛(生後3月を超えるものを除く。):食用に供するためにと殺する前4日間

豚:食用に供するためにと殺する前3日間
休薬期間
効能効果 牛:細菌性肺炎
有効菌種:パスツレラ・ムルトシダ、マンヘミア・ヘモリティカ

豚:胸膜肺炎
有効菌種:アクチノバシラス・プルロニューモニエ
用法用量 牛:
1日1回、体重1kg当たりフロルフェニコールとして下記の量を代用乳に均一に混じて3~5日間経口投与する。
牛(生後3月を超えるものを除く。):5~10mg

豚:
1日体重1kg当たりフロルフェニコールとして下記の量を飲水に均一に混じて経口投与する。
豚:1~2mg
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は、要指示医薬品であるので、獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は、定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤を牛に投与する場合は、用法・用量に定められた期間以内の投与であってもそれを反復する投与は避けることとし、治療上必要な最小限の期間の投与に止めること。

・本剤を豚に投与する場合は、治療上必要な最小限の期間の投与に止めることとし、週余にわたる連続投与は行わないこと。

・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

・本剤を牛に投与する場合は、代用乳への混和は用時に行うこと。

・豚への投与のため本剤を高濃度(10倍未満)に希釈し、その希釈液を低温条件で保管した場合、主剤であるフロルフェニコールが析出することがある。このため、本剤の使用に際しては10倍以上の倍率で希釈し、その希釈液は凍結するような場所には保管しないこと。

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。

・本剤が皮膚に付着した場合、又は、眼に入った場合には、直ちに水でよく洗うこと。万一刺激が持続するようであれば、医師の診察を受けること。

・作業時には、防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、口等に入らないよう注意すること。

(牛及び豚に関する注意)

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

①対象動物の使用制限等

・本剤は食欲が著しく低下したり、廃絶した症例では十分な吸収が得られないため、使用しないこと。

②重要な基本的注意

・本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の投与にとどめること。

③副作用

・子牛を用いた安全性試験において、高用量(フロルフェニコールとして20mg/kg)群で一過性の下痢及び血清クロール値の増加例が認められている。
貯蔵方法 気密容器
備考 ・承継(H26/4/1)住化エンビロサイエンス株式会社→住化ライフテク株式会社

・承継(H30.7.1)住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社→株式会社インターベット

・社名変更(H31.4.1)株式会社インターベットおよび株式会社インターベット中央研究所→MSDアニマルヘルス株式会社
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰