インタードッグ

2025/03/18

品名 インタードッグ
一般的名称
承認年月日 1:2005/06/08 2:2006/03/28 3:2009/09/18
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日 1:2012/07/05
製造販売業者 東レ株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 その他
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 要指示医薬品
有効期間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 イヌインターフェロン・γ(組換え型)6万単位当たり 6万単位/10万単位/30万単位 
包装単位 2mL又は5mL容量の無色のガラスバイアル
1~12本を紙箱に収納
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 犬:アトピー性皮膚炎における症状の緩和
用法用量 【6万単位/バイアル中】
本剤1バイアル[イヌインターフェロンーγ(組換え型)として6万単位]を用時日局生理食塩液1.2mlにて溶解する。通常1回体重1kg当たりイヌインターフェロンーγ(組換え型)として1万単位(0.2mL)を皮下に注射する。投与回数としては、週3回隔日投与とし、投与期間は4週間を限度とする。

【10万単位/バイアル中】
本剤1バイアル[イヌインターフェロンーγ(組換え型)として10万単位]を用時日局生理食塩液2.0mlにて溶解する。通常1回体重1kg当たりイヌインターフェロンーγ(組換え型)として1万単位(0.2mL)を皮下に注射する。投与回数としては、週3回隔日投与とし、投与期間は4週間を限度とする。

【30万単位/バイアル中】
本剤1バイアル[イヌインターフェロンーγ(組換え型)として30万単位]を用時日局生理食塩液6.0mlにて溶解する。通常1回体重1kg当たりイヌインターフェロンーγ(組換え型)として1万単位(0.2mL)を皮下に注射する。投与回数としては、週3回隔日投与とし、投与期間は4週間を限度とする。
使用上の注意 (基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

(1)本剤は要指示医薬品であるので、獣医師等の処方箋・指示により使用すること。

(2)本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

(3)本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

(4)本剤は犬以外の動物には投与しないこと。

(5)本剤を4週間を越えて投与する場合は、ある程度改善がみられた症例に限り週1回を限度とし8週間迄投与を行ってもよい。

(6)本剤はアトピー性皮膚炎と診断された犬にのみ用い、食物アレルギーやその他のアレルギー性疾患には適用しないこと。

(7)本剤を連日投与した試験において、有害事象の発現や症状が悪化する事例が多い傾向がみられたので、連日投与は行わないこと。

(取扱い及び廃棄のための注意)

(1)本剤は使用時に溶解し、速やかに使いきること。

(2)外観又は内容に異常を認めたものは使用しないこと。

(3)使用期限が過ぎたものは使用しないこと。

(4)本剤に他の薬剤を加えて使用しないこと。

(5))注射器具は滅菌又は煮沸消毒されたものを使用すること。薬剤により消毒をした器具又は他の薬剤に使用した器具は使用しないこと(ガス滅菌によるものを除く)。なお、乾熱、高圧蒸気滅菌又は煮沸消毒等を行った場合は、室温まで冷えたものを使用すること。

(6)小児の手の届かないところに保管すること。

(7)直射日光を避け10℃以下の冷暗所に保管すること。

(8)使用済みの容器等は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

(9)使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

本剤を誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。

(犬に対する注意)

副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

①対象動物の使用制限等

(1)ワクチン等生物学的製剤や本剤に対し過敏症の既往歴のある犬には投与しないこと。

(2)本剤は4カ月齢未満の犬に対する安全性は確立していないため、4カ月齢未満の犬には投与しないこと。

(3)本剤は妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊娠犬又は妊娠の可能性のある犬には投与しないこと。

(4)外部寄生虫、マラセチア症、膿皮症及び脂漏症を併発した犬には投与しないこと。

②副作用

(1)本剤の投与により、アナフィラキシーショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は適切な処置を行うこと。

(2)本剤の投与により、発熱、振せん、湿疹が現れることがある。

(3)本剤投与により、ときに嘔吐、ときに軟便、ときに食欲減退及びときに元気減退が現れることがあるので注意すること。

③その他の注意

(1)本剤は静脈内投与では使用しないこと。

(2)本剤の注射の際、痛みを感じることがある。

(3)本剤を同じ部位に注射しないこと。

(4)本剤の使用の際、シャンプーについては獣医師の指導により選択し使用すること。
貯蔵方法 冷暗所に保存(10℃以下)
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰
1 2006/01/13 柴犬 オス 回復
2 2006/01/17 マルチーズ メス 進行中
3 2006/02/14 フレンチブルドッグ オス 回復
4 2006/06/02 ヨークシャーテリア メス 回復
5 2006/07/10 キャバリアキングスチャールズスパニエル オス 回復
6 2006/09/27 キャバリア オス 回復
7 2007/02/23 シーズー オス 回復
8 2007/09/28 シーズー メス 死亡
9 2008/12/02 柴犬 オス 回復
10 2008/12/09 ミニチュアダックス メス 回復
11 2008/12/19 プードル オス 回復
12 2009/04/02 チワワ オス 死亡
13 2009/07/13 シーズー メス 回復
14 2009/10/08 シーズー メス 死亡
15 2010/03/15 ダルメシアン メス 回復
16 2010/06/16 雑種 オス 回復
17 2013/04/17 マルチーズ オス 死亡
18 2018/02/21 コーギー メス 死亡