副作用情報(ライトクリーン)

2012/08/10

医薬品名 ライトクリーン
製造・輸入(販売)業者名 千寿製薬株式会社
医薬品区分 動物用医薬品(生物学的製剤以外)
主成分名 ピレノキシン
生物学的製剤名
報告年月日 2012/04/19

発現動物

発現頭羽数/投薬頭羽数 1/1
種類
品種 トイプードル
オス(去勢)
妊娠の有無 -
産歴
年齢 6歳
体重 4.10Kg
投与したときの健康状態 健康
既往歴
副作用歴
医薬品の投与歴 不明
投与する前の診断名又は投与目的 白内障(初発)

発現の概要及び転帰

都道府県名 大阪府
発生年月日 2012/03/28
投与年月日 2012/03/19 ~ 2012/03/28
投与から副作用・感染症発現までの時間 336 0
転帰 治療中
投与量 1回2~3滴、1日3~4回
投与形態
投与経路 その他点眼投与
効能・効果 効能・効果のとおり
併用薬 なし
用法・用量 用法・用量のとおり
投与前の保管状況 不明
副作用・感染症の概要(種類・経過) その他(感覚器系)
講じた処置 投与中止
同時に投与した他の動物の情報

意見・対応処置等

因果関係 因果関係がないとはいえない
獣医師の意見 初診時にはぶどう膜炎を発症する所見はなく、眼底は一部確認できている。本製品を点眼した右眼がぶどう膜炎発症し、眼圧上昇した。この様な状況から製品の薬理作用を除外すれば、関係ないとは言い切れない。 重篤度判定:重篤(永続的又は顕著な障害、機能不全に陥るもの) 因果関係:関係がないとは言えない
製造業者等の意見 有害事象名:ぶどう膜炎 重篤度:重篤 判断理由:報告獣医師と同様に判断した。 因果関係:「関連あるかもしれない」 判断理由:本剤投与後に発現しており、併用薬の報告はなく、獣医師からの報告と同様に関連性はあると考えた。
要因究明・対応措置の内容 【調査終了】 ぶどう膜炎の発生原因については、「水晶体変位」、「白内障由来」、「網膜剥離」等が知られており、本症例についても可能性はあるが、本剤投与後に発現していることから否定はできないと考える。ぶどう膜炎については販売開始以降初めての報告であり、現時点では「使用上の注意」の改訂は必要なく、今後も同様な事象については監視を継続することとする。なお、眼圧上昇についてはぶどう膜炎に伴う症状と考える。