2022/05/26

報告年月日 2022/05/19
報告者区分 製造販売業者

発現の要因

1

医薬品名 オスルニア
製造販売業者名

物産アニマルヘルス株式会社

医薬品区分 生物学的製剤以外
一般的名称又は主成分
  • 01:フロルフェニコール
  • 02:テルビナフィン
  • 03:ベタメタゾン酢酸エステル
投与者 獣医師

投与年月日等

No. 投与期間 投与経路 投与量
1 2022/04/14 点耳 0.5本×両耳
投与前の保管状況 不明

発現動物

発現頭羽数/投薬頭羽数 1頭羽/1頭羽
種類
品種 ラグドール
オス
生殖状態 無処置
生理状態 該当なし
年齢 実測 78月
体重 実測 5kg
投与する前の診断名又は投与目的 外耳炎
投与したときの健康状態 良好
既往歴 頭部に皮膚腫瘤があり、2022年4月2日に切除。
副作用歴 不明
医薬品の投与歴 不明

発現の概要及び転帰

都道府県名・国名 国内:東京都
発生年月日 2022/04/15
投与から副作用・感染症発現までの時間 1日くらい
効能・効果 適応外使用
用法・用量 用法・用量外
併用薬 なし
副作用・感染症の種類(症状) 瞬膜突出、縮瞳、食欲不振
講じた処置 治療(補液、ステロイド、抗生剤を3日間投与。その後、補液、メチコバール、ノイロビタンを投与中。)
転帰 進行中
同時に投与した他の動物の情報

意見・対応処置等

因果関係 因果関係があると考えられる
獣医師等の意見 本剤投与が影響した可能性があるが、ホルネル症候群は中耳炎や外耳炎でも起こることがあるので、何とも言えない。
製造業者等の意見 投与後に発現し、併用薬がないこと、添付文書に記載された既知の副作用であることから、本剤投与が影響したものと考えられる。
要因究明・対応措置の内容 本剤の添付文書には、副作用として「猫では洗浄等の一般的な耳科処置の実施後に神経症状を呈することがあり、本剤の市販後に有害事象として神経症状(瞬膜の突出、縮瞳、瞳孔不同等を伴うホルネル様徴候および運動失調、斜頸等の内耳障害)、及び全身症状(食欲不振や元気消失)が報告されている。」と記載されている。
今後も安全性情報の収集に努める。