オサダダイオトロン 1000V
2025/04/30
品名 | オサダダイオトロン 1000V |
---|---|
一般的名称 | レーザ治療器 |
承認年月日 | 1:2002/02/26 |
---|---|
承認区分 | 医療機器 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 長田電機工業株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | |
規制区分 | 管理医療機器 |
有効期間 | |
添付文書 |
主成分 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 主成分 | 分量 |
包装単位 |
---|
使用禁止期間 | |
---|---|
休薬期間 | |
効能効果 | 性能 ────────────────────────────────────── 項目 仕様 備考 ────────────────────────────────────── レーザの種類 半導体レーザ ────────────────────────────────────── 810nmの場合 InGaAlAs レーザの媒質 ──────────────────────────────── 660nmの場合 AlGaInP ────────────────────────────────────── 810nmの場合 810±20nm 発振波長 ───────────────────────────────── 660nmの場合 660±20nm ────────────────────────────────────── 810nmの場合 0.1~1.0W 0.1W毎可変 レーザ照射出力─────────────────────────────── 660nmの場合 20mW ────────────────────────────────────── タイマー 10秒~1分 10秒毎可変 レーザ発振モード─────────────────────────────── リピート 0.02秒 ────────────────────────────────────── レーザ導光方式 光ファイバー導光 ────────────────────────────────────── 効能又は効果 大動物、小動物の疼痛緩解、創傷治療促進、消炎効果(眼、腫瘍は除く) |
用法用量 | 1)接続方法 1-1)電源コードの接続 電源コードを、レーザ装置本体背面にある電源コネクターに差し込む。 電源コードの電源プラグを供給電源のコンセントに差し込む。 1-2)リモートインタロックプラグの接続 レーザ措置本体背面のリモートインタロックレセプタクルに、リモートインタロックプラグを接続する。 1-3)レーザプローブの接続 使用するレーザプローブの光プラグをレーザ装置本体の光レセプタクルに差し込んで接続する。 レーザプローブの先端にスペーサーキャップをはめ込む。 スペーサーキャップは、使用する部位の面積で選択する。 以上で使用前の接続が終了する。 2)操作方法 2-1)メインスイッチ レーザ装置本体パネル上にあるメインスイッチにキーを差し込み、時計方向に90度回しONにすると、電源が投入される。 2-2)照射条件の設定 ・照射波長設定 波長選択スイッチによって波長の設定を行う。 波長には810nm+660nm、810nm、660nmがある。 ・照射モード設定 リピート照射にする場合は、リピートスイッチを押す。 ・照射パワー設定 照射パワー設定スイッチによって照射パワーの設定を行う。 照射範囲は 820nm+660nmのとき0.1~1.0W(0.1W毎可変)である。 810nmのとき0.1~1.0W(0.1W毎可変) 660nmのときは20mW固定の為、設定なし。 ・照射時間設定 照射時間設定スイッチによって照射時間の設定を行う。 照射範囲は10秒~1分である。(10秒ステップ) 2-3)レーザの照射 レーザ装置本体パネル上にある、スタート/ストップスイッチを押すか、レーザプローブ上にある手元スイッチを押すと、レーザ光が照射される。レーザ照射中は、レーザ照射警告灯が点滅し、警告音が鳴る。予め設定された照射時間で照射は停止する。また、途中でもう一度スタート/ストップスイッチ又は手元スイッチを押した場合も、その時点でレーザの照射は停止する。 1回の照射は120秒とし、1ポイント20から30秒照射したら照射位置を移動する。 治療部位を中心としてその周囲の健常部を含んだ部位へ照射する。 面積が広い場合は、スペーサーキャップW20を使用する。狭い膣に照射する場合は、スペーサーキャップW1.3あるいはW4を選択する。 基本的には、スペーサーキャップを照射部位に接触させて照射するが、感染のおそれや接触することにより痛みを感じる場合には、非接触で照射する。 代表的な例での術式のポイントは下記のとおり。 肛門腺炎 肛門及びその周囲を照射する。 非接触で照射する。 爛れた創面がある場合は、創面の洗浄・殺菌処置を行ってからレーザ照射する。 歯肉炎 口腔内炎症部にプローブ先端を軽く当てて照射する。 患畜が開口をいやがったり動く場合は、皮膚を通して照射する。 術創 創面よりレーザプローブの先端を5㎜ほど離して照射する。 縫合後、抜糸後は、患部にレーザプローブ先端を軽く当てて照射する。 皮膚炎 浸出液が出ている場合は、レーザプローブの先端を離して照射する。 患部が乾燥している場合は、軽く当てて照射する。 炎症部だけでなく、周囲の健常部を含めて広い範囲を照射する。 裂傷 出血がないことを確認してから照射する。 縫合の必要があれば、縫合処置後に、レーザ照射する。 2-4)使用終了の方法 レーザ光が出ていないことを確認し、メインスイッチのキーを反時計回りに90度回してオフにする。キーはメインスイッチから抜き取って管理者が保持する。 最後にレーザプローブをレーザ装置本体上にある、プローブ収納部に巻き付けて収納する。 3)消毒、滅菌の方法 レーザプローブはエチレンオキサイトガス滅菌(以後EOG滅菌と示す。)を行ったものを使用する。 EOG滅菌は下記の条件によって実施すること。 EOG滅菌 ガス濃度 酸化エチレン20~30% 滅菌温度及び滅菌時間の目安は下表の通りとする。 ───────────────────────── 滅菌時間 \ 4時間 6時間 8時間 滅菌温度 ───────────────────────── 40度 × × ○ ───────────────────────── 50度 × ○ ○ ───────────────────────── 60度 ○ ○ ○ ───────────────────────── 温度及びエアレーションについては、個々の滅菌装置条件によって設定すること。 本装置を使用した後は、次の手順で消毒、滅菌を行う。 (1)レーザプローブには血液等が付着している場合には、アルコールを浸したガーゼで拭き取る。 (2)レーザプローブは専用のプローブ収納ケースに収納し、EOG滅菌パックにいれ、EOG滅菌を行う。 (3)レーザ装置本体はアルコールを浸したガーゼで汚れを拭き取る。 注意事項 残留ガスによる障害についてよく理解し、確実にエアレーションを行うこと。 上記以外の滅菌を行った場合は、十分な性能が発揮できなかったり、故障の原因となるので行わないこと。 |
使用上の注意 | 1.熟練したもの以外は機器を使用しないこと。 2.機器を設置するときには、次の事項に注意すること。 (1)水のかからない場所に設置すること。 (2)気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気などにより悪影響の生ずるおそれのない場所に設置すること。 (3)傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安定状態に注意すること。 (4)化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に設置しないこと。 (5)電源の周波数と電圧及び許容電流値(又は消費電力)に注意すること。 (6)電池電源の状態(放電状態、極性など)を確認すること。 (7)アースを正しく接続すること。 3.機器を使用する前に次の事項に注意すること。 (1)スイッチの接触状況、極性、ダイアル設定、メーター類などの点検を行い、機器が正確に作動することを確認すること。 (2)アースが完全に接続されていることを確認すること。 (3)全てのコードの接続が正確でかつ完全であることを確認すること。 (4)機器の併用は正確な診断を誤らせたり、危険をおかすおそれがあるので、十分注意すること。 (5)患畜に直接接続する外部回路を再点検すること。 (6)電池電源を確認すること。 4.機器の使用中は次の事項に注意すること。 (1)診断、治療に必要な時間・量をこえないように注意すること。 2)機器全般及び患畜に異常のないことを絶えず監視すること。 (3)機器及び患畜に異常が発見された場合には、患畜に安全な状態で機器の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。 (4)機器に患畜がふれることのないように注意すること。 4.機器の使用後は次の事項に注意すること。 (1)定められた手順により操作スイッチ、ダイアルなどを使用前の状態に戻したのち、電源を切ること。 (2)コード類の取り外しに際してはコードを持って引き抜くなど無理な力をかけないこと。 (3)保管場所については次の事項に注意すること。 ⅰ 水のかからない場所に保管すること。 ⅱ 気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分を含んだ空気などにより悪影響の生ずるおそれのない場所に保管すること。 ⅲ 傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安全状態に注意すること。 ⅳ 化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に保管しないこと。 (4)付属品、コード、導子などは清浄にしたのち、整理してまとめておくこと。 (5)機器は次回の使用に支障のないように必ず清浄にしておくこと。 6.故障したときは勝手にいじらず適切な表示を行い、修理は専門家にまかせること。 7.機器は改造しないこと。 8.保守点検 (1)機器及び部品は必ず定期点検を行うこと。 (2)しばらく使用しなかった機器を再使用するときには、刺輸前に必ず機器が清浄にかつ安全に作動することを確認すること。 9.その他必要な項目 |
貯蔵方法 | |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
---|---|
反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
---|---|---|---|---|---|
No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |