2022/06/24

報告年月日 2022/06/15
報告者区分 製造販売業者

発現の要因

1

医薬品名 ネクスガード 28.3
製造販売業者名

ベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパン株式会社

医薬品区分 生物学的製剤以外
一般的名称又は主成分
  • 01:アフォキソラネル
投与者 動物の所有者

投与年月日等

No. 投与期間 投与経路 投与量
1 2022/04/20 経口投与 1
投与前の保管状況 室温保存

発現動物

発現頭羽数/投薬頭羽数 1頭羽/1頭羽
種類
品種 ペキニーズ
オス
生殖状態 無処置
生理状態 該当なし
年齢 実測 8年
体重 不明
投与する前の診断名又は投与目的 寄生虫駆除
投与したときの健康状態 良好
既往歴 糖尿病、クッシング症候群の疑い
副作用歴 なし
医薬品の投与歴 2022年4月19日:狂犬病ワクチン

発現の概要及び転帰

都道府県名・国名 国内:神奈川県
発生年月日 2022/04/20
投与から副作用・感染症発現までの時間 12時間くらい
効能・効果 適応どおり
用法・用量 用法・用量のとおり
併用薬 あり:プロジンク、プレビコックス57、セファクリア
副作用・感染症の種類(症状) 食欲低下、ふらつき、元気消失、血液検査異常(Hct、白血球数及び血小板数の高値、肝臓及び腎臓の高値、高血糖、CRPの高値)、死亡
講じた処置 治療(点滴(フィジオ)、セレニア、ビクタス)
転帰 死亡
同時に投与した他の動物の情報

意見・対応処置等

因果関係 因果関係がないとはいえない
獣医師等の意見 状態の悪化が本剤投与日の夜だったため、本剤との因果関係がある可能性が高い。
製造業者等の意見 本症例は、本剤投与から半日後に食欲低下及びふらつきの症状が観察されており、本剤投与と症状発現の間に時間的な関連が認められる。一方、本症例は糖尿病に罹患しており、クッシング症候群も疑われていることから、血液検査の異常については病状の進行による可能性も否定できない。飼い主の希望により入院治療が行われなかったため、死亡時の経緯は不明であり死因の特定は困難であるが、本剤投与が既往症の悪化等に何らかの影響を与えた可能性も否定できないと考える。
要因究明・対応措置の内容 今後も情報収集に努める。