ブローインジェクター
2025/03/18
品名 | ブローインジェクター |
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一般的名称 | 遠隔注射用注射筒 |
承認年月日 | 1:2006/04/25 |
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承認区分 | 医療機器 |
承継年月日 | |
届出年月日 | |
再審査結果通知日 | |
製造販売業者 | 富士平工業株式会社 |
選任製造販売業者 | |
製剤区分 | |
規制区分 | 管理医療機器 |
有効期間 | |
添付文書 |
主成分 | |||||
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No. | 主成分 | 分量 |
包装単位 |
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使用禁止期間 | |
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休薬期間 | |
効能効果 | 当該製品は、約10mの距離内の動物(体重20kg程度までの犬、猫及び猿等)に対して、ブローパイプ(吹き矢筒)及び注射矢を用いることによって、安全、無音、迅速及び正確に薬液を注射するための医療用具です。 ブローパイプによる注射矢の発射を行うことにより、病気や負傷による影響で過敏や凶暴になってしまった動物への薬剤の注射を、離れたところから安全に行うことができます。 また、銃とは異なり発射音を伴わないので、発射音によって動物の群れや他の動物にパニックを起こさせることがありません。 注射矢は、目標の動物の体に刺さると自動的に、鎮静剤、鎮痛剤、麻酔剤、治療薬及びその他の薬剤等を注射することができます。 特に、当該製品を用いての鎮静剤又は麻酔剤の注射は、動物園の檻から逃げ出した動物の保護及び捕獲時に有効であり、動物園の危機管理対策として必須です。 また、負傷による影響で暴れている動物への使用は、事故防止の目的だけではなく、動物の傷口の拡大を防ぐとともに、早期の治療を可能とします。 以上のことから、上記のような状態時の動物に対して当該製品を使用することにより、治療、若しくは保護及び捕獲等を、術者が安全に行うことができます。 |
用法用量 | 1 ブローパイプの組み立て(図は省略) (1)一方のパイプのラシャに布部を連結パイプへ挿入し、次いで他方のパイプのラシャ布部を連結パイプの他の口へ挿入し、挿入された両パイプの端末を連結パイプ内でしっかり接合させます。 (2)両パイプの接合端を連続パイプの中央に位置させるために、連結パイプが両パイプのラシャ布部を全て覆うよう、連結パイプに位置を修正します。 (3)一方のパイプを回して、両方のパイプの緑色の矢印の方向が、一直線上にあるように調整します。 2 注射矢筒への薬液の充填と注射矢の組立(図は省略) (1)注射矢筒の薬液室側の筒先へアダプターを使って注射器を接続し、筒内の空気を吸引し液室弁を筒先のもとまで移動させ、注射器をアダプターから取り外します。 筒内の空気を吸引するに先だって、万一気室弁が気室弁に固着している場合は、プッシュピンを使って、気室弁をフリーの状態にします。 (2)必要量の薬液を吸引させた注射器を注射矢筒の液室側の筒先についているアダプターへ接続し、注射器から薬液を注射矢筒内へ注入します。液室弁は注入量だけ移動します。 注入液中に空気が入ったときは、注射矢筒の液室側を上にして注射器で徐々に空気の吸引を繰りかえすか、注入をしなおして、空気を完全に除去します。 (3)注射矢筒から注射器とアダプターを取りはずし、液室側の筒先へ、スリーブによって吐出口が塞がれている注射矢針を確実に取り付け、安全キャップをかぶせます。 (4)注射矢筒から外されたアダプターと空気充填用として使用する注射器を注射矢筒の気室側の筒先へ取り付けます。注射器は予め薬液量の3~4倍の目盛りまで、吸子を引き上げておきます。 (5)気室弁を気室側の筒先のもとまで移動させ、次いで他方の手で注射器から空気を緩やかに注入し、気室内を陽圧にし、注射器をアダプターから一気に引き抜きます。これによって気室弁が気室の筒口に密着されるのを確認します。 (6)次いで、注射矢筒の筒先からアダプターを取りはずして、筒先へテールピースを固定します。 3 吹き矢筒への注射矢の装填(図は省略) 注射矢の安全キャップを取りはずし、注射矢を針先から吹き矢筒のマウスピースの吹き口内へ挿入し、プッシュピンを用いて図のように装填します。(図は省略) 4 照準と発射(図は省略) 目標に正対して立ち、一方の手で注射矢が装填されているブローパイプを支え、マウスピースに唇をつけ、両眼でブローパイプの二つの矢印と目標とを一直線に見えるように正確に狙いをつけ、深く息を吸いこんで止め、舌先で吹き口を塞ぎ、次いで、素早く舌先を吹き口から外して、出来るだけ強く(急激にではなく)注射矢を発射しその結果を確認します。 (注意) (1)発射された注射矢が目標の動物に命中し注射矢が皮膚に刺さると、注射矢のスリーブは皮膚の表面で止められ、注射矢針はさらに進入し、吐出口が開放され注射矢筒内の陽圧によって液室弁が筒先へ圧され、薬液が動物の体内へ注入されます。 (2)発射された注射矢の飛行距離は、息の吹き方によって差が生じます。練習用注射矢針を装着した注射矢筒を使って練習を反復し、要領を会得することが必要です。命中率を考慮すると、目標までの距離は10mを超えないことが必要です。 5 練習方法 実際の使用に先立って、安全な場所を選び野外のさまざまな条件のもとで、ブローパイプで練習用吹き矢(注射筒)と標的を使って、前記の要領に基づき、特に一定の方法で練習を反復し、吹き矢の飛距離、風の影響などについて正しい認識を得ることが必要です。 練習にあたっては、実際の場合と同様にブローパイプ内の手入れ方法による手入れを行うとともに、練習用吹き矢にはテイルピースを取付けることが必要です。 |
使用上の注意 | 薬事法第63条の2の規定により使用上の注意として添付文書などに以下の事項を定める。 (1)本器具は動物用のみに使用すること。 (2)本器具は使用説明書の指示事項及び本来の目的を無視した用い方をすると、本人又は第三者に危害を加えることがありますから、使用前に使用説明書を充分に熟読すること。 (3)本機器の使用に際しては、適切な指導者の管理のもとで充分な注意を払い、術者及び目標動物の近くに、他の人又は関係のない動物がいないことの確認を行うことが必要です。 |
貯蔵方法 | |
備考 |
反芻動物由来物質有無 | 由来物質無し |
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反芻動物由来物質原産国名 |
副作用情報 | |||||
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No. | 報告年月日 | 動物種 | 品種 | 性 | 転帰 |