イベルメック注2%

2025/03/18

品名 イベルメック注2%
一般的名称
承認年月日 1:2006/12/15 2:2021/01/20
承認区分 医薬品
承継年月日
届出年月日
再審査結果通知日
製造販売業者 フジタ製薬株式会社
選任製造販売業者
製剤区分 内寄生虫駆除剤
規制区分 劇薬, 指定医薬品, 使用基準が定められた医薬品
有効期間 36カ月間
添付文書 ダウンロード
主成分
No. 主成分 分量
1 イベルメクチン 2000.0mg/100mL
包装単位 ①バイアル(ガラス容器)
 10mL、20mL、50mL、100mL、200mL
 紙製箱 1本、2本、5本、10本入り
②プラスチックボトル(アルミキャップ対応型ポリプロピレン製水性注射剤容器)
 10mL、20mL、50mL、100mL、250mL、500mL
 紙製箱1本、2本、5本、10本入り
③プラスチックボトル(プラスチックキャップ対応型ポリプロピレン製水性注射剤容器)
 10mL、20mL、30mL、100mL
 紙製箱1本、2本、5本、10本入り
使用禁止期間 牛(搾乳牛を除く。):食用に供するためにと殺する前40日間
豚:食用に供するためにと殺する前35日間
休薬期間
効能効果  牛(搾乳牛及び分娩予定日前28日間の乳用牛を除く。)及び豚の下記の内部寄生虫及び外部寄生虫の駆除

 牛(搾乳牛及び分娩予定日前28日間の乳用牛を除く。):
   内部寄生虫-オステルターグ胃虫、牛捻転胃虫、牛腸結節虫、クーペリア、毛様線虫及び牛肺虫
   外部寄生虫-疥癬ダニ(食皮ヒゼンダニ)

 豚:内部寄生虫-豚回虫、豚腸結節虫、豚糞線虫、豚鞭虫及び豚肺虫
   外部寄生虫-疥癬ダニ(穿孔ヒゼンダニ)、豚ジラミ
用法用量 牛(搾乳牛及び分娩予定日前28日間の乳用牛を除く。):
1回体重1kg当たり本剤0.01mL(イベルメクチンとして200μg)を皮下注射する。
豚:1回体重1kg当たり本剤0.015mL(イベルメクチンとして300μg)を皮下注射する。
使用上の注意 【基本的事項】

1. 守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤は、牛及び豚用にのみ開発された製剤である。本剤は、犬において致死を含む重篤な副作用を引き起こすおそれがあるので、牛及び豚以外の動物には使用しないこと。

・本剤は、筋肉内、静脈内及び腹腔内注射ならびに経口投与には使用しないこと。

・本剤は、「使用基準」の定めるところにより使用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・本剤の外観又は内容物に異常が認められた場合は使用しないこと。

・本剤は他の薬剤と混合して使用しないこと。

・開封後は、遮光して保存し、速やかに使い切ること。

・本剤は有効期間を設定してある動物用医薬品なので使用期限を過ぎた製品は使用 しないこと。

・プラスチックボトルは、液漏れの原因になるので鋭利なもの等で傷つけないこと。

・プラスチックボトルに注射針を刺すときは、ゴム栓の刻印部にまっすぐに刺通すること。斜めに刺すと、側壁を刺通し液漏れの原因になることがあるので注意すること。

・注射器具は滅菌されたものを使用すること。

・注射針は必ず1頭ごとに取りかえること。

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は直射日光及び高温を避けること。

・火気厳禁 (第三石油類、危険等級Ⅲ、プロピレングリコール「水溶性」)

・本剤は魚及びある種の水棲生物に影響を与えることがあるので、容器及び残りの薬剤は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

・使用済みの注射針は、針回収用の専用容器に入れること。針回収用の容器の廃棄は、産業廃棄物収集運搬業及び産業廃棄物処分業の許可を有した業者に委託すること。

2. 使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・誤って注射された者は、直ちに医師の診察を受けること。

・本剤が誤って眼、鼻、口等に入ったときは、直ちに水で洗浄やうがい等を行い医師の診察を受けること。

(牛及び豚に関する注意)

・本剤は、牛では肩の前後の皮下に、また豚では頸部皮下に注射すること。

・皮下注射時は、針先が血管又は筋肉内に入っていないことを確認すること。

・他の注射剤と同時に投与する時は、注射部位を変えること。

・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

・本剤はシラミの卵を殺さない。シラミの卵の孵化には最大3週間を要するので、投与後に孵化した豚ジラミが認められる場合は本剤の再投与を行うこと。

・牛疥癬ダニの治療に本剤を用いる場合、痒み等の臨床症状は投与後 2~3週間以内に消失するが、ダニは検出されることがある。

【専門的事項】 

① 副作用

・本剤は、注射時に疼痛及び注射部位の腫脹がみられることがあるが、疼痛は一過性であり、腫脹は2週間前後で消失する。
貯蔵方法 気密容器
備考
反芻動物由来物質有無 由来物質無し
反芻動物由来物質原産国名
副作用情報
No. 報告年月日 動物種 品種 転帰