2022/01/24
報告年月日 | 2021/12/28 |
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報告者区分 | 製造販売業者 |
発現の要因
1
医薬品名 | ドロンシット注射液 |
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製造販売業者名 |
エランコジャパン株式会社 |
医薬品区分 | 生物学的製剤以外 |
一般的名称又は主成分 |
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投与者 | 獣医師 |
投与年月日等
No. | 投与期間 | 投与経路 | 投与量 |
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1 | 2021/12/06 | 皮下注射 | 0.6ml/kg |
投与前の保管状況 | 良好 |
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発現動物
発現頭羽数/投薬頭羽数 | 1頭羽/1頭羽 |
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種類 | 猫 |
品種 | 雑種 |
性 | メス |
生殖状態 | 無処置 |
生理状態 | 妊娠中でも泌乳中でもない |
年齢 | 実測 5月 |
体重 | 実測 2.5kg |
投与する前の診断名又は投与目的 | マンソン裂頭条虫の駆除 |
投与したときの健康状態 | 良好 |
既往歴 | 無 |
副作用歴 | 不明 |
医薬品の投与歴 | 不明 |
発現の概要及び転帰
都道府県名・国名 | 国内:埼玉県 |
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発生年月日 | 2021/12/06 |
投与から副作用・感染症発現までの時間 | 3時間未満 |
効能・効果 | 適応どおり |
用法・用量 | 用法・用量のとおり |
併用薬 | なし |
副作用・感染症の種類(症状) | 後肢の脱力 |
講じた処置 | 無処置 |
転帰 | 不明 |
同時に投与した他の動物の情報 | 無 |
意見・対応処置等
因果関係 | 不明 |
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獣医師等の意見 | 症状の発現が投与部位及び投与時間と一致することから因果関係がないとは言い切れない。 |
製造業者等の意見 | 本剤投与から3時間以内に後肢に異常がみられ始めたことから本剤投与と症状発現のタイミングは一致している。有効成分のプラジクアンテルの薬理作用や毒性学的観点からは重篤な神経症状の知見はない。ただし、本剤の投与により注射痛を認めることはあり、仮に本製剤投与による投与部位の腫脹又は炎症性反応があった場合、二次的に神経に作用した可能性は考えられる。しかし、報告された症状に関して獣医師による診察が行われていないため詳細は不明である。以上を総合的に判断した結果、本剤との因果関係は不明であると結論した。 |
要因究明・対応措置の内容 | 今後も同様の症例を収集し、原因究明に努めることとする。 |