動物用デジタル診断装置 AS-A130D

2025/03/18

品名 動物用デジタル診断装置 AS-A130D
一般的名称 中・小動物用エックス線診断装置
承認年月日 1:2006/07/25
承認区分 医療機器
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 株式会社オートシステム
選任製造販売業者
製剤区分
規制区分 管理医療機器
有効期間 備考欄に記載
添付文書
主成分
No. 主成分 分量
包装単位
使用禁止期間
休薬期間
効能効果 性能
1.X線平面検出部
・上面パネル:X線グリッド、蛍光板内臓
・レンズ、CCDカメラ内臓
・防護:内側に2.0mmPb当量
・冷却ファン:DC12V、0.26A
①X線グリッド
5:1、34本/cm、1m、375mm×375mm
5:1、40本/cm、1m、375mm×375mm
5:1、60本/cm、1m、375mm×375mm
その他、要望に応じたグリッドを使用する場合がある
②蛍光板
希土類、365mm×365mm
③レンズ
最大口径比:1.4以上
解像度:100本/mm以上
Cマウント、ビスロック付
④CCDカメラ
モノクロ素子、140万画素(1024×1360)以上
ペルチェ素子ファン付、Cマウント

2.支持柱部
・モノタンク部(X線管装置、可動絞り)保持
・操作及び画像表示部(タッチパネル)保持
・モニター部保持
・電装ユニットA,B,C,D内臓

3.架台部
・木製天板
・天板一方向移動±200mm(左右動)
・天板固定電磁オフロック方式(AC100V、100VA)

4.モノタンク部(X線高電圧発生器、X線管装置、可動絞り)
①X線高電圧発生器
電源:単相 AC100V±10V 50/60Hz
インピーダンス:0.5Ω以下
電源入力:2.0kVA
最大定格:18kW
最高管電圧:130kV(40V~130kV)1kVステップ
最大管電流:300A(管電圧に応動して自動設定)
mAs値:0.5~40mAs
②X線管装置
X線管:回転陽極二極線管
焦点寸法:0.6mm×0.6mm
陽極最大許容熱容量:100kJ{140kHU}
陽極起動時間:約1.6秒
固有ろ過:1.0mmAl当量
③可動絞り
照度:160lx以上(SID100cm)
ランプ定格:24V 150W(ハロゲンランプ)
ランプ用タイマー:30秒±10%
照射野:0~30×30cmの間、調整可能(SID65cm)
距離計:最大200cm
固有ろ過:1.5mmAl当量
・利用X線の総ろ過:2.5mmAl当量

5.画像処理部(PC本体)
DOS/V AT互換機
CPU:インテルCeleron 2.0GHz以上
メモリ:512MB以上
HDD:120GB以上
CDD:8倍速以上
LAN:10/100BASE-T以上
インターフェイス:PCI
入力デバイス:キーボード(日本語109)、マウス
被写体データ読込方式:CSV形式取込DICOM画像貼付
撮影画像方式:DICOM3.0

6.操作及び画像表示部(タッチパネル)
モニターサイズ:12.1型以上 TFT-LCD
液晶表示:TFTアクティブマトリックス方式
最大解像度:800×600以上
カラーモニター

7.モニター
モニターサイズ:17型以上 TFT-LCD
液晶表示:TFTアクティブマトリックス方式
最大解像度:1600×1200(2M)以上
グレースケールまたはカラーモニター

効能又は効果
・X線をX線管装置より照射し、被写体を透過した後のX線パターンをX線平面検出部で撮像する。
必要な画像処理を施した画像を表示部に表示し、画像データを記録装置に記録する。
取得した画像情報は診療のために提供する。

対象となる動物
・本製品の対象動物は、犬、猫の小動物とする。
用法用量 使用方法
1.使用前の作業
①装置の電源を投入する。
②日常の始業点検(装置の周辺、各ユニットの動作等)を実施する。
2.撮影の準備
①患畜情報を確認し、検索の上IDを特定する。
  無ければ患畜情報を入力、取込む。
②患畜を架台部の天板に乗せる。
③天板を移動させて撮影の位置合わせを行う。
3.撮影
①撮影条件、撮影範囲を設定する。
②X線の曝射を行う。
③外部信号(外部トリガーなど)に連動して画像が取込まれる。
4.画像表示
①撮影後、結果が画像表示エリアに表示されるので確認する。
②画像処理し、画像表示エリアに再表示されるので確認する。
③完了ボタンで記録装置へ記録される。
5.画像の出力
①必要に応じ、外部機器への出力処理を行う。
6.使用後の作業
①終業点検(外観、各ユニットの動作等)を実施する。
②装置の電源を切断する。

使用環境条件
1.周囲温度:10~35℃
2.相対湿度:30~85%RH(結露なきこと)
使用上の注意 <禁忌・禁止>
①本装置は防爆型ではないので、装置の近くで可燃性及び爆発性の気体を絶対に使用しないこと。
②患畜自身の状態によって、患畜自身を危険な状態にすると判断される場合は、検査を本装置で行わないこと。
<重要な基本的注意>
①患畜へのX線被ばくを低減すること。
(1)不要な部位へのX線被ばく量を減らすため、X線可動絞り装置で必要な部位だけにX線照射範囲を絞り込む。
②獣医師、獣医看護師など獣医療者へのX線被ばくの低減を図ること。
(1)適切なX線防護手段を講じること。
(2)患畜へのX線被ばくの低減は、獣医療者へのX線被ばくの低減にもつながる。
③X線の被ばくを低減するために、不用意なX線照射をしないこと。
④検査を開始する前に装置に異常がないことを確認すること。
⑤装置のカバーを外した状態で使用しないこと。
  電源のON/OFFにかかわらず内部の部品に触ると感電の恐れがあります。
⑥天板から患畜が落ちないように注意すること。
⑦操作中は患畜が装置に挟まれないように注意すること。
⑧装置にトラブルが発生した場合は、点検を行い安全であるか確認し正常に戻らない場合は、使用を中止して「使用禁止」などの表示を行い弊社指定のサービスへ連絡し点検を受けること。
⑨感染を防ぐ為に血液が付着した場合は、適切な消毒作業を行うこと。

撮影は、撮影条件(撮影管電圧、撮影管電流、撮影時間)を確認してから行なってください。
⑪点検項目にあるシリカゲルの交換は、必ず行ってください。
  湿気により蛍光紙が劣化し正常な画像が得られなくなります。
⑫掃除・点検の際は、必ず電源を切ること。
⑬妊娠の疑いのある患畜及び授乳中の患畜に使用する場合は、患畜の放射線防護を行い、獣医師の指示に従うこと。
<相互作用>
①本装置の傍で携帯電話などの電磁波を発生する機器は、装置に障害を及ぼす恐れがあるので使用しないこと。
②指定された付属品、オプション品以外は装置に組合わせて使用しないこと。
<不具合>
①天板の一点に患畜の体重をかけた場合に、天板とX線平面検出部が干渉して装置が正常に動かなくなる恐れがある。
<その他の注意>
①発熱、発煙、異臭などの異常が生じた場合は、直ちに装置の使用を中止して弊社に連絡すること。
②撮影した画像が異常な場合は、直ちに検査を中止して、弊社に連絡すること。
③本装置を廃棄する場合は産業廃棄物となり、必ず地方自治体の条例・規則に従い、許可を得た産業廃棄物処理業者に廃棄を依頼すること。
貯蔵方法 特になし
備考 有効期間:耐用年数6年
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰