タイラン水溶散
2025/06/10
品名 | タイラン水溶散 |
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一般的名称 |
承認年月日 | 1:2003/03/31 2:2016/01/21 3:2017/09/04 4:2019/04/16 5:2023/08/07 6:2025/02/20 |
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承認区分 | 医薬品 |
承継年月日 | 1:2017/07/01 |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | エランコジャパン株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | 抗生物質製剤 |
規制区分 | 指定医薬品, 要指示医薬品, 使用基準が定められた医薬品 |
有効期間 | 3年間 |
添付文書 | ダウンロード |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 | 抗菌剤の系統大分類 | 抗菌剤の系統中分類 | 抗菌剤の系統小分類 |
1 | タイロシン酒石酸塩 | マクロライド系 | 16員環マクロライド | 酒石酸タイロシン |
包装単位 | 100g(力価)ポリ製ボトル 1kg(力価)紙袋 |
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使用禁止期間 | 牛(生後3月を超えるものを除く。):食用に供するためにと殺する前14日間 豚(生後1月を超えるものを除く。):食用に供するためにと殺する前3日間 鶏(産卵鶏を除く。):食用に供するためにと殺する前3日間 |
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休薬期間 | |
効能効果 | 有効菌種 マイコプラズマ、ウレアプラズマ、アメリカ腐蛆病菌(Paenibacillus larvae) 本剤感性の次の菌種:ブドウ球菌、レンサ球菌 適応症 牛:マイコプラズマ性肺炎 豚:豚マイコプラズマ性肺炎 鶏:呼吸器性マイコプラズマ病 みつばち:アメリカ腐蛆病の予防 |
用法用量 | (牛、豚、鶏) 1日1頭当たりタイロシンとして下記の量を水、代用乳または全乳に溶かして7日間経口投与する。 牛(3ヵ月齢を超える牛を除く):2g(力価) 飲水1L当たりタイロシンとして下記の量を均一に溶かして経口投与する。 豚(1ヵ月齢を超える豚を除く):250mg(力価) 鶏(産卵鶏を除く):500mg(力価)、1~5日 (みつばち) [粉糖投与] みつばちの成虫1万匹当たり、本剤をタイロシンとして50mg(カ価)、粉糖5gに均一に添加し、週1回、3週間投与する。投与は本剤を添加した粉糖を育児箱の上部から散布して行う。ただし、投与量の上限は、育児箱当たり、タイロシンとして200mg(カ価)(粉糖20gに添加)とする。 [代用花粉投与] みつばちの育児箱当たり、本剤をタイロシンとして200mg(カ価)、代用花粉(市販の粉状飼料に、砂糖及び水を加えて調製したもの)250gに均一に添加し、適正容量のトレーに入れて固化したものを育児箱内の巣枠の上に本剤添加代用花粉の面が下側となるように設置し、週1回、3週間投与する。 |
使用上の注意 | (基本的事項) 1.守らなければならないこと 【みつばちに用いる場合の制限事項】 [粉糖投与、代用花粉投与共通] ・本剤は集蜜期には使用しないこと。 ・本剤を投与する育児箱には、本剤の3回目投与1週間後までは採蜜用の継箱を設置しないこと。やむを得ず3回目投与1週間を待たずに継箱を設置した場合には、3回目投与1週間後に継箱内のはちみつ等を取り除くこと。また、取り除いたはちみつは、食用に供する目的で出荷しないこと。 ・本剤の投与期間後(3回目投与1週間後)までに貯められたはちみつにはタイロシンが残留基準値を超えて含まれているおそれがあることから、人の食用に供する目的で採蜜しないこと。 ・継箱を設置する際は新たな巣板を使用し、育児箱内の巣板は継箱内に移動しないこと。やむを得ず育児箱内の巣板を継箱内に移動させる場合は、当該巣板から可能な限りはちみつを除去したうえで他の巣板と区別する印をつけ、当該巣板に貯まったはちみつは人の食用に供する目的で採蜜しないこと。 [粉糖投与] ・本剤を粉糖に添加して投与する場合は、成虫1万匹当たり、タイロシンとして50mg(カ価)を、粉糖5gに均一に添加し、週1回、3過間投与すること。成虫の数に比例させて投与量を調整(例:成虫として2万匹飼養規模の場合には1回当たり100mg(カ価)、5千匹飼養規模の場合には1回当たり25mg(カ価))すること。 ・継箱の設置時に育児箱に本剤を添加した粉糖が残っている場合には、へら等で取り除いた上で設置すること。 [代用花粉投与] ・本剤添加代用花粉は1週間隔で3回投与を行う。いずれの投与後も1週間後に前回投与の代用花粉(トレー)を回収し、次の投与が必要な場合、新しい本剤添加代用花粉を設置する。回収した代用花粉(トレー)は、再使用せず、焼却する等により適切に処理すること。 ・3回目投与1週間後以降に設置された継箱内の初期のはちみつにはタイロシンが残留基準値を超えて含まれているおそれがあることから、食用に供するはちみつの集蜜開始前に、継箱内のはちみつを継箱1箱あたり5kg以上取り除くこと。また、取り除いたはちみつは食用に供する目的で出荷しないこと。 【牛・豚・鶏に用いる場合の一般的注意】 ・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。 ・本剤は効能、効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用最を厳守すること。なお、用法・用量に定められた期間以内の投与であっても、それを反復する投与は避けること。 ・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の投与に止めること。 ・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。 【みつばちに用いる場合の一般的注意】 [粉糖投与、代用花粉投与共通] ・本剤は効能・効果において定められた適応症の予防にのみ使用すること。 ・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。なお、用法・用量に定められた期間以内の投与であっても、それを反復する投与は避けること。 ・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、適応症の予防上必要な最小限の期間の投与に止めること。 ・本剤を投与した育児箱内のはちみつ、ローヤルゼリー等には、タイロシンが残留基準値を超えて残留しているおそれがあるため、食用に供する目的で出荷しないこと。 ・本剤の使用に当たっては、事前に最寄りの家畜保健衛生所に相談の上、指導を受けること。 (使用者に対する注意) ・誤って薬剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。 ・本剤の取扱いにより、皮膚の紅斑、浮腫等の起炎性の反応が報告されていることから、作業時には、防護メガネ、マスク、手袋等の防護具を着用し、眼、鼻、ロ等に入らないよう、また、皮膚に付着しないよう注意すること。 ・取扱い後、顔や手を石鹼と水で洗うこと。 ・万一眼に入った場合には、直ちに水でよく洗うこと。万一刺激が持続するようであれば、医師に相談すること。 (取扱い及び廃棄のための注意) ・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。 ・小児の手の届かないところに保管すること。 ・本剤は有効期間内に使用すること、また、有効期間内であっても、開封後は多湿を避けること。 ・食品と区別して保管すること。 ・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。 ・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。 2.使用に際して気を付けること 【牛・豚・鶏への使用】 (対象動物に関する注意) ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 ・3ヶ月齢以下であっても第一胃の発達が見られる子牛に本剤を水に溶かして投与すると、その吸収が悪くなるので、代用乳または全乳に溶かして投与すること。 【みつばちへの使用】 (使用者に対する注意) [粉糖投与、代用花粉投与共通] ・本剤を添加した粉糖を育児箱に散布する際、及び本剤を代用花粉に添加し調製する際は、マスク等を着用し、粉じん等を吸い込まないよう注意すること。 (取り扱いに関ずる注意) [代用花粉投与] ・本剤を添加した代用花粉は保存できないため、必要の都度、調製して使用すること。 (みつばちに関する注意) [粉糖投与、代用花粉投与共通] ・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。 (取扱上の注意) [粉糖投与、代用花粉投与共通] ・本剤は、直射日光下での使用は避けること。 |
貯蔵方法 | 室温、気密容器 |
備考 | ・承継(H29/7/1)日本イーライリリー株式会社→エランコジャパン株式会社 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |